【火の座敷牢】三姉妹を狙う影【朗読】銭形平次「青葉の寮」野村胡堂|睡眠・作業用 ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房 @shichimi-otobon
七味春五郎の銭形平次【江戸捕物帳】時代ミステリ朗読
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【火の座敷牢】三姉妹を狙う影【朗読】銭形平次「青葉の寮」野村胡堂|睡眠・作業用 ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房 @shichimi-otobon
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七味春五郎の銭形平次【江戸捕物帳】時代ミステリ朗読
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📚物語キャッチ
・水門だけが知る密室の謎。美しき三姉妹に迫る、十年来の狂気とは!?
・炎に包まれた座敷牢!銭形平次が暴く、青葉の寮に潜む「愛憎の密室」。
・残された鼈甲の櫛、消えた鍵。平次と八五郎が挑む、江戸の本格密室ミステリー!
・愛か、執念か。鮮やかな青葉の陰で渦巻く、ドロドロとした江戸の人間模様。
・親の因果が子に報う——。三姉妹を狙う復讐鬼と、母の愛が交錯する涙の捕物帳。
・小判よりも重い十年の恨み。銭形平次が解き明かす、切なくも恐ろしい人間の「業」。
・平次の名推理とガラッ八の奮闘が目の前に!「演読」で楽しむ銭形平次。
💡 動画(作品)の解説・解析
1. 秀逸な「密室ミステリー」
本作は、時代小説でありながら「どうやって施錠された座敷牢に死体を運び込み、水門から逃げたのか」という、本格ミステリー顔負けの密室トリックが物語の核となっています。平次が現場の状況(水門の仕組み、落ちていた櫛、船の動線など)を一つずつ整理し、論理的に犯人を絞り込んでいく過程は非常にスリリングです。
2. 複雑に絡み合う愛憎劇
単なるトリック解明だけでなく、越後屋という大店を舞台にした「先妻と後妻」「許婚と手代」「過去の不義の噂」など、人間のドロドロとした情念が事件の動機に深く関わっています。犯人である久六の異常な執念と、実母・お艶の娘たちを想う悲しい母の情が残酷に対比されています。
📚あらすじ
初夏の向島、水神近くにある越後屋の別邸――通称「青葉の寮」。
そこに暮らす三人の美しい娘たちが、何者かに命を狙われているという知らせが、銭形平次と八五郎のもとへ届く。二人が寮を訪ねると、すでに姉娘お里の許婚・伊三郎が、かつて座敷牢として使われた部屋で無惨な死を遂げていた。
閉ざされたはずの座敷牢、失われた鍵、船の中に落ちていた鼈甲の櫛、そして水門から忍び込む謎の通い路。
疑いは継母のお酉、お里、手代の文治へと移っていくが、平次は事件の奥に、十年前の因縁と、ひとりの男の歪んだ執念を見抜いていく。
青葉に包まれた美しい寮を舞台に、恋、嫉妬、母の情、そして狂気が交錯する、銭形平次屈指の密室捕物です。
②登場人物一覧
銭形平次
神田明神下に住む名御用聞。無精で貧乏ながら、人情と推理に優れた捕物の名人。今回も不可解な密室殺人と連続事件の真相に迫る。
八五郎
通称ガラッ八。平次の子分格。若い娘の危難と聞いて黙っていられない、情に厚く軽妙な男。終盤では火中の座敷牢で大活躍する。
お静
平次の女房。冒頭と中盤に登場し、平次の日常の穏やかさを感じさせる存在。
お里
越後屋の先妻お艶が産んだ長女。二十歳。美しく淋しげな娘。志賀屋の伊三郎と許婚で、事件の中心に立たされる。
お勢
越後屋の次女。十八歳。やや男勝りで気丈、鋭い観察力を持つ。潮入の池に突き落とされるが、機転で命を守る。
お露
越後屋の三女。十六歳。明るく可憐で、まだ幼さの残る娘。事件に怯える末娘。
伊三郎
今戸の志賀屋の次男。お里の許婚。船で寮へ通っていたと思われるが、座敷牢の中で死体となって発見される。
志賀屋伊左衛門
伊三郎の父。息子を失い、怒りと悲しみからお里を疑う。
お酉
越後屋金兵衛の後妻。讃州志度の海女出身。強く健康的で聡明な女性。櫛や簪の証拠から一時疑われる。
お艶
越後屋の先妻。三人娘の実母。かつて不義を疑われて家を追われた。変装して八五郎に三人娘の危険を知らせに来る。
金兵衛
越後屋の主人。大地主で大町人。中風で寝たきりとなり、家政は後妻のお酉が取り仕切っている。
久六
越後屋の庭男。表向きは愚直な奉公人だが、事件の奥に潜む重要人物。十年前の因縁を抱えている。
文治
越後屋の手代。三浦三崎出身。船や泳ぎに詳しいため一時疑われるが、実直な人物。
お今
青葉の寮の下女。伊三郎とお里の密かな逢引を知っていた。事件解明の重要な証言者。
三輪の万七
平次の競争相手である御用聞。強引な捜査で、お酉や文治を疑う。
お神楽の清吉
三輪の万七の子分。青葉の寮で見張りをしている。
権次
船頭権七の伜。伊三郎を船で送っていた疑いがかかるが、賭場にいたことが判明する。
③用語集
水神
隅田川沿い、向島方面の地名・信仰地。水神社周辺を指す。
青葉の寮
越後屋の向島の別邸。庭一面の青葉が印象的なため、土地の人々からそう呼ばれている。
座敷牢
家の中に作られた私的な閉じ込め部屋。作中では越後屋の総領・金之助がかつて押し込められていた部屋。
潮入の池
川の水を引き込んだ池や堀割。江戸の大名屋敷や豪商の別邸によく見られた趣向。
水門
潮入の池と川をつなぐ門。今回の事件では、外から船で侵入できる抜け道になる。
鼈甲の櫛
べっこうのくし。高価な女性用装身具。船の中に落ちていたことで、お酉に疑いが向けられる。
平打の銀簪
ひらうちのぎんかんざし。平たい飾り部分を持つ銀の簪。お勢襲撃現場に落ちており、これもお酉への疑いを誘導する証拠となる。
細引
細い縄。伊三郎を殺すために使われたと見られる。
腰紐
着物を着るときに腰に巻く紐。伊三郎の首にはお里の赤い腰紐が巻かれていたが、実際の凶器ではない。
追い込み
犯罪者を捕らえるため、道筋や橋などに網を張って見張ること。
土左衛門
水死体を指す江戸時代の俗語。
百本杭
隅田川沿いの名所・地名。作中ではお艶の遺体が引き上げられる場所。
子刻
現在の深夜十二時ごろ。
酉刻半
現在の午後七時ごろ。
戌刻半
現在の午後九時ごろ。
亥刻
現在の午後十時ごろ。
辰刻
現在の午前八時ごろ。
三里に灸
足の疲れを取るため、膝下の「足三里」にお灸を据えること。
欄間
部屋と部屋の境、鴨居の上にある透かし彫りなどの装飾部分。今回は座敷牢を覗くための穴があり、終盤では救出路になる。
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