気になるバーテンダー
趣味の部屋
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気になるバーテンダー
89 просмотров · 13 дней назад
趣味の部屋
21 подписчик
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仕事帰りに いつもの店
ドアを開ければ 聞こえる「お疲れさま」
カウンター越し 目が合うだけで
なぜだか今日は 少しだけ嬉しい
おすすめなんて 聞いてみたけど
本当は君と 話したかっただけ
グラスを拭く その横顔を
見てることなんて 絶対バレたくない
「今日はどうでした?」
そんな何気ない一言が
疲れた一日を
全部ほどいてしまうんだ
もう一杯だけ ここにいていいかな
時計を見るふりして 君を見てる
くだらない話でも もっと聞かせてよ
帰る理由なら 今日はまだない
名前を呼ばれる それだけなのに
胸の奥が少し 騒がしくなる
たぶん僕は 気づいてしまった
この店じゃなくて 君に会いに来てる
冬になると なんだか寂しい
日が暮れるのも やけに早く感じる
駅まで歩く 冷たい夜風
一人になると 少しだけ心細い
そんな夜には ここへ来たくなる
暖かい店と 君の「こんばんは」
たいしたことは 話してないのに
帰る頃には 少し元気になってる
「寒くなりましたね」
そんな何気ない言葉にも
君がいるだけで
冬が少し好きになる
もう少しだけ ここにいていいかな
氷が溶ける音まで 今日は愛しい
特別なことなんて 何もいらないよ
君が笑ってくれたら それでいい
常連になりたい なんて言えなくて
いつもの席から そっと見ている
たぶん僕は もう隠せない
気になる人は カウンターの向こう
冬の帰り道
マフラーに顔を埋めながら
さっきの君の笑顔を
何度も思い出してる
いつか店の外で
「今日はどこ行く?」なんて
そんな約束ができたら
なんて考えてしまう
もう一杯だけ なんて言わないから
今度は僕から 君を誘いたい
いつものカウンターを飛び出して
少し違う景色を 一緒に見たい
冬の夜は やっぱり寂しいけど
君に会えると思えば 悪くない
まだ「好き」なんて 言えるほどじゃない
それでも明日も ここへ来る
「また来ます」
そう言って店を出る
冷たい風の中
少しだけ笑って
また明日 君に会いに行こう