市原悦子のむかし語りVol 9 海松と貝によって縁を戻す話
tetsu
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市原悦子のむかし語りVol 9 海松と貝によって縁を戻す話
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平安時代後期に成立した「今昔物語(こんじゃくものがたり)」は、民話の原点であり、日本の宝物です。
今は昔のこと。
ある若者があった。若者は、長年親しく住んだ妻を疎んじて、当世風の女と懇ろになっていた。
ある日、男が浜辺を歩いているうちに、小さな蛤とふさふさと生い茂った海松とに目をとめた。
これはおもしろい物を見つけたと思い、当世風の女に送ることにした。早速、使いの童を呼び、“妻”に送るよう命じたが、童は“本妻”に届けてしまう。