【何があるのか?】大阪府にある「謎の豪商エリア」に行ってみた
ココロ旅道中
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【何があるのか?】大阪府にある「謎の豪商エリア」に行ってみた
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今回は、世界に繋がる空の大ターミナル「関西国際空港」のすぐ傍にある街・泉佐野を、時代をさかのぼるように歩いてきました。
駅前でまず迎えてくれたのは、泉州タオルの「織り」をまとった真新しいホテルと、インバウンド客で賑わう令和の姿。泉州タオルは国内シェアの半分近くを占め、愛媛の今治と並ぶ二大産地なんです。そこから一歩路地に入れば、昭和のまま時が止まった駅上商店街、そしてバブル崩壊の直後に竣工してしまった泉佐野センタービルと、時代の地層が一枚ずつ現れてきます。
かつて関空バブルに沸いた泉佐野は、一時は税収の7倍を超える借金を抱えた街でもありました。そこから市の名前の命名権を売ろうとし、ふるさと納税に全振りして総務省と全面対決の末に受入額全国トップクラスまで這い上がる。この「転んでもただでは起きない」懐の深さこそ、泉佐野という街の底力です。
一方、駅の西口に回れば、開発の手が入らなかったおかげで江戸の町割りがそっくり残る「さの町場」へ。そこには、三井や鴻池と肩を並べる豪商番付の頂点に立ったという食野家が、北前船の廻船業でこの港町を潤していた記憶が眠っています。儲かるたびに家を増築していった結果、道が入り組んで「迷宮都市」と呼ばれるようになった街並みも見どころです。旅の締めくくりに訪れた築240年の旧新川家住宅では、案内人の方の解説とともに、まるで昔にタイムスリップしたかのような体験をさせてもらいました。
そして最後に辿り着いたのが、この街の名前の由来。実は日本遺産の登録名にも刻まれた「佐野」こそが本来の名で、「泉佐野」は栃木県の佐野市に一歩先を越された1948年、泉州の「泉」を頭につけて急ごしらえされた名前だったんです。
令和のインバウンドから江戸の廻船問屋まで、時代の縦線を一つの街で見下ろせる泉佐野。ぜひ最後までご覧ください。
#大阪 #街ブラ