何者かにならなければと焦る夜に。山の庵で子どもと手まりをついた良寛の「足りている」暮らし|眠る前に聴く偉人の物語
夜の偉人ものがたり
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何者かにならなければと焦る夜に。山の庵で子どもと手まりをついた良寛の「足りている」暮らし|眠る前に聴く偉人の物語
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夜の偉人ものがたり
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同じ年の人は、もうあんなに先にいる。自分は、まだ何者にもなれていない。人と比べて、焦って、疲れてしまう。
そんな夜に、名主の家の跡継ぎという道を離れ、大きなお寺も肩書きも持たず、山の小さな庵で暮らした江戸時代のお坊さん、良寛の七十四年を、ゆっくりお話しします。
越後・出雲崎の名主の家に生まれた、口数の少ない少年。十八歳の出家と、遠い玉島・円通寺での十二年ほどの修行。師匠の国仙和尚から授かった「愚かに見えて、その道は広い」という言葉。国上山の五合庵での托鉢の暮らしと、漢詩に書いた「夜の雨の草庵で、足をのんびりと伸ばす」夜。子どもたちとの手まりとかくれんぼ。「焚くほどは風がもてくる落ち葉かな」と伝えられる話。晩年に出会った貞心尼との歌のやりとり。そして、形見に残した季節の歌。
何者かになれなくても、一日は、ちゃんと一日なのか。人と比べてしまう毎日を送る私たちと一緒に考えます。
夜、灯りを落として、作業のおともや眠る前にお聴きください。
00:00 はじまり
01:43 一 出雲崎の名主の家
02:38 二 十八歳の出家
03:35 三 玉島の円通寺で
05:01 四 さすらいの年月
05:54 五 五合庵
07:17 六 手まりと、子どもたち
08:41 七 焚くほどは
09:54 八 貞心尼との出会い
11:09 九 散るもみじ
12:24 十 今を生きる私たちへ
13:48 おわりに
14:23 運営者より
※年齢は数え年です。出家の年、越後に帰った年、五合庵に住んだ期間などには諸説があります。
※かくれんぼ、天上大風、長岡のお殿さまの招き、泥棒の話などは、のちの時代に語り伝えられた逸話で、確かではない部分を含みます。
※漢詩・和歌・俳句は、原文をもとに、わかりやすい言葉に言いかえています。「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ」は、貞心尼が書き残した、良寛が最期のころに口ずさんだと伝えられる句です(臨終の場でよんだものではないともいわれます)。
※「散る桜 残る桜も 散る桜」は良寛の句として紹介されることがありますが、良寛の作とは確かめられないため、この動画では扱っていません。
※この動画は、特定の宗教や信仰をすすめるものではありません。
音声:Gemini TTS
音楽:オリジナル制作
映像:パブリックドメインの書・絵画・版画(Wikimedia Commons ほか)
良寛の書(メトロポリタン美術館ほか)/歌川広重『六十余州名所図会』越後・備中/鈴木春信『凧あげ』/歌川国芳の子ども遊びの版画/寒山拾得図/広重の雪・月・紅葉の版画/ほか
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