【中学入試算数】1〜9を使い切る難問を「概算」で仕留める【開成中 2026年度】
ガク先生の算数・数学教室
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【中学入試算数】1〜9を使い切る難問を「概算」で仕留める【開成中 2026年度】
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#開成中 #中学入試算数 #数の性質 #不等式 #2026年度
■ 問題
開成中 2026年度
1〜9の異なる数字を1回ずつ A〜I に入れて、以下の不等式を満たす組み合わせを一組求めなさい。
(ABCD / EF) + (GH / I) < 17
■ 方針
・「分母の桁数が大きい方」の効率を最大化する
EF(2桁)に大きな数字(9, 8)を配分するのが、第1項を小さくする最優先事項です。
・「余った大きな数字」を次の分母に回す
次に分母として影響力が大きい I(1桁)に、残った大きな数(7)を配置します。
・整数部分の「見積もり」で範囲を限定する
1000台 ÷ 90台 = 10台前半、というアタリをつけてから微調整します。
■ 途中式(鮮やかな絞り込み)
【ステップ1:分母の固定】
式全体を最小化するため、分母に大きな数字を集中させます。
・EF = 98
・I = 7
と仮定します。
【ステップ2:分子の配置】
残った数字 {1, 2, 3, 4, 5, 6} を使い、分子をできるだけ小さく並べます。
・ABCD = 1234
・GH = 56
【ステップ3:計算と判定】
(1234 / 98) + (56 / 7)
= 12.59... + 8
= 20.59... (まだ 17 を超えています)
【ステップ4:第2項の劇的スリム化】
第2項 (GH / I) が 8 というのは大きすぎます。
ここで、GH にもっと小さい数字を使い、第1項の増加分と比較します。
数字を入れ替えて、GH を 20 台にします。
残った数字 {1, 3, 4, 5, 6} で再構成:
・I = 8 (分母を大きく保つ)
・GH = 24 (24 / 8 = 3 となり、一気に 5 減らせる)
このとき、第1項に使える数字は {1, 3, 5, 6, 7, 9}。
・EF = 97 (分母の最大級を維持)
・ABCD = 1356 (分子の最小級を維持)
(1356 / 97) + (24 / 8)
= 13.97... + 3
= 16.97...
16.97... < 17 となり、鮮やかに成立。
■ 答え
(1356 / 97) + (24 / 8) < 17
(A=1, B=3, C=5, D=6, E=9, F=7, G=2, H=4, I=8)
■ まとめ
・最大のポイントは 「分母に 9, 8, 7 を集める」 という決断
・第2項を 「約分できる整数(24/8=3)」 に固定することで、計算の迷いを消す
・開成の記述では、このような「極端な値から攻める論理」が評価される
この問題は、
「バラバラの数字を、分母の重みによって整列させる快感」
を解説する動画に最適です。
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