“史上最長”東京都心は34日連続の降雨 「ほぼ倍」レタス1玉450円など野菜高騰 旬の食材も生育不良で「見通し立たず」(2026年09月29日)
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“史上最長”東京都心は34日連続の降雨 「ほぼ倍」レタス1玉450円など野菜高騰 旬の食材も生育不良で「見通し立たず」(2026年09月29日)
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秋雨前線や相次いで発生する台風などの影響で、各地で記録的な長雨が続いています。
中でも東京都心では8月27日以降、途切れることなく雨が降り続け、9月29日で観測史上最長34日連続の雨となりました。
これによって現在、私たちの生活の身近なところに影響が出ています。
長雨による街の異変を取材しました。
29日朝から雨が降り続いた東京・新宿。
長引く雨に街からは「洗濯がしにくかったり、家の中で洗濯機回して近所のコインランドリーに乾燥だけしに行く。しんどいです」「(友達の)部活の試合を見に行く予定だったんですけど、雨で(観戦は)断念しました。ずっと雨なんで気持ちはどんより」などの声が聞かれました。
祖母とともに北海道から観光に来たという人は「結構落ち込んでいます、雨か…って。ちょうど帰るときが天気良いので残念だなって。やんでほしいです」と話します。
東京都心は、きょうで34日連続の雨。
これは統計を開始して以降、最も長い記録です。
都内の青果店では、長雨の影響が価格にも表れていました。
新鮮市場レ・アルかきぬま 野菜担当・柿沼優助さん:
通常200円のレタスが(きょうは)450円。なかなかない、ここまで上がることは。
例年この時期は180円ほどで販売していたサニーレタスも、ほぼ倍の価格。
利益は出ていないと話します。
新鮮市場レ・アルかきぬま 野菜担当・柿沼優助さん:
2週間雨が続くと(野菜の)量が減って高くなるが、これだけ長く(雨が)続くと、これからの出荷量もわからなくなる。これから先も値段が高いまま続くのかなと。
長雨による異変は、お鍋に欠かせない白菜や旬を迎えたサツマイモにも…。
新鮮市場レ・アルかきぬま 野菜担当・柿沼優助さん:
白菜は1玉500円くらいだけど、今は約1.5倍、800円くらい。サツマイモは今年はまだ数がそこまで出てない。量でいったら半分くらい。(高い安いの前に)数がないです。
特に千葉県産のサツマイモは、大雨により日照時間が短くなったことなどから収穫が遅れ、市場に出回る量が減っているといいます。
現在の状況に、買い物客からは「100円くらいで売ってたのが120円とか130円になってる」「つらいです~買い物行くだけでも大変なのに。1カ所で(野菜を)全部そろえるって(高くて)ちょっと難しい」との声が聞かれました。
今後も関東では、しばらく雨予報。
店の担当者は影響の長期化に気をもんでいます。
新鮮市場レ・アルかきぬま 野菜担当・柿沼優助さん:
これから出てくるはずの野菜が雨の影響でまだ出てきてないので、これからの見通しが全然立たない状況。恵みの雨っていうので少しは降ってほしいけど、晴れた方がお買い物も楽しいですし、安いものたくさん売りたいですね。
長雨による深刻な影響は、収穫期を迎えた畑にも広がっています。
「イット!」が取材したのは千葉市緑区の農家。
地元名産の落花生に異変が起きていました。
あんばい農園・梅津祐一代表:
これが自然界のカビですね。(Q.どうしてカビが?)本来、乾かしていかないといけないんですけど、水分が多いと自然界のカビが繁殖してしまう。
順調に育った落花生と比べると、全体的に黒ずんでいるのが分かります。
こうした落花生は殻をむいて出荷する必要があり、商品価値も落ちてしまうといいます。
本来、天日干しにした落花生を収穫する時期ですが、長引く雨によって畑の様子は一変しました。
農園のある千葉市では、直近1カ月のうち26日間で雨を観測。
9月の降水量は、28日までに718mmを超え、平年と比べ3.5倍の降水量です。
さらに、8月の千葉豪雨や台風25号の影響で畑が冠水。
一部は土砂に埋まり、生育不良にもつながっているといいます。
あんばい農園・梅津祐一代表:
8月13日の豪雨から加算していくと、3分の1、1トンくらいの落花生が採れない見通し。金額にすると300万~500万(円)くらいはおそらく採れないと思います。
長雨による異変は千葉県内の米農家にも。
大網白里市の米農家では、収穫間近のコシヒカリの稲が全て倒れてしまったといいます。
コメ農家・清宮幹男さん:
(Q.被害額はどのくらい?)100万(円)じゃきかないね、きっと。かなり困りますね。初めてですよ、こんなんになったの。
さらに、倒れた稲を見せてもらうと…。
コメ農家・清宮幹男さん:
ここ芽が出てきてるでしょう、白いの。(Q.なんで芽が出る?)水分含んでいるから。
長雨で水が引かず、倒れた稲穂から芽が出たことで収穫を諦めざるを得なかったといいます。
コメ農家・清宮幹男さん:
悔しい、悔しいね。もう5年くらい(農家を)やりたいと思ってたんだけど…。今年は諦めてもう少しやりましょう。
午後4時ごろ、東京・世田谷区には雨で大きな水たまりができていました。
10月3日に開催予定の「世田谷区たまがわ花火大会」。
例年、約27万人が訪れる一大イベントに向け、会場となる河川敷では準備が進められていました。
榎並大二郎キャスター:
約6000発が打ち上げられる予定の「世田谷区たまがわ花火大会」なんですが、世田谷区の担当者によりますと、開催前の1週間が追い込みの準備期間で、まさにそのタイミングで雨が降ってしまっていて気が緩められない状況だということでした。
山崎夕貴キャスター:
今のところ週末は晴れる予想ですが、準備にも影響が出ているんですね。
遠藤玲子キャスター:
あと野菜の高値ですよね。私も昨日、スーパーに行って特に葉物野菜の値段には驚きました。
榎並大二郎キャスター:
取材をした「レ・アルかきぬま」によりますと、市場の関係者も「今後の見通しは分からない」というほど、この長雨に野菜のプロたちも頭を悩ませているようです。そんな状況の中でオススメはトマトだそうで、そもそもハウス栽培で雨の影響を受けづらいことに加え、2025年に不作だったことを受けて、2026年は多めに作ったものが順調に育ったということなんです。お手ごろ価格で出回っているということでした。
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