「一途な男が好き」なのに、なぜ好きすぎる男はうまくいかないのか【社会心理学】
素朴な疑問研究所
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「一途な男が好き」なのに、なぜ好きすぎる男はうまくいかないのか【社会心理学】
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付き合って3か月。毎晩「おやすみ」とLINEを送る。休みの日は全部、相手に合わせる。そして、ときどき聞いてしまう。「俺のこと、好き?」
一途な男がいいと聞いていたのに、なぜか相手の気持ちが冷めていく。好きすぎる男は、なぜうまくいかないのか。この動画では、恋人どうしの関係を調べた社会心理学の研究を順に見ていきます。
答えは、好きの量ではありませんでした。33年分・137の研究をまとめると、相手を強く好きな人ほど、別れにくかったのです。うまくいかなくなるのは、ふたりの「好きの差」が開いて、あなたが不安で何度も確かめたり、黙って我慢して尽くしたりする時でした。
※冒頭のLINEや友だちとの会話は、話を分かりやすくするための作り話の例です。紹介する研究はどれも海外の人を調べたもので、日本の男女でも同じかはまだ確かめられていません。多くは「〜なふたりほど〜だった」というつながりの研究で、原因まで決めたものではありません。相手が暴力をふるう・行き先を見張るといった関係は、この話とは別です。
▼チャプター
0:00 おやすみのLINE
2:32 第1章 好きの差
4:29 第2章 不安で確かめる
7:01 第3章 我慢して尽くす
8:57 第4章 好きが強い方がうまくいく
10:56 第5章 自分の価値を返事で決める
13:10 終章 自分を減らさない
▼おもな出典(登場順)
・付き合っている男女の両方に、何年にもわたって何度も「どちらの方が好きか」を聞いた追跡調査。好きの強さが同じくらいのふたりほど満足し、長続きしていた: Sprecher, Schmeeckle & Felmlee (2006) Journal of Family Issues 27
・本気で付き合う354組を3年追跡。見捨てられるのが怖いタイプの女性でも、関係が短く終わるとは限らなかった: Kirkpatrick & Davis (1994) JPSP 66
・「好きが少ない方が強い立場に立つ」という1930年代の社会学者ウォーラーの考え: Waller『The Family』
・大人の恋を「好き方のくせ」で分けた最初の研究: Hazan & Shaver (1987) JPSP
・72組と61組のカップル(61組は14日間の日記)。何度も「好き?」と確かめる行動に、相手も気づいていた: Shaver, Schachner & Mikulincer (2005) PSPB 31
・16の研究のまとめ。確かめてばかりの人は相手に嫌がられやすかったが、つながりは弱い: Starr & Davila (2008) Journal of Abnormal Psychology 117
・付き合っている大学生の2週間の日記。嫌われたくない・もめたくないから尽くす我慢は、関係の長続きに悪かった: Impett, Gable & Peplau (2005) JPSP 89
・33年分・137の研究・3万7千人あまりのまとめ。相手を強く好きな人ほど別れにくかった: Le et al. (2010) Personal Relationships 17
・恋がうまくいくかで自分の値打ちが上下する度合いを4つの研究で確かめた: Knee et al. (2008) JPSP 95
・夫婦の21日間の日記: Murray, Bellavia, Rose & Griffin (2003) JPSP 84
・近づきたい気持ちと、断られる怖さの釣り合いの考え方のまとめ: Murray, Holmes & Collins (2006) Psychological Bulletin
・3つの研究。別れた後に「自分が何者か分からなくなる」人ほど、つらさが大きかった: Slotter, Gardner & Finkel (2010) PSPB 36
▼コメントで教えてください
あなたも、休みを全部相手に合わせていたことはありませんか。
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