【カボチャ栽培】収穫適期の見極め方(カボチャの収穫はいつ?収穫のタイミング・収穫後の
野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
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【カボチャ栽培】収穫適期の見極め方(カボチャの収穫はいつ?収穫のタイミング・収穫後の
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今回の動画では、収穫時期の見極め方はもちろん、プロ農家が確認しているポイントや、収穫後にもっとおいしくする方法までご紹介します。
みなさん、カボチャの収穫って意外と難しいと思いませんか?
大きくなったから収穫?ヘタが枯れたから収穫?葉っぱが枯れたから収穫?いろんな情報があって迷いますよね。
そして実際に収穫してみると、まだ早かった、甘くない、ホクホクしない、そんな経験をした方も少なくないと思います。
実はカボチャには少し特殊な特徴があります。それは、収穫適期と食べ頃が違うということです。
ここを知らないと、せっかく上手に育てても本来のおいしさを味わえません。
逆に言うと、収穫のタイミングと保存方法を知っているだけで、甘さもホクホク感も大きく変わります。
この動画を見終わる頃には、収穫が早すぎた、収穫が遅すぎた、そんな失敗を大きく減らせるようになります。
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 カボチャの収穫適期の見極め方
1:32 カボチャは収穫時期と食べ頃が違う野菜
3:36 最も確実な収穫適期の判断基準
5:25 見た目で収穫適期を判断する方法
8:28 収穫後に甘くなるキュアリング
11:42 カボチャの収穫適期まとめ
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【動画の内容】
カボチャは収穫適期と食べ頃が違う野菜
まず最初に、カボチャを収穫するうえで一番知っておいてほしいことから解説していきます。
それは、収穫した日が一番おいしいとは限らないということです。
実はこれ、同じウリ科のスイカやメロンとは大きく違うポイントです。
スイカやメロンは収穫した時点が完成形で、収穫後に甘くなることはほとんどありません。
ところがカボチャは違い、収穫後もしばらく品質が変化します。
ここが面白いところで、実はカボチャの果肉には、収穫直後の段階ではデンプンがたくさん含まれています。
そして保存している間に、このデンプンの一部が糖へ変わっていき、甘みが増していくんです。
だから収穫したばかりのカボチャを食べると、あれ?甘くないなと感じることがあります。
一方で、1か月ほど保存すると、驚くほど甘く感じることがあります。
ちなみにスーパーで売られているカボチャも、収穫直後ではなく、ある程度保存されたものが多いです。
では、早採りするとどうなるのでしょうか。
まず甘みが不足し、そして果肉が水っぽくなり、ホクホク感も弱くなります。
さらに保存性も悪くなり、実は未熟なカボチャほど腐りやすいんです。
それでは逆に、畑で長く置きすぎるとどうなるでしょうか。
どうせ収穫後に追熟させるんだったら、そのまま畑に長く置いておけば同じじゃないと思うのが自然な考え方ですよね。
ところが採り遅れた場合は、害虫に狙われやすくなるだけでなく、雨による腐敗も起こりやすくなり、さらに日焼けのリスクもあります。
つまり、早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ、ここがカボチャ収穫の難しいところなんです。
ここまで聞くと、じゃあ、その収穫適期はどうやって見極めればいいの?と思いますよね。
次は、収穫適期を見極めるうえで一番信頼できる、着果日について解説します。
最も確実な収穫適期の判断基準
カボチャの収穫時期を一つだけで判断してくださいと言われたら、選ぶのは迷わず着果日です。
着果日というのは、もちろん、雌花が受粉した日のことです。
実は農家は、カボチャが大きくなってから収穫日を考えているわけではなく、花が咲いて受粉した時点で、ある程度収穫予定日を決めています。
ちなみに人工授粉をしている方なら、受粉した日にテープを付けたり、ラベルを書いたりしておくと管理がとても楽になります。
では、収穫まで何日くらいなのでしょうか。
西洋カボチャなら一般的に40日から50日前後、日本カボチャなら35日から45日前後、ズッキーニと同じペポカボチャ系も、おおよそ35日から45日前後です。
もちろん品種差はありますが、かなり良い目安になります。
実は葉っぱの枯れ具合や実の大きさは、天候によって変わります。
雨が多い年、猛暑の年、肥料が効いている年などで、いろいろ条件が違います。
でも毎年変わらないのは受粉した日で、つまり着果日が一番信頼できるというわけです。
ちなみに農家の中には、積算温度を参考にして収穫する方もいます。
積算温度とは、野菜が育っている期間の気温を毎日積み重ねた値のことです。
植物は○日経ったから成熟するのではなく、どれだけ暖かい環境で育ったかによって生育スピードが変わります。
積算温度と聞くと少し難しく思えますが、家庭菜園では、暑い年は少し早く熟しやすい、涼しい年は少し遅れやすいと覚えておくだけでも判断しやすくなります。
見た目で収穫適期を判断する
