【百人一首 第54番・儀同三司母】忘れじの|歌で覚えるJ-POP
Garu JP
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【百人一首 第54番・儀同三司母】忘れじの|歌で覚えるJ-POP
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百人一首 第54番・儀同三司母「忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな」を J-POP にした一曲です。歌で覚える百人一首シリーズ|Garu JP
千年の詩を、J-POPに。
Garu JP は、日本古典詩を現代音楽に再構築するプロジェクト。
万葉集、古今集、平家物語、いろは歌 ──
時を超えて生き続ける言葉を、令和のサウンドへ。
千年前の人も、同じ夜に泣いていました。
恋に焦がれ、別れに傷つき、明日を不安に思い、それでも朝を迎えて生きていく。
古の歌に残された言葉は、千年前の誰かの、嘘のない本音です。
その想いは歌から歌へ、人から人へと受け継がれ、いつしか日本の文化になり、私たちの感性そのものになりました。私たちは知らないうちに、千年分の想いのバトンを受け取っているのです。
Garu JP は、そのバトンを受け取って、現代の情景に重ねて歌にします。
千年前の誰かの今日と、あなたの今日が、どこかで重なりますように。
Reviving 1,000-year-old Japanese poetry as modern J-Pop & Rock.
▼ 原詩・出典
忘れじの 行く末までは かたければ
今日を限りの 命ともがな
新古今和歌集 恋三・1149/儀同三司母(高階貴子)
「『忘れない』というあなたの言葉が、遠い将来まで変わらずにいるのは難しいことだから、その言葉を聞けて幸せな今日を最後に、私の命が終わってしまえばいいのに。」
▼ 時代背景
儀同三司母(高階貴子、生年不詳-996)は平安時代中期の女流歌人。高階成忠の娘で、円融天皇の代に内侍として仕え「高内侍」と呼ばれた。漢詩文にも通じた才女で、藤原道隆の正妻となり、伊周・隆家・定子(一条天皇中宮)を生んだ。「儀同三司」は息子・伊周の称。この歌は『新古今和歌集』恋三・1149、詞書「中関白通ひそめ侍りけるころ」——道隆が通い始めたころ、つまり結婚の初めに詠んだ歌。「忘れじ」は道隆が言った「決して忘れない」という誓いの言葉を、そのまま歌の頭に置いたもの。のちに道隆は関白まで昇り、しかし995年に急死、翌年には伊周・隆家が失脚して中関白家は没落する。幸せの絶頂で「この幸せは続かない」と詠んだ歌は、結果として一族の運命を言い当てたことになる。
▼ 歌詞のストーリー
この歌は「忘れじ」——「決して忘れない」というあなたの言葉——から始まります。その言葉が遠い将来まで変わらずにいるのは難しいことだから、いちばん幸せな今日を最後に、命が終わってしまえばいい。死にたいのではなく、幸せのまま時間が止まってほしいという願いです。藤原道隆が通い始めたころ、結婚の初めに詠んだ歌で、道隆はのちに関白まで昇りながら急死し、翌年には一族が没落する——幸せの絶頂で「これは続かない」と詠んだ歌は、結果として一族の運命を言い当てました。
私たちがこの歌でいちばん惹かれたのは、「忘れない」と言われて幸せなのに、その言葉が怖い、という矛盾でした。現代の景に置き換えると、終電前の駅のホームで「ずっと忘れない」と言われた夜。うれしいはずの言葉が少し怖くて、「ずっとって、どこまでだろう」と考えてしまう。終電が来れば今日が終わる——それが原歌の「今日を限り」とそのまま重なります。
サビは原歌をそのまま歌ったあとに「今日が最後でもいいと思えた/それくらい幸せな夜だった」と自分で訳し、結句を「今日を限りに」の連呼にしました。先のことは誰にも分からない。だから約束はいらない、今日があればいい——その代わり「今日のことだけは覚えていて」と一つだけ願う。Bridgeでは、いにしえの人も同じ夜に「忘れない」と言われて、うれしすぎて先が怖くて、今日で終わってもいいと歌ったことを言葉にしました。恋に限らず、いちばん幸せな瞬間に「これが続かないこと」を知ってしまう人のための一曲。それがこの曲に込めた想いです。
曲は軽快なミドルテンポのJ-POP。透明感のある女声、サビ直前の一瞬の静止から大きく開くサビ、転調して開く最後のサビ。
▼ About this song (English)
Garu JP reimagines classical Japanese poetry as contemporary music.
This song is based on a poem by the Mother of Gidō Sanshi — Takashina no Takako (d. 996), a court lady versed in Chinese poetry, wife of Fujiwara no Michitaka and mother of Empress Teishi: "'I'll never forget you' — but no vow can hold to the end of days. So let my life end today, at its happiest." Written when Michitaka first began to visit her, it opens with his own words, 'I'll never forget you', and answers them with fear: no one can promise forever, so let time stop tonight. Michitaka later rose to regent and died suddenly; within a year the family fell — the poem written at the height of happiness ended up foretelling its end. What drew us in was the contradiction of being told 'I'll never forget you', being happy, and being frightened by the very words. In our version it is a station platform before the last train: 'never' — how far does that reach? The chorus sings the poem as it is and then translates it: I felt that even if today were the last, it would be fine — that is how happy tonight was. So we made the hook 'today, and only today'. No promises needed, as long as there is today; just remember this one day. The bridge tells how someone long ago, on a night like this, was told the same words and cried — too happy, and afraid of what came next. A song for anyone who, at the happiest moment, already knows it cannot last — set as bright, bittersweet Japanese pop with a light female vocal, a stop-time lift into the chorus, and a key change at the end.
▼ 歌詞 / Lyrics
[Verse 1]
「ずっと忘れない」と 君が言った
終電前の 駅のホームで
うれしいはずの その言葉が
少しだけ 怖かった
[Pre-Chorus]
ずっとって どこまでだろう
来年の今日も 言えるのかな
先のことは 誰にも分からないから
[Chorus]
忘れじの 行く末までは かたければ
今日を限りの 命ともがな
今日が最後でも いいと思えた
それくらい 幸せな夜だった
明日のことは 明日に置いて
今日を限りに 今日を限りに
[Verse 2]
写真を撮って 髪を直して
終電が来るまで あと三分
いつか忘れる日が 来るとしても
今日のことだけは 覚えていて
[Pre-Chorus 2]
ずっとって 言わなくていい
今日だけ ほんとなら それでいい
先のことは 誰にも分からないから
[Chorus 2]
忘れじの 行く末までは かたければ
今日を限りの 命ともがな
今日が最後でも いいと思えた
それくらい 幸せな夜だった
約束はいらない 今日があれば
今日を限りに 今日を限りに
[Bridge]
いにしえの人も 同じ夜に
「忘れない」と 言われて泣いた
うれしすぎて 先が怖くて
今日で終わっても いいと歌った
[Final Chorus]
忘れじの 行く末までは かたければ
今日を限りの 命ともがな
明日 忘れられても 構わない
それくらい 幸せな夜だった
終電が来る 手を振る
今日を限りに 今日を限りに
[Outro]
命ともがな……
今日を限りに
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🎵 各種ストアで配信 / Streaming
配信日決定後に追記
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(Pre-saveリンクはDistroKid登録後に追記)
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🌐 公式サイト / Official Site: https://garujp.com
この歌の原詩・現代語訳・時代背景・歌人のものがたりは、公式サイトでゆっくり読めます。
千年前の誰かの人生を知ってからもう一度聴くと、同じ曲が違って聴こえるはずです。
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