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ヴォイニッチ手稿が600年読めない理由を、本物そっくりの偽物を作って確かめた

謎の検証所

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ヴォイニッチ手稿が600年読めない理由を、本物そっくりの偽物を作って確かめた

169 просмотров · 3 дня назад
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600年、誰も1行も読めない本、ヴォイニッチ手稿。1ページ目の右の余白には、17世紀の持ち主が書いたと見られる対応表が残っていますが、その表で置き換えても意味の通る文にはなりません。 この本には何が書いてあるのか。考えられる正体は4つ(知られていない言葉・暗号・意味のないでたらめ・人が作った言葉)。炭素年代、持ち主の手紙、筆跡の研究、文字を数えた研究を一次資料で確かめ、2025年の論文の方法(サイコロとトランプ)で、自分たちの日本語の台本から本物そっくりの「偽ヴォイニッチ」を作りました。答えの分かっている偽物をAIに解かせ、最後に4つの候補を判定します。 ▼目次 0:00 600年、誰も読めない本 1:44 どんな本か 4:23 いつ作られたか 5:48 持ち主の記録 9:08 挑んだ人たち 12:14 「解読成功」の行方 14:15 数えると見える性質 17:31 自分で作る 24:13 AIとの勝負 27:14 答え合わせ ▼この動画で分かったこと ・羊皮紙は1404〜1438年に作られた(2009年の炭素年代測定)。17世紀の手紙が残り、近代の偽物ではない ・書き手は少なくとも5人(2020年の筆跡の研究)。書き方は2種類ある ・1つ前の文字が分かった時の、次の文字の予想しやすさが、比べた311の言葉のどれよりも高い(2021年の研究)。単純な文字の置き換えの暗号では、この性質にならない ・自分たちの日本語の台本を、ナイッベ暗号(Greshko 2025)で変えると、単語の平均の長さ・よく出る語の割合・次の文字の予想しにくさが本物に近づき、本物で一番よく出る「daiin」も現れた。ただし表は本物に似るように作られており、似る所の一部は作り方から来る。めったに出ない語の種類、行の頭と終わりの偏りなど、再現できない性質もある ・答えを伏せた暗号文(49語)を、大きさの違う3つのAIに3つの条件で解かせた。何も教えないと3つとも「解読できない」。作り方を教えると、一番大きいAIが自分でネットを検索して作者公開の表を見つけ、全文を一字一句当てた。鍵が無いAIは解けないか、もっともらしい作り話を出した。鍵がネットにあれば数分で解け、無ければ解けない ・言えるのは「暗号だという説は今も成り立つ」まで。論文の作者自身も、この本がこの方法で作られた、とも、暗号だ、とも主張していない ▼出典 ・Greshko, M. A. (2025). The Naibbe cipher: a substitution cipher that encrypts Latin and Italian as Voynich Manuscript-like ciphertext. Cryptologia. https://doi.org/10.1080/01611194.2025... (暗号のコード:https://github.com/greshko/naibbe-cipher 修正MITライセンス) ・Yale University, Beinecke Rare Book & Manuscript Library, MS 408 "Cipher manuscript" ・McCrone Associates (2009). Materials Analysis of the Voynich Manuscript ・University of Arizona (2011) 炭素年代測定の発表(転載で確認) ・Davis, L. F. (2020). How Many Glyphs and How Many Scribes? Digital Paleography and the Voynich Manuscript. Manuscript Studies 5(1) ・Davis, L. F. (2024). Multispectral Imaging and the Voynich Manuscript/(2025) Voynich Codicology(Manuscript Road Trip) ・Bowern, C. L. & Lindemann, L. (2021). The Linguistics of the Voynich Manuscript. Annual Review of Linguistics 7 ・Lindemann, L. & Bowern, C. (2021). Character Entropy in Modern and Historical Texts. arXiv:2010.14697 ・Zandbergen, R. History of the Voynich MS(voynich.nu)/ZL書き起こし ZL3b-n.txt ・D'Imperio, M. E. (1978). The Voynich Manuscript: An Elegant Enigma. NSA/Currier, P. (1976) 講演記録(NSA公開) ・Hauer, B. & Kondrak, G. (2016). Decoding Anagrammed Texts Written in an Unknown Language and Script. TACL 4/University of Alberta (2018) 記事 ・University of Bristol (2019) Statement re: Voynich research paper ・Gibbs, N. (2017). Voynich manuscript: the solution. TLS ▼実験のデータと道具 ・本物の文:ZL書き起こし(voynich.nu)。日本語:この動画の制作者が書いた #28 の台本をローマ字にした物。イタリア語:ダンテ『神曲』 ・暗号:Greshko 2025 の公開コード(naibbe_v2.py)をそのまま使用。数え方は自分で組みました(計算の道具はAIと一緒に組みました) ・AI:大きさの違う3つの言語モデルに、同じ文を同じ条件で解かせ、出力をそのまま記録しました ▼画像 ・写本の画像:Beinecke Rare Book & Manuscript Library, Yale University(Wikimedia Commons・パブリックドメイン) ・人物の肖像・当時の版画:Wikimedia Commons(パブリックドメイン)。次の物は作者名とライセンスを表示します  マルキの肖像(1639年の版画):Wellcome Collection(CC BY 4.0)  イェール大学 バイネキ図書館の写真:Karlfonza(CC BY-SA 4.0)  フリードマン夫妻の展示:Daderot(CC0) ・ヴォイニッチ文字のフォント:Voynich EVA Hand A(Gabriel Landini, 1997)