本当にやりたいことは別にある気がする夜に。昼は保険局で働き、夜に『変身』を書いたカフカと、燃やされなかった原稿|眠る前に聴く偉人の物語
夜の偉人ものがたり
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本当にやりたいことは別にある気がする夜に。昼は保険局で働き、夜に『変身』を書いたカフカと、燃やされなかった原稿|眠る前に聴く偉人の物語
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夜の偉人ものがたり
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仕事はつらくない。でも、本当にやりたいことは別にある気がする。かといって、今の安定も手放せない。
そんな夜に、昼は労働者災害保険局で働き、夜の机で小説を書き続けたフランツ・カフカの生涯を、ゆっくりお話しします。
プラハの小間物屋の長男として生まれ、大きな父の影の下で育った少年。生涯の友マックス・ブロートとの出会い。朝八時から午後二時までの勤めと、夜十時半から始まる執筆の日々。ひと晩で書き上げた『判決』。外回りの仕事に縛られた男が虫になる『変身』。渡されることのなかった『父への手紙』。そして、「すべて燃やしてほしい」という願いと、それを聞き入れなかった友人。
生きているあいだ、広く知られることのなかった言葉が、なぜ百年たった今も読まれているのか。仕事だけの毎日を生きる私たちと一緒に考えます。
夜、灯りを落として、作業のおともや眠る前にお聴きください。
00:00 はじまり
01:07 一 小間物屋の息子
02:03 二 一冊の本は、斧のように
03:37 三 昼の仕事
05:19 四 夜の机
07:18 五 ある朝、虫になった男
09:01 六 父への手紙
10:46 七 ベルリンの冬
12:35 八 燃やされなかった原稿
13:46 九 昼と夜のあいだで
14:59 十 今を生きる私たちへ
16:33 おわりに
16:56 運営者より
※作中のカフカの作品・日記・手紙の言葉は、ドイツ語の原文(パブリックドメイン)をもとに、チャンネルで独自に日本語に訳したものです(市販の日本語訳・英訳からの引用ではありません)。
オスカー・ポラック宛ての手紙(1904年1月27日)/フェリーツェ・バウアー宛ての手紙(1912年11月1日、一日の過ごし方)/日記(1912年9月23日『判決』を書いた夜、1913年8月21日 日記に書かれた手紙の下書き・勤めについて、1921年10月18日 人生のすばらしさ)/『変身』(1915年)冒頭/『父への手紙』(1919年11月)/遺稿のノートの断章(バルザックのステッキ)
※ブロートとの出会いの様子、勤め先を選んだ理由、父が勤めを「パンのための仕事」と呼んでいた話、最期まで校正刷りに手を入れていた話などは、伝えられている話です。
※年齢は満年齢で表しています。史実には諸説あるものがあります。
音声:AivisSpeech(阿井田 茂)
音楽:オリジナル制作
映像:パブリックドメインの絵画・版画・古写真(Wikimedia Commons ほか)
フランツ・カフカの肖像写真(1906年ごろ・1923年ごろ ほか)/二十世紀はじめのプラハの古写真/ほか
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