【2026年最新】目標2.4万人で入国わずか151人……国交省の設計ミス?特定技能ドライバーが全く入国しない「都道府県ガチャ」と厳しい現実|鎌田章寛(ニホント)と澤田晃宏(阪神総研)
人手不足ジャーナル【阪神総研】
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【2026年最新】目標2.4万人で入国わずか151人……国交省の設計ミス?特定技能ドライバーが全く入国しない「都道府県ガチャ」と厳しい現実|鎌田章寛(ニホント)と澤田晃宏(阪神総研)
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【動画概要】
2024年に解禁された「特定技能ドライバー(自動車運送業)」。政府は2万4500人の受け入れを目標に掲げたが、データが示す実際の入国数はわずか151人にとどまっている。なぜこの制度は事実上の破綻を来しているのか。国交省の制度設計の欠陥、6ヶ月間に及ぶ「特定活動」での外免切替の高い壁、そして地域で異なる手続きの不透明さなど、独自取材から見えた外国人ドライバー採用の深層と現場のリアルを突きつける。
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/ @hanshin0798
■チャプター(タイムスタンプ)
00:00 衝撃の事実:特定技能ドライバー入国わずか151人の実態
01:52 制度設計の欠陥:6ヶ月の「特定活動」と外免切替の壁
03:34 都道府県ガチャのリアル:地域で異なる審査期間と不透明な運用
06:17 技能確認の厳格化:合格率6%への急落と物流企業が抱えるコストリスク
09:47 外免切替の突破口:教習所ルートの実態と自社完結の是非
12:20 外国人材のホンネ:給与水準(25〜35万円)と他職種との比較
14:52 今後の見通しと業界動向:国内人材の移行と2026年後半の予測
■ゲストプロフィール
株式会社ニホント
代表取締役
鎌田章寛(かまた・あきひろ)
https://www.nihonto.co.jp/
■聞き手プロフィール
澤田晃宏(さわだ・あきひろ)
1981年、兵庫県神戸市生まれ。朝日新聞出版「AERA」記者などを経てフリー。2024年に外国人採用支援・調査会社「阪神総研株式会社」(兵庫県西宮市甲子園)を設立。外国人採用の実務に関わりながら、日本を含むアジアの非大卒者のキャリアを取材する。
X:@sawadaa078
著書:『ルポ技能実習生』(ちくま新書)、『東京を捨てる』(中公新書ラクレ)、『外国人まかせ』(saizo)。新刊『ルポ高卒就職者』(仮題)を執筆中。
■取材カンパのお願い
現場のリアルな声を届けるための海外取材活動をご支援いただける方を募集しております。
三井住友銀行 甲子園支店 普通 4595601 サワダアキヒロ
■ハッシュタグ
#特定技能ドライバー #物流2024年問題 #外免切替 #外国人採用 #自動車運送業 #ルポルタージュ
■本動画の要約
本動画では、物流2024年問題の解決策として大きな期待を集めてスタートした特定技能ドライバー(自動車運送業)の受け入れが、実質的に機能不全に陥っている実態について独自取材に基づき深掘りする。
2024年に開始された同制度は、当初2万4500人の受け入れ目標が設定されていた。しかし、2025年末時点の統計データによれば、実際に入国を果たしたのはわずか151人(うちトラックドライバー123人)という絶望的な数字となっている。この圧倒的な乖離の背景には、国土交通省が設計した受け入れプロセス自体の構造的な欠陥が存在する。
最大の障壁となっているのが「外免切替(外国免許からの切り替え)」を前提とした在留資格の移行プロセスである。制度上、外国人材はまず延長不可能な6ヶ月間の「特定活動」という在留資格で入国する。この半年間のうちに「書類審査」「知識確認」「技能確認」というステップをクリアし、日本の運転免許を取得した上で「特定技能」への在留資格変更を行わなければならない。
しかし、現場の実態は極めて過酷である。「都道府県ガチャ」と揶揄されるほど、各都道府県の運転免許センターでの運用や待ち時間に著しい格差が存在し、書類審査や試験の予約だけで1ヶ月〜3ヶ月を浪費するケースが頻発している。さらに、昨今の審査基準の厳格化により、知識確認の合格率は93%から36%へ、実技を伴う技能確認の合格率に至っては17%からわずか6%にまで急落している。
この制度設計は、受け入れる物流企業に対し甚大な財務リスクと運用負担を強いる結果となっている。外免切替が完了するまでの数ヶ月間、外国人材は単独でのドライバー業務に就くことができず、洗車や倉庫内作業などの周辺業務に従事せざるを得ない。その間も企業は最低賃金以上の給与(目安として月給20万円前後)を支払い続け、さらに渡航費や住環境の整備費、教育費を加味すると、総額で200万円近い初期投資が必要となる。万が一、6ヶ月以内に外免切替に失敗すれば帰国させざるを得ないという理不尽な構造に対し、多くの企業が採用を足踏みしているのが現実である。
また、外国人労働者側の視点からも課題が浮上している。ネパールやベトナムなどの送出し国では、「日本のドライバーは高給である」という過度な期待が先行していたが、実際には中型・準中型トラックのルート配送における給与水準は25万円〜35万円程度にとどまることが多い。外食業や他職種における特定技能の給与(全国平均で約23万円強)と比較しても、言語の壁や外免切替の難易度に見合うほどの圧倒的なインセンティブとはなり得ていないのが実情である。
動画内では、一部の大手企業や、現地で日本の教習システムを導入し徹底した対策を行う専門業者が辛うじて入国と外免切替を成功させている現状も紹介されている。しかし、資金力に乏しい30台以下の地方の中小運送会社にとって、現在の制度に則った外国人ドライバーの採用は極めてハードルが高い。ジャーナリスト独自の視点から、国交省と警察庁の連携不足に起因する制度設計の矛盾を鋭く指摘し、物流業界が直面する外国人採用の「最前線」と「深層」を余すところなく伝える内容となっている。