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鳥が人をハチの巣へ道案内!? 種をこえた名コンビTOP5【ずんだもん解説】

ずんだもんのいきもの探検隊

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鳥が人をハチの巣へ道案内!? 種をこえた名コンビTOP5【ずんだもん解説】

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野生の生き物にも、ちがう種どうしで助け合うコンビっているの? 触角で合図を受け取るエビとハゼ、汁のお礼にアリに守られるイモムシ、一緒に狩りをするコヨーテとアナグマ、サイに危険を知らせる見張り番の鳥、そして人をハチの巣まで道案内する鳥。 助け合い方の意外さで選んだ名コンビを、ずんだもん隊長と四国めたんがランキング形式で紹介するのだ! 「助け合い方の意外さ」で選んだ、このチャンネル独自の編集ランキングです(科学的に決まった順位ではありません)。紹介するのは、ちがう種どうしが合図を交わしたり、得意なことを生かし合ったりする組み合わせです。 みんなは、どのコンビが一番の名コンビだと思った? コメントで教えてね! 【チャプター】 00:00 導入・ランキング基準 00:33 第5位 ハゼとテッポウエビ 01:47 第4位 シジミチョウとアリ 03:09 第3位 コヨーテとアメリカアナグマ 04:24 第2位 ウシツツキとクロサイ 05:46 第1位 ノドグロミツオシエと人 07:49 ランキングまとめ 08:18 エンディング 【内容の範囲】 ・第5位 ハゼとテッポウエビ(ハゼの仲間 Cryptocentrus steinitzi とテッポウエビの仲間 Alpheus purpurilenticularis):紅海北部での水中観察。巣穴を掘るエビと同じ巣穴を使うハゼが、危ない魚が近づくと主に尾をすばやく振り、その震えがハゼに触れたエビの触角を通して伝わって、エビは巣穴に退きます。触角が触れていないときは警告せず、警告は特定の種類の魚が近づいたときだけでした(Karplus 1979)。平たい捕食魚の模型を近づけると、近いほど警告が多く、とても近づくとハゼも巣穴に入りました(Karplus & Ben Tuvia 1979)。 ・第4位 シジミチョウとアリ(ミアミブルー Cyclargus thomasi bethunebakeri と フロリダ・カーペンターアリ Camponotus floridanus):シジミチョウ科の約75%はアリと関わり、アリと付き合う幼虫は背中の蜜腺から窒素を多く含む汁を出します(論文の序論)。2022年の研究は、絶滅危惧のミアミブルーの幼虫を実験室で1匹ずつ植物にのせ、アリ8匹・捕食者のサシガメと一緒に90分観察しました。大きい幼虫は、アリがいると1匹も食べられず、いないと1匹を除いて食べられました。捕食者がいないとき、アリが世話をしていた時間の割合は大きい幼虫で85%、小さい幼虫で37%でした(Hill et al. 2022。実験室での結果です)。 ・第3位 コヨーテとアメリカアナグマ(Canis latrans と Taxidea taxus):ユインタジリスを狩る場面で、アナグマと一緒のコヨーテは、ひとりのときより獲物を食べる割合が高めで(はっきりしない差:P=0.09)、コヨーテと一緒のアナグマは地面の下で活動する時間が長くなりました(P=0.02)。体のつくりと狩り方が補い合い、組むと獲物が狙われやすくなるようだと考えられています(Minta et al. 1992)。自動撮影カメラでは、アナグマが写った46回のうち5回がコヨーテとの狩りで、すべて夏の半ば~終わりでした(Thornton et al. 2018)。2024年の研究でも、アナグマがよく使う場所ほどコヨーテもよく来ていました(Windell et al. 2024)。 ・第2位 ウシツツキとクロサイ(アカハシウシツツキ Buphagus erythrorynchus と クロサイ Diceros bicornis):アカハシウシツツキのスワヒリ語の名前は「Askari wa kifaru(サイの見張り番)」。南アフリカの公園で11頭のクロサイに研究者が隠れずに近づく実験を86回行い、ウシツツキの警戒の声があると、サイが気づいた割合は23%から100%に、気づいた距離は平均27mから61mに伸び、1羽増えるごとに9m伸びました。声で気づいたサイは人の方でなく風下を向きました(Plotz & Linklater 2020)。ウシツツキは傷をつついて血をなめることもあり、関係は単純な助け合いだけではありません(Weeks 2000、Plantan et al. 2013、Ndlovu & Combrink 2015)。 ・第1位 ノドグロミツオシエと人(Indicator indicator):ミツオシエは鳴き声で人を呼び、木から木へ飛んで野生のミツバチの巣へ案内します。人は煙でハチをおとなしくさせて巣を開け、人はハチミツ、ミツオシエは蜜ろうを得ます。モザンビークのヤオの人々の呼び声「ブルルル、フム」を流すと、ほかの声とくらべて案内される確率が約33%から66%に、巣が見つかる確率が17%から54%に上がりました(Spottiswoode et al. 2016)。タンザニアのハッザの人々は口笛を使います。2023年の研究では、タンザニアで地元の口笛81.5%・ヤオの呼び声24%・比較の声26.1%、モザンビークで地元の呼び声73.1%・ハッザの口笛25.9%・比較の声50%の割合でミツオシエが案内を始めました。音の届き方では説明できず、地元の呼び方を学んでいると考えられています。人は呼び方を父親や年長者から教わります(Spottiswoode & Wood 2023)。 ・映像の生き物・人・背景・実験の様子はAIイラスト、図は分かりやすくした模式図で、実際の観察映像や写真ではありません(数値は論文によります)。 