富士山周辺で外国人レンタカー事故急増 背景に何が 1年で4回被害の家も【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年9月17日)
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富士山周辺で外国人レンタカー事故急増 背景に何が 1年で4回被害の家も【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年9月17日)
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山梨県富士河口湖町で撮影された防犯カメラの映像。この事故を起こしたのが、外国人とみられるドライバーです。山梨県では外国人の観光客によるレンタカーの事故が、2年で倍増しているということです。
■富士山周辺 相次ぐレンタカー事故
山梨県富士河口湖町。富士山は10日に閉山しましたが、富士山の景観と豊かな自然を楽しみに、16日も多くの外国人観光客が訪れていました。
天気の良い日ともなれば、さらに多くの外国人観光客でにぎわっていました。
そんななか、富士山周辺で問題となっているのが…外国人観光客によるレンタカー事故の急増です。
貸しボート店の男性
「結構、外国人のレンタカー同士でぶつかったりとか。隣の車にバックミラーをぶつけても、何も言わずそのまま出てくる」
■1年で4回被害の家も
白い車が大きな音を立てて塀に乗り上げました。これはおととし、富士河口湖町の住宅に設置された防犯カメラの映像です。
事故を起こした車は画面の右側へと進んでいき、その後、男性がやってきました。ぶつけたあたりを見回しながら茂みから取り出したのは、ホイールカバーです。
防犯カメラの所有者によると、車の運転手は外国人とみられたということです。
防犯カメラの所有者
「茶色のポールが立っている。あそこもぶつけたり。結構、事故が多いね」
周辺には一部だけ新しくなっている塀があちこちに…。これらは車でぶつけられ、修繕した塀だといいます。
被害に遭った人
「去年4回(事故が)あって。よその人に言われて(気づいた)」
こちらの住宅では、去年だけで4回も塀に車をぶつけられたといい、その中には外国人が運転する「わ」ナンバーのレンタカーもあったといいます。
「(修繕費用は)7万円だったかな。道が狭いからね」
これは山梨県警が公開した、去年の外国人観光客によるレンタカー事故の発生マップです。街のあちこちの道路で事故があったマークが付いています。
近隣の住民
「大きな車で来られて、レンタカーで。入れないで擦っちゃったり、頻繁にある」
山梨県警によると、外国人観光客によるレンタカー事故は、3年前が461件だったのに対し、去年は1047件と、わずか2年で2倍以上に急増。さらに今年は5月までですでに600件を超えていて、去年を上回るペースで事故が起きています。
■日本の交通ルールに困惑も
実際に富士山周辺を取材してみると…。駐車場に止められている車の多くがレンタカーです。
台湾からの観光客
「(Q.どちらから?)台湾です」
「(Q.みんな台湾から?)そうです」
「(Q.レンタカーを借りた理由は?)便利かな。バスに乗ると時間がかかるし、どこへ行くにも便利で簡単だから」
運転手の女性は、日本でレンタカーを何度も利用した経験があり、運転には自信があると話します。
許可を得て、車内にカメラを設置。レンタカーで移動していく彼女たちを後ろから付いていくと…外国人観光客によるレンタカー事故が相次いでいる理由が見えてきたのです。
台湾からの観光客
「黄色信号だから行かないで」
「必ず交差点で一時停止しないと」
車内では交通ルールを遵守(じゅんしゅ)するよう声を掛け合っています。しかし、彼女らの運転を後ろから見てみると、極端に左側に寄って走行しています。
車線変更をしましたが、中央線ぎりぎりに走行しています。中央線を越えて停車しています。
さらに、突然停止して左折。事故につながりかねない場面が数多くありました。
「左側に寄っちゃいますね。もっと右側に寄ったほうがいいかも」
「左と右の間隔をよく間違えることがある」
「難しいです。やっぱり方向が逆です」
世界的な主流は左ハンドル。日本では、慣れていない右ハンドルでの運転を余儀なくされます。
イスラエルからの観光客
「少し時間はかかりますが、左側通行に慣れていきます。日本は左側通行だけど、イスラエルは右側通行なんです」
多くの国では車は右側通行。日本は逆の左側通行となるため、左右の感覚に大きなズレを感じることがあるといいます。
7月には北海道富良野市で、中国籍の観光客が運転していたレンタカーが、対向車と衝突する事故が起きています。
助手席に乗っていた中国籍の女性は死亡。レンタカーは対向車線にはみ出して走行していたといいます。
■地図アプリが示す狭い道へ
そもそも外国人観光客は、国際運転免許証を取得するなどすれば日本で運転することができるのですが、日本の交通ルールをあまり理解していない人でも車を運転できてしまう現状もあります。
イギリスからの観光客
「日本の交通ルールはあまり分かってないから気を付けないと…」
さらに取材を進めると、事故増加のもう1つの理由が浮かび上がったのです。
香港からの観光客
「これからケーブルカーに乗るつもりです」
香港から来た家族が運転するレンタカーを後ろから付いていくと、大通りから住宅街の中へと進んでいきます。すると、そこに対向車が…。道はとても狭く、対向車が脇の駐車場に乗り上げる形でなんとかすれ違うことができました。
その後、車は再び広い道路へ。「抜け道」として、狭い住宅街の道を通ったようです。
「Googleマップでちょっと変な道を案内されてそわそわしました。不安を感じました」
土地勘のない外国人ドライバーは、安全な広い道ではなく、地図アプリが示した狭い道へと入り込んでしまうことも少なくありません。
■住宅街に「目的地」
さらに路地が入り組む住宅街の中に「目的地」があるケースも…。
近隣住民
「(Q.なぜ外国人のレンタカーが多い?)民泊があちこちに多くて」
外国人観光客のレンタカー事故が激増している場所の近くには、多くの民泊施設がありました。
宿泊施設が建ち並ぶ場所には「わ」ナンバーの車が止まっています。
おととし、外国人とみられる男性の運転する車が塀を乗り上げた場所も、民泊が数多くあります。
被害に遭った人
「よそから来るじゃん。訪日外国人もそうだし。これ民泊だよ。その裏も民泊。そのまた上も民泊」
取材中にも、民泊が建ち並ぶ細い路地へと「わ」ナンバーの車が次々と入っていきました。
「(周辺に)民泊ができるっていう時点で、こうなるかなとは思ったけど」
インバウンド増加で活気づくものの、その外国人観光客によって、「事故増加」という新たな問題を突きつけられている観光の街。
地元住民の心境は複雑です。
河口湖周辺の店舗従業員
「お客様が増えてくれるのはやっぱりうれしいので、河口湖もにぎやかになるのもうれしいんですけれども…」
近隣住民
「運転の仕方だったりとか、見直してほしいと思います」
(2026年9月17日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp