食べれば「不老長寿」――日本の人魚は、なぜ不吉な前触れから長寿の象徴になったのか
百物語研究所
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食べれば「不老長寿」――日本の人魚は、なぜ不吉な前触れから長寿の象徴になったのか
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0:00 導入(日本の人魚は、美しい人魚姫だけではない)
0:46 具体例(日本書紀の「魚でも人でもない物」/吾妻鏡の大魚/古今著聞集の食べられた人魚/洲崎遺跡の人魚木簡)
4:15 諸説・背景(八百比丘尼と人魚の肉/江戸の本草学と人魚の骨/見世物と人魚のミイラ/円珠院のミイラ調査)
10:20 まとめ
上半身は美しい女性、下半身は魚――。けれども日本の古い記録に現れる人魚は、そうした姿ばかりではありませんでした。
『日本書紀』推古天皇27年(619年)の、子どものような形で「魚でも人でもない」物。『吾妻鏡』に記された、死人のような大魚。『古今著聞集』で漁師たちに食べられた、猿のような顔の人魚。秋田県の洲崎遺跡から出土した、僧侶と人魚を描いた鎌倉時代の木簡。そして、人魚の肉を食べて800年生きたという八百比丘尼の伝説や、江戸時代に「拝めば長寿・厄除け」とされた人魚のミイラまで。
この動画では、不吉な前触れとして、食べれば年をとらない肉として、ご利益のある宝物として――時代や状況によって移り変わってきた、人魚に託された意味をたどります。2023年に最終報告が出た、岡山県浅口市・円珠院の人魚のミイラの調査結果も紹介します。
参考文献
直接読んだ・確認したもの
『日本書紀』巻第二十二 推古天皇二十七年条(Wikisource「日本書紀/卷第廿二」)
秋田県「平成17年度県指定 洲崎遺跡出土人魚木簡」(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/ar...
倉敷芸術科学大学「人魚ミイラの実態解明/圓珠院所蔵『人魚のミイラ』研究最終報告」(https://www.kusa.ac.jp/news/2023/02/2...
国際日本文化研究センター「怪異・妖怪伝承データベース」ID=2180464(八百比丘尼,人魚の肉/『民間伝承』25巻2号 1961)
小浜市公式ブログ「人魚伝説~八百比丘尼~」(http://www1.city.obama.fukui.jp/obm/k...
早稲田大学演劇博物館 瓦版「人魚図」(https://enpaku.w.waseda.jp/collection...
二次資料
nippon.com「日本の人魚伝説と江戸時代の『ミイラ』ブーム」(https://www.nippon.com/ja/japan-topic...
(『和名類聚抄』『吾妻鏡』『北条五代記』『古今著聞集』『武道伝来記』『大和本草』『和漢三才図会』『六物新志』、平田篤胤の書簡、南方熊楠、高橋晴美「八百比丘尼伝説研究」、木下浩氏の発言は、いずれも同記事を通じた紹介)