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【ブリヂストン】アメリカで安いタイヤより選ばれる「3回走るタイヤ」…溝が消えたら表面だけ貼り替えます

ニッポン逆転社史

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【ブリヂストン】アメリカで安いタイヤより選ばれる「3回走るタイヤ」…溝が消えたら表面だけ貼り替えます

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ブリヂストンのトラック・バス用タイヤは、溝が消えても捨てません。すり減った表面だけを削って貼り替えるリトレッド(更生タイヤ)で、同じ骨組みを3回走らせます。2025年、ブリヂストンが売ったトラック用タイヤの本数は前の年の96%に減ったのに、利益は579億円から884億円へ、1年で1.5倍になりました。アメリカでは市販のトラック用タイヤの市場が縮む中、ブリヂストンの販売は99%を保ち、安いタイヤより選ばれています。1988年のファイアストン買収から、2007年のリトレッド会社バンダグの買収までのブリヂストンの歴史、中国のトラック・バス用からの撤退、EUが中国製のトラック用タイヤにかけた関税をたどり、リトレッドタイヤの製造工程を断面図で開きます。タイヤ寿命を走った距離で考えるタイヤ再生の仕組み、トラックのタイヤ交換やタイヤ点検、乗用車のタイヤは貼り替えない理由、貼り替えのタイヤ工場、ブリヂストンの決算の数字と、欧州で貼り替え工場を閉じた話まで、会社のIR資料で確かめます。 ■ 目次 0:00 はじめに 1:39 ブリヂストンのいちばん弱い柱 4:36 ブリヂストンが買った貼り替えの会社 7:48 トラックのタイヤの中身 10:52 本数は減り、ブリヂストンの利益は増えた 14:14 まとめ ■ 出典(一次資料) ・ブリヂストン 2025年通期 決算説明会資料(2026-02) https://www.bridgestone.co.jp/ir/libr... ・ブリヂストン 2026年第2四半期 決算説明会資料(2026-08-07) https://www.bridgestone.co.jp/ir/libr... ・ログミーファイナンス(2026年第1四半期 決算説明会の書き起こし) https://finance.logmi.jp/articles/384905 ・ログミーファイナンス(2026年第2四半期 決算説明会の書き起こし) https://finance.logmi.jp/articles/385584 ・ブリヂストン 統合報告書2026 https://www.bridgestone.co.jp/ir/libr... ・ブリヂストン「リトレッドを中核としたサステナビリティビジネスの推進」(産総研ゼロエミッション国際共同研究センターのサイト掲載の会社資料) https://unit.aist.go.jp/gzr/zero_emis... ・ブリヂストン ニュースリリース「中国におけるトラック・バス用タイヤビジネスから撤退」(2024-02-27) https://www.bridgestone.co.jp/corpora... ・Commission Implementing Regulation (EU) 2018/1579(legislation.gov.uk の採択時の版) https://www.legislation.gov.uk/eur/20... ・Regulation (EU) 2018/1579 前文(59) https://www.legislation.gov.uk/eur/20... ・環境省 中央環境審議会 専門委員会 資料21-5(関係団体へのヒアリング) https://www.env.go.jp/council/07air-n... ■ 動画の中の言い切りについて(厳密には) ・トラック・バス用の利益は、ブリヂストンの決算説明会資料の「調整後営業利益」(リトレッド事業を含む)です。2024年579億円・2025年884億円(約1.53倍)。売上はほぼ横ばい(1兆228億円→1兆184億円)でした ・2025年のトラック・バス用の増益について、会社は北米の市販用タイヤの販売が堅調だったこと、再編・再構築の効果、リトレッドなどのソリューションの拡充を挙げています。貼り替えだけの効果の大きさは公表されていません ・販売本数の96%(2025年)・98%(2026年1〜6月)は、トラック・バス用タイヤの前の年との比べで、中国を除いた数字です(会社の注記) ・北米の市販用トラック・バス用タイヤの需要88%は業界団体の会員の数字、87%は会員以外を含む全体の数字です(2026年1〜6月・会社資料) ・「3回走る」は、会社が「お客様に当社のタイヤを3回使用いただく前提」で比べた数え方(新品1回+貼り替え2回)です。すべてのタイヤが3回使えるわけではありません。材料とCO2の半減は、その前提での製造段階の比べ(会社資料)です ・47%は、ブリヂストンの市販用トラック・バス用タイヤのリトレッド率です(統合報告書2026)。日本の市販の中・大型商用車用タイヤ全体では、更生タイヤは約20%弱です(環境省の資料) ・上期の会社全体の「過去最高」は、会社が売上収益と調整後営業利益について示した表示です。増益463億円のうち原材料が230億円、為替が200億円で、貼り替えだけで最高になったのではありません。トラック・バス用は上期の調整後営業利益の約18%です ・EU の関税(1本42.73〜61.76ユーロ)は、規則2018/1579の採択時の反ダンピング関税で、同じ年の相殺関税の規則で内訳が組み替えられています。規則の前文の言葉は日本語に訳して紹介しました。特定の会社を指していません ・貼り替えの方式は、2007年に買収した米国のバンダグなどから育ててきたものです。貼り替えの手順(削る・巻く・熱と圧力でくっつける)は、環境省の資料にある方式をもとにした一般の説明です ・ベルギーの貼り替え工場の閉鎖(2024年11月発表)と米国のトラック・バス用工場の閉鎖は、2025年通期決算説明会資料の「再編・再構築」によります ・貼り替えでいくら安くなるか、貼り替え単独の売上と利益は、会社が公表していないため言っていません ・登場する整備の責任者と整備場は架空の人物・場所(再現イメージ)です ※ トラック用タイヤの輪切りの断面図・貼り替えの手順・積み木の図は、ブリヂストン・環境省の資料をもとにした模式です。層の数・厚さ・工場の設備は実際とは異なります。登場する整備の責任者・整備場は架空の形で描いています。 ※ 人物の絵は、実在の人物に似せていないイメージです。会見や会議などの場面は再現イメージです。 #ニッポン逆転社史 #企業解説 #逆転 #ブリヂストン #リトレッド #更生タイヤ