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人類の肌の色は、なぜ・いつ変わったのか|"白い肌"は最近の産物だった

先祖の夜明け

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人類の肌の色は、なぜ・いつ変わったのか|"白い肌"は最近の産物だった

403 просмотра · 8 дней назад
先祖の夜明け
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肌の色は「太陽の光に合わせて日焼けした結果」のように語られがちです。 しかし実際には、紫外線から葉酸を守ろうとする力と、紫外線でビタミンDを作ろうとする力という、相反する二つの圧力のせめぎ合いの産物でした。しかも薄い肌への進化は、たった一つの起源から世界へ広がったわけではありません。ヨーロッパ・南アジア方面ではSLC24A5という遺伝子が、東アジアではOCA2という全く別の遺伝子が、それぞれ別の年代に、独立に同じ「薄い肌」という答えにたどり着いていました。 さらに、ヨーロッパで薄い肌の人の割合が濃い肌の人と並んだのは、旧石器時代のような大昔ではなく、青銅器時代(約3,000〜4,000年前)という驚くほど最近だったことが、348個体の古代DNA解析から分かっています。 「肌の色は太陽に合わせて調整された」という一言では説明できない、複数の集団・複数の遺伝子による収斂進化の物語を、研究に基づいてたどります。 研究で分かっていることと、そこから先の推測を分けながらお話しします。 「先祖の夜明け」では、古代人・人類史・進化・考古学をテーマに、私たちの祖先がどのように今の姿になっていったのかを紹介しています。 チャンネル登録・高評価をしていただけると励みになります。 【チャプター】 00:00 導入 02:06 第1章 肌の色は太陽が決めたのか 04:08 第2章 二つの相反する圧力 07:20 第3章 薄い肌は一つではなかった 12:06 第4章 パラドックス 変化は最近まで続いていた 16:29 第5章 人類だけの話でもない 18:08 エンディング 【音声】 VOICEVOX:青山龍星 【主な参考文献 / References】 ■ 肌の色は「紫外線から葉酸を守る」圧力と「紫外線でビタミンDを作る」圧力の   せめぎ合いであり、濃い肌はホモ属で約120万年前には確立していたこと Jablonski NG, Chaplin G. (2012) "Human skin pigmentation, migration and disease susceptibility" Philosophical Transactions of the Royal Society B 367(1590):785-792 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles... ※約120万年前という年代は、この論文が引用しているRogers et al. 2004  (Current Anthropology 45(1), DOI: 10.1086/381006)による。Rogers et al.  自体の本文は認証の壁で確認できなかったため、本動画ではJablonski &  Chaplin 2012経由の引用として扱っています。 ■ 薄い肌(TypeII)は濃い肌(TypeV)よりビタミンD3前駆体の合成効率が   5〜10倍高いこと Chen TC, Chimeh F, Lu Z, et al. (2007) "Factors that Influence the Cutaneous Synthesis and Dietary Sources of Vitamin D" Archives of Biochemistry and Biophysics 460(2):213-217 DOI: 10.1016/j.abb.2006.12.017 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles... ■ ヨーロッパ・南アジア・中東・北中央アジアで見られる薄い肌の遺伝子   SLC24A5は、単一の起源(約2.2万〜2.8万年前、95%信頼区間5千〜5.8万年前)   から広がったこと Basu Mallick C, Iliescu FM, Möls M, et al. (2013) "The Light Skin Allele of SLC24A5 in South Asians and Europeans Shares Identity by Descent" PLOS Genetics 9(3):e1003912 DOI: 10.1371/journal.pgen.1003912 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles... ※95%信頼区間が5千年前〜5.8万年前と非常に広いため、「約2.2万〜2.8万年前」  という中心値だけを断定的には扱っていません。 ■ SLC24A5単独で説明できる肌色ばらつきの割合(7〜18%)と、   アレル頻度の地域差(ヨーロッパ人0.99・アフリカ人0.01) Beleza S, Johnson NA, Candille SI, et al. (2013) "Genetic Architecture of Skin and Eye Color in an African-European Admixed Population" PLOS Genetics 9(3):e1003372 DOI: 10.1371/journal.pgen.1003372 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles... ※カーボベルデのアフリカ系・ヨーロッパ系混血集団699人の実測データです。  この集団特有の混血比率に依存する分析であり、他集団にそのまま  当てはめられる数字ではありません。 ■ 東アジア人の薄い肌は、ヨーロッパ人とは全く別の遺伝子(OCA2)・   別の年代(約1万5千年前)で独立に進化したこと Yang Z, Zhong H, Chen J, et al. (2016) "A Genetic Mechanism for Convergent Skin Lightening during Recent Human Evolution" Molecular Biology and Evolution 33(9) DOI: 10.1093/molbev/msw003 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles... ■ ヨーロッパで薄い肌の頻度が濃い肌と初めて同程度になったのは   青銅器時代(約3,000〜4,000年前)だったこと(古代DNA348個体の解析) Perretti S, Santos P, Vizzari MT, et al. (2025) "Inference of human pigmentation from ancient DNA by genotype likelihoods" PNAS 122(29):e2502158122 DOI: 10.1073/pnas.2502158122 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles... ※個々の遺骨の肌色を直接見たものではなく、遺伝子型から確率的に推定した  結果です。 ■ ネアンデルタール人にも、現生人類とは別の変異による薄い色素が   存在した可能性があること Lalueza-Fox C, Römpler H, Caramelli D, et al. (2007) "A Melanocortin 1 Receptor Allele Suggests Varying Pigmentation Among Neanderthals" Science 318(5855):1453-1455 DOI: 10.1126/science.1147417 ※本文を直接確認できなかったため、具体的な個体数・頻度などの数字は  動画内で使用していません。「別の変異による薄い色素があった可能性」 という骨子のみを扱っています。 【動画内で扱わなかったこと】 ヨーロッパで肌色が変化した「理由」を自然選択・人口移動・混合のいずれか一つに特定する根拠、ネアンデルタール人の色素についての具体的な頻度や年代については、直接確認できる資料が無かったため、具体的な数字は動画内で使用していません。 #古代人 #人類史 #考古学 #肌の色 #人類進化