【源氏物語あらすじ解説】二千円札の秘密:「鈴虫」に隠された“ヤバい場面”とは? |めっちゃ源氏物語
めっちゃ!源氏物語
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【動画概要】
『源氏物語』第38帖「鈴虫」の巻では、不義の子を産んで出家した女三宮と光源氏との語らいから始まり、秋の虫の音に添えて、光源氏の不義の御子・冷泉院との語らいの場面が描かれます。そしてこの2つの場面は、以前プレミアム(?)発行された2千円札の裏面の図柄にも関係があるのです。なぜ財務省は、このような因縁のある部分を札柄として採用したのでしょうか。本動画では、ほとんどの人が知らない二千円札の「裏」の意味と第38帖「鈴虫」のあらすじについてめっちゃ解説しています。
【語句解説】
・光源氏(ひかるげんじ)
…故桐壺帝の第二皇子として生まれ、臣下降格後は准太上天皇にまでのぼりつめた『源氏物語』の主人公。本動画では50歳、准太政天皇となっている。
・女三宮(おんなさんのみや)
…朱雀帝の第三皇女、二品内親王として光源氏に降嫁し、正妻となる。母は藤壺中宮の異母妹である藤壺女御(源氏女御)。落葉の宮(女二宮)は異母姉にあたる。
・首里城(しゅりじょう)
…沖縄の那覇市にある城跡。琉球王国の王宮・政治の中心で、世界遺産に登録。2019年の火災で主要建物が焼失し、現在は復元が進む。
・六条院(ろくじょういん)
…光源氏晩年の邸宅。春夏秋冬4町の寝殿造からなり、春の町には出家した女三宮、夏の町には花散里、秋の町は秋好中宮の里邸、冬の町は明石の方が住む。最愛の妻である紫の方は、以前の居所であった二条邸で療養している。
・冷泉院(れいぜいいん)
…『源氏物語』に登場する三番目の帝。桐壺帝の第十皇子ということになっているが、実は光源氏と藤壺中宮の不義の子。朱雀帝の東宮となり、11歳で即位。「澪標」から「若菜下」まで在位。今上帝に譲位するまで18年、世を治めた。譲位後は冷泉院に住まう。
・朱雀院(すざくいん)
…光源氏の兄。桐壺帝の後を継いで朱雀帝となるが、眼病の悪化により譲位し、その後出家して朱雀院となる。光源氏に降嫁した娘・女三宮を溺愛している。
・柏木(かしわぎ)
…頭中将(内大臣)の長男で夕霧の友人。光源氏の妻となった女三宮に思いを寄せ、不義の契りを結び、子(薫)を宿して以降、心を病んでこの世を去った。
・持仏開眼供養(じぶつかいげんくよう)
…自身の持つ仏壇や位牌に目を入れることで仏の魂を迎え入れること。この儀式により、持仏が単なる物体から礼拝物(手を合わせる対象)へと変わる。
・画竜点睛(がりょうてんせい)
…物事を完成させるための最後の仕上げ。中国のある画家が竜の絵を描き、最後に瞳を入れると竜が天へ昇っていったという故事が由来。「画竜点睛を欠く」とは、肝心な部分が抜けている状態を表す。
・守り本尊(まもりほんぞん)
…自分の干支や生まれ月に応じてご縁があるとされる守護仏のことで、厄除け・健康・商売繁盛などのご利益があると信じられている。
・白檀(びゃくだん)
…熱帯性常緑樹。英語名からサンダルウッド(sandalwood)とも呼ばれる。爽やかな甘い芳香が特徴。香木として利用される。
・若君・薫(わかぎみ・かおる)
…表向きは光源氏と正妻・女三宮との間に生まれた息子だが、実は柏木と女三宮の密通で生まれた不義の子。生まれつき身体から良い香りがすることから「薫」と呼ばれるようになる。
・紫の方・紫上(むらさきのかた・むらさきのうえ)
…式部卿宮の娘であり、光源氏最愛の妻。六条院の春の町の女主人であるが、本編では、病気療養のため、二条院に移っている。(※本動画では紫の方)
・百歩の薫衣香(ひゃくぶのくぬえこう)
…薫物の名。「百歩離れていても香りが漂う」と称されるほど、薫衣香の中でもとりわけ格調高く、気品と奥行きを備えた極上の練り香。
・荷葉(かよう)
…水辺に咲く蓮の花のように、涼やかで落ち着いた香り。夏の暑さを和らげたい場面などに用いられた。
