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【納豆健康学2026】 ヒト腸内フローラと健康について 佐々木建吾 博士

納豆ちゃんねる

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【納豆健康学2026】 ヒト腸内フローラと健康について 佐々木建吾 博士

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【講演内容】納豆菌が腸内環境において果たす役割 ヒト腸内には数百種類以上の細菌が、あたかもお花畑(フローラ)のように共存しているたることから、「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれている。腸内フローラは宿主(ヒト)の健康維持に重要な役割を果たしており、近年では様々な疾患との関連が明らかになりつつある。 健常な腸内環境においては共生菌(いわゆる善玉菌)が優勢であり、恒常性が維持されている。一方、このバランスが破綻し、病原性を有する細菌が相対的に増加した状態はディスバイオシス(dysbiosis)と呼ばれる。共生菌の代表例としてはビフィズス菌が挙げられ、野菜・豆類・海藻などの伝統的食生活を有する日本人に比較的多いことが知られている。 一方、炎症性腸疾患などの病態では、病原性共生菌(通常は無害であるが、特定の環境下で病原性を示す細菌群)が増加することが報告されており、特に大腸菌はクローン病患者において増加することが示されている。 本研究室では、ヒト便由来細菌を用いて腸内フローラを模倣した人工ヒト腸内細菌叢の構築を行い、各種投与物の影響評価を進めている。その結果、納豆菌を健常者由来の人工腸内細菌叢に添加すると、大腸菌の増殖は抑制される一方で、ビフィズス菌に対しては顕著な影響を及ぼさないことが明らかとなった。 最後に、腸内環境の改善を目的とした食事の一例として、納豆を取り入れた食事とともに、テニス選手であるノバク・ジョコビッチの食事法を紹介する 本名:佐々木建吾(博士(農学)) 2006年3月東京大学 大学院農学生命科学研究科博士課程。 2012年7月 - 2015年8月神戸大学, 特命助教。 2024年11月 - 現在東京大学定量生命科学研究所, 免疫・感染制御研究分野, 特任准教授