【サツマイモ栽培】収穫適期の見極め方(サツマイモの収穫時期はいつ?ベストな大きさで収穫するタイミングを完全解説!)
野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
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【サツマイモ栽培】収穫適期の見極め方(サツマイモの収穫時期はいつ?ベストな大きさで収穫するタイミングを完全解説!)
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今回の動画では、サツマイモをいつ掘ればいいのか、植え付けからの日数はどこまで信用していいのか。
葉っぱが黄色くなるのは何を意味しているのかなど、美味しくてベストな大きさで収穫できる判断基準を、分かりやすく解説していきます。
サツマイモを育てている皆さん!そろそろ収穫かな?そう思って、畑のサツマイモを眺めている人も多いと思います。
サツマイモは、葉っぱが黄色くなってきたら掘るのか、植え付けからの日数で掘るのか、それとも、できるだけ長く畑に置いて、イモを大きくした方がいいのか。
サツマイモの収穫時期の判断って、思ったより難しくてかなり迷いますよね。
サツマイモを掘るタイミングがよく分からないという方、小さなイモばかりできてしまう方は、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 サツマイモの収穫適期の見極め方
1:30 植え付けから120日が収穫適期って本当?
3:48 葉っぱが黄色くなったら収穫って本当?
6:17 試し掘りでチェックするポイント
8:58 適期を間違えると品質はどうなるのか
12:47 サツマイモは収穫後に甘くなる
15:04 サツマイモの収穫適期まとめ
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【動画の内容】
植え付けから120日が収穫適期って本当?
サツマイモの収穫適期を見極める上で、目安にしている方が多いのは、植え付けからの日数かもしれません。
ただし、ここで注意したいのが、120日たったら必ず収穫ではないということです。
サツマイモは、カレンダー通りに成長する植物ではなく、温度や日照、水分、栄養状態など、いろいろな環境条件の影響を受けながら成長するからです。
サツマイモは熱帯原産の植物で、寒さよりも、暖かい環境の方が得意な植物です。
同じ120日間栽培しても、植え付け直後から気温が高く、根付きも良かった株と、春先の低温で生育がゆっくりだった株では、イモの肥大具合が同じとは限りません。
サツマイモは、植え付けから約2か月ほど経つと、葉で作られた光合成産物が地下部へ運ばれていき、根の一部が肥大して、私たちが食べる塊根になっていきますが
塊根が肥大し始めて食べごろの大きさになるまでに、さらに2~3か月かかるため、その間で、ベストなタイミングを見極める必要があるわけです。
つまり、120日という数字は、そろそろ土の中を確認してみよう!という合図くらいに捉えておくと、失敗しにくくなります。
また、実際には品種や作型によって収穫時期は変わります。
早掘り栽培なら、通常の栽培より短い期間で収穫することもあります。
このように適期に違いがあることを知っておくだけでも、収穫の判断がかなり変わってきます。
葉っぱが黄色くなったら収穫って本当?
サツマイモは、収穫時期が近づいてくると、葉の色が少しずつ変わってきたり、下の方の葉が黄色くなったり、つるの伸びる勢いが落ちてきたりします。
畑を見ていると、葉っぱが黄色くなってきたら、そろそろ収穫かな?と思いますよね。
これは、まったく間違いというわけではありませんが、葉が黄色くなったから収穫適期と決めつけるのは危険です。
実は、葉が黄色くなる原因は一つではないからです。
老化による黄化もありますし、水分不足、肥料不足、根の状態が悪い場合などでも葉色は変化するため、葉の黄化だけで地下のイモの状態を判断することはできません。
ちなみに、サツマイモでは、地上部の葉やつるが元気に見えていても、地下ではイモがしっかり肥大していることがあります。
逆に、地上部が弱っているからといって、必ずしもイモが十分に肥大しているとは限りません。
つまり、葉っぱは答えではなく、ヒントなんです。
植物生理学的に少し深掘りすると、サツマイモは葉で光合成をして作った糖などの同化産物を、茎を通して地下部へ運び、地下部の貯蔵器官にデンプンなどとして蓄えていきます。
つまり、私たちが見ている葉っぱは、いわばイモを太らせるための生産工場です。
葉がしっかり光合成できている期間に、地下部への物質の供給も行われています。
だからといって、葉っぱが元気なら、ずっと待った方がいいという単純な話でもありません。
品種、温度、土壌条件などによって、その後の肥大の進み方は変わります。
ここまでの解説を聞いて、日数も目安、草姿も目安、じゃあどうやって適期を判断するのよとなったかもしれません。
そこでベストな収穫適期を判断するのにおすすめしたい方法が、試し掘りです。
試し掘りでチェックするポイント
試し掘りは、本収穫の前に一部の株を掘って、実際のイモの状態を確認する方法のことです。
試し掘りではどの株を掘ればいいのか、ここを分かっているかがかなり大事なポイントです。
ここでのポイントは、試し掘りした一株だけを見て、畑全体を判断しないことです。
サツマイモは、畑の場所によって生育差が出ることがあります。
肥料が多かった場所、水分が多かった場所、逆に乾きやすかった場所、日当たりが違う場所。
こうした条件でも生育は変わるため、平均的な株を見ることが大切です。
具体的には、畝の端など肥大しやすい場所を避けて、畝の中央付近から、生育が極端に良くも悪くもない株を、1~2株選んで掘り出してみます。
掘り出したら、まず見てほしいのがイモの太さと形です。
長さだけを見るのではなく、太さはどうか、全体の形はどうか。
一株にどれくらい付いているか、自分が育てたいサイズになっているかを見ます。
ここで一つ覚えておきたいのは、サツマイモの収穫適期は、一番大きくなった瞬間ではないということです。
自分が欲しいサイズ、用途、品種の特徴などを考えて、この状態なら収穫していいと判断するものです。
サツマイモの大きさ・形は主に収量や商品性、食べやすいサイズを判断するための指標であって、甘さや食感を直接判断する指標ではありません。
甘さや食感については、品種や収穫後の貯蔵、加熱によっても変わってきます。
試し掘りで確認するのは、十分に収穫できるサイズまで育っているか、この畑のこの品種が、今どの段階まで来ているのかを見ることが大事です。
適期を間違えると品質はどうなるのか
試し掘りをしてみて、あれ、まだちょっと細いな、まだ小さいなというときはどうすればいいのでしょうか。
このような場合、基本的には、もう少し待ってもOKです。
サツマイモは、栽培期間が長くなるにつれてイモが肥大していくので、明らかに細い状態で収穫してしまえば、それだけ収量も少なくなります。
特に、植え付けからの日数は十分だけど、試し掘りしたらまだ細いという場合は、日数だけを理由に全部掘ってしまう必要はありません。
ただし、ここで注意したいのは、イモが大きくなるまで、できるだけ長く畑に置いておけばいいというわけではないことです。
サツマイモは、いつまでも同じ勢いで肥大し続けるわけではありません。
しかも、サツマイモは高温を好む植物なので、夏の間は生育が進みやすい一方、秋になって気温が下がってくると、生育条件が少しずつ悪くなっていきます。
つまり、あと一週間待てば、必ず一回り大きくなるとは限らないんです。
ここで考えておきたいのが、今後どれくらい肥大する可能性があるのかと、待つことで増えるリスクはないのかの両方です。
例えば試し掘りして、もう十分な太さになっているという状態なら、そこからさらに待つメリットは、それほど大きくないかもしれません。
逆に、まだ明らかに細いのであれば、天候や気温を見ながら、もう少し肥大を待つ価値があります。
つまり、収穫適期というのは、最大サイズになった日ではないということなんです。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、秋の低温です。
サツマイモは寒さが苦手で、特に霜は大きな問題になります。
まず霜が降りると、葉やつるの細胞が凍結によって傷みます。
葉が大きく傷んでしまうと、当然、光合成も十分にできなくなります。
つまり、それまで葉で作って地下のイモへ送っていた同化産物の供給が、大きく落ちてしまうんです。
そして、さらに注意したいのが、その後の低温です。
サツマイモの塊根は、低温にさらされると低温障害を起こしやすくなります。
細胞の働きが乱れ、内部が変色したり、組織が傷んだりして、貯蔵中に腐敗しやすくなることがあります。
見た目ではすぐに分からない場合でも、収穫後の保存性が悪くなってしまうことがあるんです。
まだ少し大きくなりそうだからという理由だけで、霜が心配される時期まで畑に置いておくのはおすすめできません。
また、収穫するときの土の状態も、実は重要です。
雨が降った直後のような、土がベタベタに湿っている状態では、イモに土が付きやすくなります。
さらに、収穫時に皮が剥けやすくなり、貯蔵性にも影響することがあります。
収穫適期に入ったら、天気予報も見ながら、収穫日を決めるようにしましょう!
サツマイモは収穫後に甘くなる
サツマイモは、収穫したらすぐ食べるより、適切に貯蔵することで甘みが増していきます。
サツマイモの中には、収穫直後よりも、一定期間貯蔵した方が甘く感じられる品種があります。
これは、サツマイモの中にはデンプンが蓄えられていて、貯蔵中にその一部が、糖へ変化していくからです。
つまり、畑で育てる時間だけでなく、掘った後の時間も、おいしさを作る時間なんです。
ちなみに、サツマイモの甘さを考えるとき、単純に糖が最初からたくさん入っていると考えると分かりにくくなります。
収穫時には、デンプンという形で蓄えられているものが多く、それが貯蔵や加熱によって変化していきます。
収穫後はどうやって貯蔵すればいいのかですが、まず大切なのは、低温に当てないことです。
収穫後のイモは寒さに弱く、冷蔵庫のような低温環境では、低温障害を起こしやすくなります。
収穫したら、土を無理に水洗いせず、風通しの良い日陰で表面を乾かします。
その後、新聞紙などで包み、段ボール箱などに入れて、13度前後を目安に、温度変化の少ない場所で保存します。
そして、もう一つ大切なのがイモの表面についた傷です。
収穫時にできた傷から腐敗が始まることがあるので、傷のあるイモは長期保存用から分けて、先に食べるのがおすすめです。
こうして適切な温度と、適切な状態で貯蔵すると、サツマイモは収穫後も少しずつ食味が変化していきます。