【NHK受信料】値下げに使うはずの積立金579億円を取り崩し 国会の承認は?「認可は必要ないと考えております」【木戸口英司×小川航NHK理事】
リリーの政治ニュース
0:00 / 0:00
【NHK受信料】値下げに使うはずの積立金579億円を取り崩し 国会の承認は?「認可は必要ないと考えております」【木戸口英司×小川航NHK理事】
14 684 просмотра · 3 дня назад
リリーの政治ニュース
847 подписчиков
14 684 просмотра · 3 дня назад
受信料の値下げのためにNHKがためてきた「還元目的積立金」。2026年7月14日の参議院 総務委員会で、立憲民主・無所属の木戸口英司議員が、NHKの小川航理事に、その使い道と手続きをただしました。令和6年度決算をめぐるやりとりを、リリーが解説してお届けします。
きっかけは「特別支出」でした。当初予算では約17億円だったものが、決算では約128億円。その大部分を占める約117億円の減損損失について、小川理事は、ラジオの一波削減にともなう建物・放送設備などで89億円、営業基幹システムの開発中止で28億円を計上したと説明しました。システムのほうは日本アイ・ビー・エムとの契約解除にともなうもので、NHKは令和7年2月に訴訟の提起を発表し、現在も係争中です。
令和6年度に取り崩した還元目的積立金は、あわせて579億円でした。内訳は、事業収支の不足449億円と、資本収支の不足130億円です。木戸口議員は「還元目的積立金はあくまで視聴者への還元のために活用されるものとの認識が、我々もそうですけれども、一般的であり」と述べ、経営判断や事業執行が原因で生じた損失に充てるのであれば十分な説明責任が求められるのではないか、と問いました。小川理事は「本来の趣旨との整合性は取れていると考えております」と答えています。
山場は手続きでした。放送法第73条の2第2項は、還元目的積立金の取崩しには収支予算の国会承認が必要で、総務大臣の認可を受けた場合はこの限りでない、と定めています。木戸口議員が「予算にはこの金額は出ていなかったわけですよね」と確かめたところで、委員会の速記が一度止まります。再開後、小川理事は「認可は必要ないと考えております」「五百七十億円の還元ということで承認をいただいております」と答えました。答弁の全文は10:41からご確認ください。
―― 用語解説 ――
◆ 受信料:テレビを設置した人がNHKに払うお金。令和6年度の受信料収入は5901億円で、前年度より426億円減った。令和5年10月に実施した1割値下げが通年で反映された最初の決算にあたる。
◆ 還元目的積立金:NHKが経営の努力で生み出した剰余金を、受信料の値下げなどの原資に充てるためにためておく積立金。令和6年度は579億円を取り崩した。
◆ 特別支出:通常の事業運営に伴う支出とは違い、一時的または例外的な要因で出ていく支出。令和6年度は当初予算の約17億円に対して約128億円になった。
◆ 減損損失:建物や設備が将来生む価値が下がったとき、帳簿の価値を一度に引き下げて損失として計上する会計処理。今回は約117億円で、ラジオ一波削減が89億円、営業基幹システムの開発中止が28億円。
◆ 放送法第73条の2:還元目的積立金を取り崩すときは収支予算を作って国会の承認を受ける、総務大臣の認可を受けたときはこの限りでない、と定めた条文。
―― もくじ(タイムスタンプ)――
0:00 ダイジェスト
0:34 オープニング
1:02 特別支出が当初予算17億円から128億円へ その内訳は
2:24 小川理事「ラジオ一波削減で89億円、営業基幹システムの開発中止で28億円」
2:59 日本IBMとの契約解除は係争中 値下げの原資が損失の処理に充てられている
5:37 資本等変動計算書の130億円 固定資産充当資本への計上
7:38 小川理事「579億円を還元目的積立金を取り崩して充当いたしました」
9:25 放送法73条の2 国会の承認と総務大臣の認可は受けたのか
10:41 委員会の速記が止まる 小川理事「認可は必要ないと考えております」
11:26 小川理事「五百七十億円の還元ということで承認をいただいております」
11:59 今回のまとめ
14:13 用語解説
15:50 エンディング
―― この動画の独自リサーチ ――
決算書の数字は、すべてこの日の答弁の原文から拾っています。取り崩した579億円の内訳(事業収支の不足449億円+資本収支の不足130億円)、資本支出1267億円(建設費1258億円+出資8億円)、減損117億円の内訳(89億円+28億円)は、いずれも小川理事の答弁に出てくる数字です。字幕は国会会議録の原文と一字一句を突き合わせています。なお、NHKが違法だと認定された事実はありません。小川理事は放送法第73条の2第2項に基づく処理だと説明しており、木戸口議員も「慎重に進めていただきたい」と求めるにとどめています。速記が止まった理由は会議録に記載がありません。
―― 出演 ――
木戸口英司(立憲民主・無所属/参議院議員)、小川航(参考人/日本放送協会 理事)、吉川沙織(総務委員長/立憲民主・無所属)
―― 引用元 ――
・参議院インターネット審議中継(2026年7月14日 総務委員会)
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv...
・国会会議録検索システム(第122114601X01320260714 総務委員会 第13号)
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/12211460...
―― クレジット ――
ナレーション:VOICEVOX:波音リツ
BGM: "Volatile Reaction", "Calmant", "Reawakening" by Kevin MacLeod (incompetech.com)
Licensed under Creative Commons: By Attribution 4.0
http://creativecommons.org/licenses/b...
#NHK #受信料 #国会