IQが高い人は、仕事もできるのか。25年使われた「定説」を測り直したら【心理学】
深層思考
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IQが高い人は、仕事もできるのか。25年使われた「定説」を測り直したら【心理学】
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適性検査や資格試験ではほぼ満点だったのに、実際の現場に入ると手が止まってしまう。逆に、筆記テストは真ん中くらいだった人が、周りに聞きながら現場を回している——。職場でそんな「テストの点数と仕事の力のズレ」を感じたことはないでしょうか。
1998年、産業・組織心理学で85年間の採用研究をまとめた有名な論文が出され、「あらゆる採用テストの中で、一般知能検査が仕事の成績を最もよく予測する(相関係数0.51)」という定説がおよそ25年にわたって広く使われてきました。ところが2022年、その統計の前提を測り直した研究によって、この数字は大きく書き換えられました。
この動画では、知能検査が実際に測っていた能力の道筋、2022年の再検証で見えてきた本当の順位、そして699人の実験から分かった「チームの賢さを決める条件」を、産業・組織心理学者と管理職の対談形式でひもときます。
2022年の再検証で知能検査の数値が下がったことは、「知能が仕事に無関係(ゼロ)」であることを意味するわけではなく、新しい業務を覚える土台としては引き続き役立ちます。また、動画終盤の「仕事の力の3つの層」や「3割の段階で一度パスを出す」という工夫は、研究知見を日常の職場に当てはめたこの動画からの提案です。登場する人物と場面は、説明のための架空の人物・場面です。
00:00 適性検査で満点だった人
01:22 25年使われた「0.51」の定説
03:42 知能検査が測っていた本当のルート
05:50 2022年、定説を測り直したら
09:35 頭がいい人を集めても最強チームにならない理由
12:44 一人で解く力と、現場を回す力
■ 主な参考資料
Schmidt, F. L., & Hunter, J. E. (1998). The validity and utility of selection methods in personnel psychology: Practical and theoretical implications of 85 years of research findings. Psychological Bulletin, 124(2), 262–274.
Hunter, J. E. (1986). Cognitive ability, cognitive aptitudes, job knowledge, and job performance. Journal of Vocational Behavior, 29(3), 340–362.
Sackett, P. R., Zhang, C., Berry, C. M., & Lievens, F. (2022). Revisiting meta-analytic estimates of validity in personnel selection: Addressing systematic overcorrection for restriction of range. Journal of Applied Psychology, 107(11), 2040–2068.
Woolley, A. W., Chabris, C. F., Pentland, A., Hashmi, N., & Malone, T. W. (2010). Evidence for a collective intelligence factor in the performance of human groups. Science, 330(6004), 686–688.
日本経済団体連合会 (2018). 2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果.
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