【音声・使用素材】 音声:VOICEVOX:ずんだもん、VOICEVOX:四国めたん 立ち絵:東北ずん子・ずんだもんプロジェクトの公式イラストを元にAIで作成 https://zunko.jp/con_illust.html BGM:いまたく「絶好の風向き」、Anonyment「Return to Youth」/OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME) https://opentracks.com/bgm/detail/9318 https://opentracks.com/bgm/detail/14958 効果音:効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/ 生き物・背景はAI生成イラスト、図解は模式図です。実際の観察映像ではありません。効果音は演出で、生き物の実録音ではありません。 【参考資料】 ・Karplus I. (1979) The tactile communication between Cryptocentrus steinitzi (Pisces, Gobiidae) and Alpheus purpurilenticularis (Crustacea, Alpheidae). Zeitschrift für Tierpsychologie 49: 173–196. https://doi.org/10.1111/j.1439-0310.1... ・Karplus I., Ben Tuvia S. (1979) Warning signals of Cryptocentrus steinitzi (Pisces, Gobiidae) and predator models. Zeitschrift für Tierpsychologie 51: 225–232. https://doi.org/10.1111/j.1439-0310.1... ・Hill G.M., Trager M.D., Lucky A., Daniels J.C. (2022) Protective benefits of tending ants to a critically endangered butterfly. Journal of Insect Science 22(6): 9. https://doi.org/10.1093/jisesa/ieac068 ・Minta S.C., Minta K.A., Lott D.F. (1992) Hunting associations between badgers (Taxidea taxus) and coyotes (Canis latrans). Journal of Mammalogy 73: 814–820. https://doi.org/10.2307/1382201 ・Thornton D.H. et al. (2018) Hunting associations of American badgers (Taxidea taxus) and coyotes (Canis latrans) revealed by camera trapping. Canadian Journal of Zoology 96: 769–773. https://doi.org/10.1139/cjz-2017-0234 ・Windell R.M. et al. (2024) Coyote use of prairie dog colonies is most frequent in areas used by American badgers. J. Mammal. 105(6): 1309–1321. https://doi.org/10.1093/jmammal/gyae066 ・Plotz R.D., Linklater W.L. (2020) Oxpeckers help rhinos evade humans. Current Biology 30: 1965–1969. https://doi.org/10.1016/j.cub.2020.03... ・Weeks P. (2000) Red-billed oxpeckers: vampires or tickbirds? Behavioral Ecology 11: 154–160. https://doi.org/10.1093/beheco/11.2.154 ・Plantan T. et al. (2013) Feeding preferences of the red-billed oxpecker, Buphagus erythrorhynchus: a parasitic mutualist? African Journal of Ecology 51: 325–336. https://doi.org/10.1111/aje.12042 ・Ndlovu M., Combrink L. (2015) Feeding preferences of Oxpeckers in Kruger National Park, South Africa. Koedoe 57(1). https://doi.org/10.4102/koedoe.v57i1.... ・Spottiswoode C.N., Begg K.S., Begg C.M. (2016) Reciprocal signaling in honeyguide-human mutualism. Science 353: 387–389. https://doi.org/10.1126/science.aaf4885 ・Spottiswoode C.N., Wood B.M. (2023) Culturally determined interspecies communication between humans and honeyguides. Science 382: 1155–1158. https://doi.org/10.1126/science.adh4129