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【明石歩道橋事故】その計画書は暴走族に292人を置いて雑踏にはわずか36人【ゆっくり解説】

ゆっくり事件クロニクル

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【明石歩道橋事故】その計画書は暴走族に292人を置いて雑踏にはわずか36人【ゆっくり解説】

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記録をもとに、事件を振り返るチャンネルです。 新しい回のお知らせと「昭和の記録 年表」(出典つき)をLINEでお届けしています(無料)。 LINE:https://lin.ee/Peg5I76 2001年7月21日、兵庫県明石市。第32回明石市民夏まつりの花火大会の夜です。 会場の大蔵海岸とJR朝霧駅を結ぶ「朝霧歩道橋」の上で、多数の人が折り重なって倒れました。亡くなったのは11人。うち9人が10歳になっていない子どもで、残る2人は71歳と75歳の女性でした。 この動画は、この事故を「橋そのもの」から追ったものです。明石市が公開している事故調査報告書と、最高裁判所の決定と、国会の会議録だけで組み立てています。 ・**橋の幅は6メートル、その先の階段の幅は3メートル。** 階段の幅は夏場の海水浴客を計画交通量として決められ、橋の上の幅は車椅子の通行や眺望のために広くとられていました。報告書はこれを「滞留しやすい、いわゆるボトルネック構造」と書いています ・**1時間に通せるのは、およそ1万4000人。** ところが当日、午後7時30分から8時までの30分で階段を降りられたのは1800人程度。1時間あたり3600人、計算の4分の1です ・**その半年前、同じ橋で同じことが起きかけていました。** 2000年の大晦日から元日にかけてのカウントダウン行事。来場者はおよそ5万5000人。混乱は約20分続き、報告書には「1平方メートルに13人とも15人とも思えるひしめき合い」「人の頭が自分の顎の下に食い込み、骨が折れるか息が止まるかというすさまじさ」と記録されています。死傷者は出ませんでした ・**明石警察署の警備実施結果報告書には、この夜のことが「5万5000人の人出があり、特異事項なし」としか書かれていませんでした。** 一方、警備会社の報告書には「長蛇の列」「親子が引き離される等の混雑」と書かれています。報告書は「これらの状況が、後日それぞれの組織の中で共有された形跡が見当たらない」と結論しています ・**4月10日から6月13日まで、警察署と主催者側は11回協議しています。** 報告書によれば、その内容は「専ら大蔵海岸での花火大会当日、夜店を大会会場の何処に出店させるかの討議が繰り返されている」 ・**2001年5月7日、明石警察署長が「警察の仕事は暴走族対策である」と明言。**雑踏警備計画書の部隊編成でも、暴走族対策と事件対策に292人、雑踏対策に36人。しかも事故現場となった朝霧歩道橋には**全く配置されていません** ・**警備会社の警備計画書は「丸写しの疑いが濃厚」。** 半年前のカウントダウンの計画書と酷似し、今回は全く不要なJR山陽本線の深夜便の記載までそのまま残っていました。大阪支社長は社内で作らせ、作成後に内容へ直接目を通していませんでした。契約書も、事故後の7月26日ころに日付を遡らせて作られたものでした ・**消防本部との事前協議は7月3日と4日の2回だけ。**内容は花火の消火と救急車の派遣のみで、多数の傷病者が出たときの協議は行われていません。警備計画書も消防には渡っていませんでした ・**当日、「橋に入る人を止めよう」という提案は少なくとも4回出て、4回とも通りませんでした。**「流れているのでこのまま様子をみる」「自然の流れ、このまま行こう」「花火が終わってからにしよう」──いずれも会議録・報告書に残る言葉です ・**午後8時。**警備会社の責任者が「前が詰まってどうにもなりません。ストップしましょうか。」と打診し、地域官の消極的な反応を受けて引き下がりました。同じころ、地域官は配下の警察官から機動隊導入の検討を求める報告を受けています ・**橋の上にいたのは、およそ6400人。