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不正咬合のほうが綺麗だった症例 前歯部開咬・3.5mm反時計回り回転の復元

中央大・李教授の輪郭再建ラボ

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不正咬合のほうが綺麗だった症例 前歯部開咬・3.5mm反時計回り回転の復元

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中央大・李教授の輪郭再建ラボ
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こんにちは。中央大学校病院 口腔顎顔面外科のイ・ウリョン(李有龍)です。 本日は少し挑発的なテーマです。「不正咬合の状態のほうが、ご本人には美しく感じられた」患者様の症例です。両顎手術の最も重要な目的は、不正咬合を安定した正常咬合へ戻すことです。しかし咬合を整えることが必ずしも顔を美しくするわけではなく、患者様がその結果に満足されないこともある——今回の症例で私自身も改めて学びました。 ■ 患者様の背景 25歳女性。2014年12月に他院で両顎手術を受けられました。ご来院時のお悩みは三つ。術後に「老けて見える」、周囲から「顔が変わりすぎた」と言われる、そして顔が短くなったので長くしたい、というものでした。術前のお顔をとても懐かしがり、その状態に戻りたいと希望されました。 ■ T0 — 初回手術前(前歯部開咬) 幸い初回手術前(T0)の記録が残っていました。前歯部開咬、つまり大臼歯だけが咬み合い前歯が開いた状態です。この場合、安定性のため通常は咬合平面を時計回りに回転させて手術します。回転させずに下顎だけを動かすと不安定になり、開咬の後戻りや受け口様の輪郭になる恐れがあります。私が初回を担当していても、同じ方向で計画したはずです。 ■ T1 — ご来院時(非常に良好な手術結果) ご来院時の咬合は極めて正確でした。対称性・正中・咬合、すべて良く合っており、技術的に非のうちどころがありません。それでも患者様はとても苦しんでおられ、術前の顔に戻りたいと訴えられました。 ■ 手術計画 — 3.5mm 反時計回り(逆回転) 病的な開咬をあえて作り直すことはできません。そこで術前の印象に可能な限り近づけるため、下方1mm・前方1mm・反時計回り回転3.5mmで計画しました。3Dシミュレーションで下顎の前方移動量と咬合平面の変化を事前に確認し、逆回転により咬合平面が平坦化することを観察しました。 ■ 結果と軟組織の変化 下顎は約1mm前進して下方へ移動し、下唇が前に出て顔が長くなりました。3D軟組織比較でも、T0の開咬状態と完全に同一ではないものの、印象はかなり近く回復しました。側貌・斜位で後退していた下唇が前進し、目元にも生気が戻り、より若々しい印象になりました。 ■ 頬骨縮小 — オージーカーブの保存 本症例では頬骨縮小も同時に行いました。私は頬骨体部を可能な限り温存し、切除しない方針で、たるみ(sagging)を最小限にしオージーカーブ(Ogee curve)を守ります。過度に削ると輪郭が段差になり凹凸が生じますが、本症例では直線が保たれ、たるみもわずかでした。 ■ 2.5mm と 3.5mm の逆回転比較 以前ご紹介した2.5mm逆回転の結果と、今回の3.5mmの結果を並べました。回転量によって側貌がどう変わるか、手術計画の参考になさってください。 ■ Take-home message 正常咬合になったのに、なぜこれほど苦しまれたのか。おそらく下唇の段差(step-off)が大きくなったことが一因と考えます。術前は下唇がやや前に出て段差が小さかったためです。不正咬合は病的な状態であり、当然改善すべきです。しかし改善が「より美しくなる」ことを保証するわけではなく、患者様が結果に満足されないこともある——それを教えてくれた症例でした。最も大切なのは、結果をご本人がどう感じるかです。この患者様は開咬への完全な復帰が叶わない点は残念がられましたが、術前の印象に近く回復したことに満足されました。 症例を共有してくださった患者様に、心より感謝申し上げます。最後までご視聴いただきありがとうございます。チャンネル登録と高評価をお願いいたします。 FACEDESIGNER | Digital-Bio Face Design Lab One Surgery, Zero Worry. #両顎手術 #二顎手術 #他院修正 #渡韓整形 #開咬 #前歯部開咬 #不正咬合 #咬合平面 #反時計回り回転 #顔が変わった #面長 #頬骨縮小 #輪郭手術 #顎変形症 #3Dシミュレーション #オージーカーブ #FACEDESIGNER