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動物にとっての「安全な場所」の正体 ツバメの軒下、ヤギの崖、フラミンゴの湖【ゆっくり解説】

ゆっくり雑学ちゃんねるEX

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動物にとっての「安全な場所」の正体 ツバメの軒下、ヤギの崖、フラミンゴの湖【ゆっくり解説】

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ツバメは、人の家の軒下に巣を作ります。シロイワヤギは、人間なら手を使うほど急な岩場で暮らします。アフリカのフラミンゴは、皮膚を焼くほど塩の濃い湖の真ん中に泥を盛って卵を産みます。場所も生き物もばらばらですが、形は同じです。自分だけが平気で、敵だけが入ってこられない。 けれど、その敵も生き物です。崖を登る足も、焼けない皮も、進化で作れたはずです。敵は「作れなかった」のでしょうか。それとも「作らなかった」のでしょうか。作れないなら、その場所はずっと安全です。作らないだけなら、条件が変われば明日にでも敵は来ます。 実際に、限界を越えてくる敵はいます。シャチは、アシカの群れを狙って自ら浜に乗り上げます。カタツムリを専門に食べるヘビは、あごの歯の数を左右で変えました。そして、そのヘビが食べにくい左巻きのカタツムリには、新しい逃げ場所が生まれました。 では、なぜ崖も軒下も、敵に明け渡されずに残っているのか。天敵のいない島で暮らした鳥たちは、なぜ飛ぶ力を手放したのか。 安全な場所は、きつい場所でもあります。 ■ 主な参考文献 Berger, J. (2007) Fear, human shields and the redistribution of prey and predators in protected areas. Biology Letters 3(6): 620-623. Sinclair, A. R. E., Mduma, S. & Brashares, J. S. (2003) Patterns of predation in a diverse predator-prey system. Nature 425: 288-290. Carbone, C. et al. (1999) Energetic constraints on the diet of terrestrial carnivores. Nature 402: 286-288. Estes, R. D. (1976) The significance of breeding synchrony in the wildebeest. East African Wildlife Journal 14: 135-152. Connell, J. H. (1961) The influence of interspecific competition and other factors on the distribution of the barnacle Chthamalus stellatus. Ecology 42(4): 710-723. Lopez, J. C. & Lopez, D. (1985) Killer whales (Orcinus orca) of Patagonia, and their behavior of intentional stranding while hunting nearshore. Journal of Mammalogy 66(1): 181-183. Guinet, C. (1991) Intentional stranding apprenticeship and social play in killer whales (Orcinus orca). Canadian Journal of Zoology 69(11): 2712-2716. Hoso, M., Asami, T. & Hori, M. (2007) Right-handed snakes: convergent evolution of asymmetry for functional specialization. Biology Letters 3(2): 169-173. Hoso, M. et al. (2010) A speciation gene for left-right reversal in snails results in anti-predator adaptation. Nature Communications 1: 133. ■ 補足(議論が続いている点) ・ヘラジカが道路の近くで出産するという話は、クマが戻ってきた地域で、出産場所が舗装道路の近くへ移ったという観察にもとづきます。クマが道路を避けることが理由だという解釈は、観察から導かれたもので、実験で確かめられたものではありません。 ・「体重150キロを超えると天敵にほとんど襲われない」という話は、アフリカのセレンゲティでの長期観察にもとづく目安です。ライオンがアフリカスイギュウを襲うように、大きな動物が狙われることもあり、地域や捕食者の顔ぶれによって境目は変わります。 ・磯のフジツボの帯の下の端を決める要因としては、動画では敵(捕食者)を取り上げていますが、古典的な実験では、ほかのフジツボとの場所の奪い合いも大きく効いていたことが示されています。 ・左巻きのカタツムリがヘビに食べられにくいことは実験で示されています。ただし、それが左巻きの種が生まれる主な原因かどうかについては、ほかの要因を含めて検討が続いています。 #ゆっくり解説 #動物 #生物 #進化 #生態学 #捕食者 #シロイワヤギ #ツバメ #フラミンゴ #シャチ #雑学 ※この動画は東方Projectの二次創作です。