【感動する話】「昔の自慢で孫を惑わせるな!」私の通訳ノートを突き返した娘婿→大学の公開講座で教授が「私を育ててくれた先生です」私を壇上へ迎え、娘婿が凍りつく【朗読】
感動物語文庫
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【感動する話】「昔の自慢で孫を惑わせるな!」私の通訳ノートを突き返した娘婿→大学の公開講座で教授が「私を育ててくれた先生です」私を壇上へ迎え、娘婿が凍りつく【朗読】
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【今回のお話】
「昔の自慢で孫を惑わせるな!」
七十二歳の多恵子が大切にしてきた通訳ノートを、娘婿の修一は突き返しました。
三十年、仕事の現場へ持ち歩いた一冊。擦り切れた表紙の内側には、失敗も、迷いも、相手の言葉を何とか正しく受け取ろうとした日々も、残されていました。
そのノートを見たいと言ったのは、孫の美咲でした。
外国語を学び、言葉に関わる仕事がしたい。けれど、就職や学費を心配する父には、自分の希望を最後まで話せずにいたのです。
祖母なら、本当の仕事の話を聞かせてくれる。そう思って伸ばした手を、美咲は父の一言で引っ込めてしまいます。
娘の恵子にも「ここは、お母さんが引いてくれると助かる」と言われ、多恵子はノートを鞄にしまいました。
自分の歩んだ道は、もう誰かに話してはいけないものなのだろうか――。
そんな折、家族で大学の公開講座へ出かけることになります。講師は、修一が著書を愛読し、尊敬している宮本教授。
現実の社会の話を聞けば、娘も考え直すはず。そう期待していた修一の前で、教授は思いがけない言葉を口にします。
「今日は、私を育ててくれた先生がいらしています」
教授が歩み寄ったのは、多恵子の席でした。
孫を惑わせる昔話だと退けられた仕事に、この人は何を見ていたのでしょうか。
古いノートが開かれたとき、家族が聞こうとしなかった言葉が、静かに届き始めます。
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家族への想い、人との出会い、理不尽を乗り越える勇気。
心を動かすさまざまな物語を、一話完結の朗読でお届けしています。
家事の合間や、ひと息つきたい時間に。
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