農業従事者が初の100万人割れ「点ではなく線で守る」高齢化で離農進むなか農作業代行や耕作放棄地の再生に挑むコメ農家の挑戦【現場から、】=静岡
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農業従事者が初の100万人割れ「点ではなく線で守る」高齢化で離農進むなか農作業代行や耕作放棄地の再生に挑むコメ農家の挑戦【現場から、】=静岡
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日本の農業人口が2026年、初めて100万人を割り込みました。背景にあるのは高齢化や重労働です。
誰が農地を守り次の世代につなぐのかが課題となる中、農家に代わって農作業を請け負う新たな担い手を追いました。静岡県御殿場市に住むコメ農家の勝亦佐(かつまた・たすく)さん。長雨を乗り越え、稲刈りに励んでいました。
この田んぼ、実は勝亦さんの田んぼではありません。<コメ農家 勝亦佐さん>
「こちらは他の方のです。稲刈りが今年はできないのでお願いできませんかという話を受けて、もちろんやらせてくださいと」
勝亦さんは、農家から農作業を請け負う会社「FUJI・HARVEST」の代表を務めています。稲刈りを依頼した87歳の勝又良朗さんは、水の管理は自身で担っていますが田植えや稲刈りなどの作業が難しくなったことからこれまで別の人に作業を委託していました。
<勝又良朗さん(87)>
「ありがたいですね。先代がせっかくこれだけいい圃場を作ってくれたから」農業を主な仕事とする「農業従事者」は、2000年の240万人から2026年には98万7000人とおよそ6割減少し、初めて100万人を割り込みました。
高齢化により農業をリタイアする動きが加速しているのです。農作業の負担を減らすため、「FUJI・HARVEST」では新技術の活用も進めています。三島市のサツマイモ畑ではドローンによる農薬散布の準備が進められていました。<勝亦佐さんと農家のやり取り>
「甘藷の場合、だいたい年間で何回くらいの肥料散布と農薬散布?」
「ドローンに委託するのはだいたいシーズン3回ですね」中山間地は圃場が小さく点在しているため、効率化が課題となります。
<サツマイモ農家 平野光直さん(51)>
「委託で任せることによって、その時間を別の収穫作業や作付けに回すことで、より規模拡大とか効率的な経営ができるようになってきたような感じがします」
さらに、勝亦さんは、個人で農地を守る取り組みも進めています。市内の耕作放棄地リストに長年載っていた土地を県や御殿場市と連携して田んぼに戻す事業です。<御殿場市農政課 石田真由美主任>
「御殿場の名産がお米なので、県と市の補助金を使ってまず耕作放棄地を解消し、そのあと田んぼにしていただく形で事業をお願いしています」
40年ほどコメ作りが行われていなかった田んぼでは、農作業だけでなく農地そのものを引き受けています。<耕作できなくなった農家 長田ミエ子さん(67)>
「土地だけあって何も活用していなかったので、こうしてまた復活させていただいて田んぼも喜んでいると思います」<コメ農家 勝亦佐さん>
「育てているのは作物だけではなくて、地域の文化、景色、歴史。そういったものを守っていけるように、農業という枠で捉えないで、もっと点ではなく線でとらえられるような取り組みをしていきたいと思っています」
農業の担い手が減る中、新たな形で農地を守ろうとしています。 <滝澤悠希キャスター>
「 今年の新米価格は、去年の記録的な高値から一転して下落するなど、価格の乱高下も生産現場を揺さぶっていますね」<植田麻瑚記者>
「はい。コメ農家の廃業・倒産件数はすでに高い水準で推移しており、過去最多となった2024年や2025年の年間件数に迫る勢いです。私たちの「食」を支えるために農家の存在は不可欠です。勝亦さんは『ICTなど他業種にもアプローチすることで新たなやり方を知る機会になる」と話していました」
「一方で、こうした取り組みには資金もかかります。農家の高齢化が進む中、次の世代へ農業をつなぐためにも、担い手を支える行政の支援が今後より求められます」
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...