**三つの方法で別々に計算して6400人・6500人・6450人。事故現場の群衆密度は1平方メートルあたり13人から15人、圧力は幅1メートルあたり400キログラム程度またはそれ以上と推定されています ・報告書は、この事故を「将棋倒し」ではなく**「群衆なだれ」**と呼ぶのが適当だとしています。引き金となった空隙が何でできたかについては、複数の候補を挙げたうえで「**断定はできない**」と書いています ・**事故調査委員会の結論は、予見できた、防げた。**委員長は弁護士の原田直郎さん、副委員長は京都大学防災研究所の河田惠昭さん。15回の会議を経て、18項目の再発防止策が提言されました。八つ目にはこうあります ──「**事故が起こった場合の責任は最終的には雑踏警備のプロである警察にあるということになり、その指導、助言は徹底して行われなければならない**」 ・**2002年、国会。**国家公安委員会委員長の村井仁さんは「公道の上であったからすべて警察の責任だというのは、いささか論理の飛躍があるのではないか」と述べ、同時に「私は、警察に責任がないなんとは全然言っていない」「三者それぞれに責任があるんだろうと思っております」とも述べています。警察庁は明石市・警備業者・明石警察署の関係者**合計12名**を業務上過失致死傷罪で事件送致しました ・**最高裁判所第一小法廷の決定。**「機動隊に対して遅くとも**午後8時10分**ころまでに出動指令があったならば(中略)本件事故は、回避することができたと認められる」。事故が起きたのは午後8時48分ないし49分ころ。その38分前の話です ・**検察審査会で二度「起訴相当」の議決が出たのは、昭和53年以降でこの事故だけでした。**2006年の政府答弁書に、そう書かれています ※ この動画では、刑事責任を問われた2人を**名前で呼んでいません**。最高裁の決定文が「被告人A」「被告人B」としか書いていないためです。亡くなった11人の氏名も出していません(報告書にも載っていません)。倒れた場面の描写もしていません。 ※ 負傷者の数は、明石市の報告書では**247人**、最高裁の決定では**183名**です。どちらも正しく、数えている範囲が違います。動画では両方を出して、その違いまで説明しています。 ※ 不起訴となった人のその後の刑事手続については、**原本の資料に行き着けていないため、この動画では触れていません。**確認できたのは2006年6月20日の答弁書までです。 ────────────────── 【出典】 ・明石市『第32回明石市民夏まつりにおける花火大会事故調査報告書』(概要版/本編 第1部・第2部・第3部)  https://www.city.akashi.lg.jp/anzen/a... ・最高裁判所 決定(業務上過失致死傷)  https://www.courts.go.jp/assets/hanre... ・国立国会図書館 国会会議録検索システム  2002年7月23日 衆議院決算行政監視委員会第一分科会/2002年7月31日 衆議院決算行政監視委員会/  2002年11月1日 衆議院内閣委員会/2002年11月14日 参議院内閣委員会/2004年5月7日 衆議院内閣委員会 ・衆議院 質問第326号「明石花火大会歩道橋事故の責任追及に関する質問主意書」(2006年6月9日)と答弁書(同年6月20日)  https://www.shugiin.go.jp/internet/it... ※ この動画は、亡くなった方とご遺族への配慮を最優先に作っています。特定の個人を犯人として断定・示唆する意図はありません。 #明石歩道橋事故 #雑踏事故 #群衆なだれ #明石市民夏まつり #ゆっくり解説 #ゆっくり事件クロニクル 実際に起きた国内外の行方不明事件や謎が残された事件をテーマに「注意喚起、再発防止、防犯意識、風化防止」を目的として配信しております。 事件の感想やリクエストがございましたらお気軽にコメントください。 ※本チャンネルは報道・公的記録・当時の証言などに基づき構成した考察作品です。特定の人物を断定・誹謗する意図はありません ※動画内の素材はすべて引用であり、著作権や肖像権を侵害する目的はございません。 ※当チャンネルはテーマを独自で厳選した上でシナリオと動画をオリジナル制作しております。 #ゆっくり解説 #未解決事件 #事件解説