なぜ信長は桶狭間で勝てたのか?『信長公記』に「回り道」の記述はなかった【地図で解説】
なぜの地図帖
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なぜ信長は桶狭間で勝てたのか?『信長公記』に「回り道」の記述はなかった【地図で解説】
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回り道をして、嵐の中、谷底の敵を奇襲した。桶狭間の戦いは、そう語られてきました。
ところが、信長の家臣・太田牛一が書いた『信長公記』に、回り道の記述はありません。攻めたのは雨がやんだあと。義元が休んでいたのも、谷ではなく「おけはざま山」と書かれています。
では、なぜ信長は2000足らずの兵で勝てたのか。回り道の話はどこから来たのか。地形の地図で読み解きます。
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▼この動画でわかること
・鳴海城・大高城と、信長の五つの砦
・「回り道の奇襲」は、いつ、どの本から広まったのか
・5月19日の朝、信長はどの道を進んだか
・義元の本陣は「谷」か「山」か ― 二つある古戦場
・雨の中の突撃ではなかった?『信長公記』の書き方
・なぜ2000足らずで勝てたのか(分かっていること、分かっていないこと)
・その後:松平元康の独立、今川氏の衰退
■ チャプター
0:00 オープニング:本当に「奇襲」だったのか
0:27 なぜ、ここで戦いになったのか
1:35 回り道の話は、どこから来たのか
2:34 5月19日の朝
3:55 敵から見える道
5:10 谷ではなく、山
6:09 雨がやんで
7:45 答え
8:30 その後:三つの家の行く先
9:43 エンディング
#桶狭間の戦い #織田信長 #今川義元 #信長公記 #戦国時代 #日本史 #地図で解説 #なぜの地図帖
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■ 主な参考資料
・太田牛一『信長公記』首巻「今川義元討死の事」(明治14年〔1881年〕刊本、我自刊我書。本文はウィキソース日本語版の翻刻、画面の紙面は国立国会図書館デジタルコレクション『信長公記 巻之上』 https://dl.ndl.go.jp/pid/781192 による)
・コトバンク(山川 日本史小辞典、世界大百科事典、日本大百科全書、マイペディア、国史大辞典)「桶狭間の戦」ほか
・名古屋市緑区、豊明市、桶狭間古戦場保存会の公開情報(史跡「桶狭間古戦場伝説地」、大高城跡・丸根砦跡・鷲津砦跡ほか)
・国立国会図書館サーチ(参謀本部編『日本戦史 桶狭間役』明治32年〔1899年〕の書誌)
・小和田泰経氏、小林明氏らの一般向け解説記事、Wikipedia日本語版「桶狭間の戦い」「桶狭間の戦いの戦場に関する議論」ほか(文献の手がかりとして)
・研究書(書名のみ。今回は直接確認できていません):藤本正行『信長の戦争』『桶狭間の戦い』、小和田哲男『今川義元』、黒田日出男氏の論文
※『信長公記』の引用は上記の刊本にもとづき、読みやすい形に改めています。「石か氷を投げつけるような雨」などは現代語の要約です。
※今川軍の数(『信長公記』は4万5千、現在の推定はおよそ2万5千、2万前後とする説も)、義元の出陣の目的、本陣「おけはざま山」の位置、
「正面から攻めた」ことの意味などは、研究者の間で見方が分かれています。動画では通説・『信長公記』の記述・有力な説を分けて示しました。
※回り道の話が小瀬甫庵『信長記』に始まり、『日本戦史 桶狭間役』を通じて広まったという点は、上記の解説・事典類によるもので、両書の本文は確認していません。
※地図の地形は現在のものです(出典:国土地理院 標高タイル)。高さは強調しています。当時の海岸線、道筋、進路は推定で、位置はおおよそです。
※城・砦・古戦場の位置は、現在の史跡・石碑の位置です。「人間五十年」の「人間」は「じんかん」とも読みます。
※この動画は歴史の解説を目的としており、特定の人物や地域を賛美・非難するものではありません。
■ 画像(パブリックドメイン、Wikimedia Commons)
歌川豊宣「尾州桶狭間合戦」(明治15年・1882年)/織田信長像(狩野宗秀筆、長興寺蔵、1583年)/今川義元(落合芳幾『太平記英勇伝』1867年)
『尾張名所図会』より「桶狭間古戦場」「七里渡船着」(1844年。一部は明治13年刷)
(詳細は各画像の出典ページ)
■ クレジット
音声:VOICEVOX:No.7
BGM:Kevin MacLeod (incompetech.com)
"Hiding Your Reality" "Thinking Music" "Drums of the Deep" "Crossing the Chasm" "Rising Tide"
Licensed under Creative Commons: By Attribution 4.0 License
http://creativecommons.org/licenses/b...
地形データ:国土地理院 標高タイル(基盤地図情報数値標高モデル)を加工して作成
書体:Shippori Mincho(SIL Open Font License)ほか
イラスト・図解・地図:当チャンネル制作
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