・藤壺宮(ふじつぼのみや)
…桐壺帝の妃で、光源氏の初恋の女性。桐壺更衣にそっくりの美貌として桐壺帝の寵愛を受けるが、光源氏との不義密通の末、冷泉帝をもうける。桐壺院死後出家し、37歳で死去。
・空蝉(うつせみ)
…光源氏との逢瀬を初めて拒んだ女性。名前の由来は、求愛に対して一枚の着物を残し逃げ去ったことによる。その後、夫を亡くした空蝉は継息子の紀伊守の懸想を避けるため出家、源氏は尼となった彼女を二条東院に迎えて住まわせた。
・朝顔の君(あさがおのきみ)
…光源氏の叔父である桃園式部卿宮の娘。若い頃から光源氏に言い寄られるも、朱雀帝即位時に賀茂斎院となる。斎院を長く続けたため婚期を逃し、そのまま独身を貫き通して出家、物語の表舞台から消える。
・源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき)
...紫式部『源氏物語』の場面を詞書と絵で表した平安時代末期制作の絵巻物。源氏物語を題材とする絵巻物は複数存在するが、通称「隆能源氏」(たかよしげんじ)と呼ばれる平安時代末期の絵巻は、平安時代末期制作の現存最古の源氏絵として国宝に指定されている。
・詞書(ことばがき)
…和歌や俳句・絵巻物などで、その作品が作られた動機・場面・背景事情などを前もって説明するために添えられる短い文章のこと。絵巻では絵と密接に対応し、詠まれた場所・時・状況・心情など内容を補足・説明している。
・閼伽坏(あかつき)
…仏前に供える水を入れる器。生け花などを散らして入れておく。
・秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)
…六条御息所と前皇太子(桐壺帝の弟)との間の一人娘。母の死後、光源氏の養女として冷泉帝に入内し、梅壺女御を経て中宮となる。六条院「秋の町」に里下がりの居を置くことから「秋好中宮」と呼ばれる。
・松虫(マツムシ)
…秋に鳴くコオロギの仲間。「チンチロリン」と鳴く。古くは「スズムシ」と呼ばれていた。
・鈴虫(スズムシ)
…秋に鳴くコオロギの仲間、鈴を振るような「リーンリーン」という澄んだ声で鳴く。古くは「マツムシ」と呼ばれていた。
・蛍兵部卿宮(ほたるひょうぶきょうのみや)
…桐壺帝の皇子で、朱雀帝、光源氏の異母弟。当代きっての風流人として知られ、光源氏とも兄弟仲が良かった。第25帖「蛍」の巻の主要人物であることからこの名で呼ばれる。
・夕霧(ゆうぎり)
…光源氏の長男。母は頭中将の妹である葵上で、夕霧を産んだ直後に亡くなる。真面目で温厚な性格。この巻では”大将の君”と呼ばれているが、本動画では便宜上”夕霧”で統一する。
・柏木(かしわぎ)
…頭中将(内大臣)の長男で夕霧の友人。光源氏の妻となった女三宮に思いを寄せ、不義の契りを結び、子(薫)を宿して以降、心を病んではかなくこの世を去った。
・冷泉院(れいぜいいん)
…『源氏物語』に登場する三番目の帝。桐壺帝の第十皇子ということになっているが、実は光源氏と藤壺中宮の不義の子。朱雀帝の東宮となり、11歳で即位。「澪標」から「若菜下」まで在位。今上帝に譲位するまで18年、世を治めた。譲位後は冷泉院に住まう。
・源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき)
…『源氏物語』を絵画化した絵巻。物語が成立してから約150年後の12世紀に誕生した、現存する日本の絵巻の中で最も古い作品。
・六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)
……先坊(亡き東宮)の妃で、秋好中宮の母。光源氏の愛人となっていたが、彼を独占したいと渇望しながらも気位が高く本心を押し殺していた。その自己抑圧が身からさまよい出でて、生き霊・死霊として源氏の愛する女性たちに取り憑くこととなる。
#光源氏 #鈴虫 #めっちゃ!源氏物語