先ほどは着果日が一番の目安になるという話をしたのですが、その年の気候によって日数が変わるので、できれば実際の見た目も確認して判断するとより確実です。
まず一番重要なのが、果梗部のコルク化です。
少し難しい言葉ですが、簡単に言うと、ヘタの部分が木のように硬くなる現象です。
若いカボチャのヘタはまだ青々としていますが、成熟すると表面が茶色っぽくなり、木質化してきます。
へたの部分の変化は農家も非常によく見ているポイントです。
そして次に確認したいのが、果皮の硬さです。
未熟なカボチャは爪を立てると傷が付きやすいのに対して、成熟したカボチャはかなり硬くなり、爪を軽く押し当てても簡単には傷が付きません。
これは初心者の方でも確認しやすい方法なのでおすすめです。
さらに果皮は色も変わります。
例えば黒皮栗カボチャは成熟すると濃い緑色になり、若い頃とは明らかに色の深みが違います。
実は農家では、色の変化もかなり参考にしています。
そしてもう一つは果皮のツヤです。
若い果実はピカピカしていますが、成熟すると少し落ち着いた質感になります。
新品のプラスチックのような光り方から、しっとりした見た目に変わるイメージです。
最後に見てほしいのが、地面に接していた部分です。
白っぽかった部分が、少し黄色やクリーム色になっていることがありますが、これも成熟のサインの一つです。
カボチャはヘタやツルが枯れたら収穫という話を聞いたことがあると思いますが、これは実は半分正解で、半分間違いです。
カボチャは確かに成熟が進むと、ヘタやツルは少しずつ変化していくので、完全な間違いではありません。
ただし、ヘタやツルは成熟以外の理由でも枯れることがあります。
例えば真夏の猛暑、雨不足による乾燥、うどんこ病などの病害、株の老化、こうした影響でも葉やツルは弱ってきます。
つまり、ツルが枯れた=必ず収穫適期ではないんです。
実際に家庭菜園でのよくある失敗が、葉っぱがかなり枯れてきたのでもう収穫だろうと思って収穫して切ってみたら、全然甘みが足りなかった、ホクホク感が弱かったというケースです。
これは着果日を確認せずに、葉やツルだけで判断してしまったことが原因の一つです。
ちなみに農家さんの畑を見ると、葉っぱがまだ元気なのに収穫していることがあります。
これは着果日から計算して、収穫適期に入ったことを判断しているからです。
つまり、見た目だけでは分からない部分を、日付管理で補っているわけです。
カボチャの適期の判断は、日数管理のほか、果梗部のコルク化、果皮の硬さと色ツヤ、地面側の色、これらを総合的に見て判断することが大切です。
収穫後に甘くなるキュアリング
冒頭でも解説したように、カボチャは収穫した日の状態が、必ずしも一番おいしいとは限りません。
むしろ、少し時間を置いた方が甘みが増す品種がほとんどなんです。
実はカボチャの中では、収穫したあともゆっくりと成分が変化し続けています。
その変化を利用して、よりおいしい状態に仕上げるのがキュアリングです。
聞いたことがない方もいるかもしれませんが、実はカボチャ栽培ではとても重要な作業です。
キュアリングとは、収穫したカボチャをすぐに食べず、風通しの良い場所で一定期間保存して、果実をゆっくり熟成させることをいいます。
では、なぜキュアリングするとおいしくなるのでしょうか。
カボチャの果肉には、収穫直後はデンプンが多く含まれていて、このデンプンが保存中に少しずつ分解され、糖へ変化して甘みが増していくからです。
ちなみに収穫した後も甘くなると聞くと、リンゴやバナナのような追熟をイメージする方もいるかもしれません。
リンゴやバナナは収穫後も呼吸が活発で、果実そのものが成熟を続けますが、カボチャは大きく成熟するわけではありません。
ちなみにカボチャのキュアリングは、どちらかというとサツマイモと少し似ています。
サツマイモも収穫直後より、しばらく保存した方が甘くなりますよね。
カボチャも同じような変化が起こっています。
さらにキュアリングには、別のメリットもあります。
実は収穫のとき、目に見えない小さな傷が付いていることがあります。
キュアリングを行うことで、こうした傷口が乾燥し、腐敗しにくくなります。
つまり、甘みアップと保存性アップの両方が期待できるんです。
農家さんが収穫後すぐに出荷せず、乾燥させてから出荷するのはこのためです。
家庭菜園なら、風通しの良い日陰で1~2週間程度置くだけでも効果があります。
雨の当たらない場所、直射日光の当たらない場所、保存するときはこのような場所で管理しましょう。
温度は20〜30℃くらいが理想で、1〜2週間ほど保存すると、傷口がしっかり乾きます。
その後は、15℃前後の涼しい場所で保存すると、甘みがさらに増しやすくなります。
ただし冷蔵庫はおすすめできません。
カボチャは低温に弱く、10℃以下では低温障害を起こしやすくなります。
果肉が傷んだり風味が落ちたりすることがあるため、丸ごとの状態なら、常温に近い涼しい場所で保存するほうが向いています。
余談ですが、実はカボチャは品種によって、おいしくなる時期が違います。
例えば、えびす、坊ちゃん、ほっこり姫などの栗カボチャ系は、収穫後2週間から1か月程度で甘みが増してきます。
一方で長期保存向きの、くり将軍や雪化粧、九重栗といった品種は、さらに時間がかかることがあります。
逆に日本カボチャは、比較的早い段階から食べられることが多いです。
このように、収穫して終わりではなく、保存して育てる、これも、カボチャ栽培の大きな楽しみの一つです。