人を「依存させる方法」は、たった3つしかない【行動分析学×神経科学】
心の種明かし
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人を「依存させる方法」は、たった3つしかない【行動分析学×神経科学】
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心の種明かし
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付き合って二年。三日間連絡をよこさなかった恋人が、突然、花束を持って現れる。「やっぱり、お前しかいない」。その夜、Nさんはこの二年で一番幸せだと感じました。友人たちは「別れたほうがいい」と言う。本人も、頭ではわかっている。それでも離れられないのは、彼女の心が弱いからなのでしょうか。
実は、人を依存させる方法は、たった三つしかありません。しかもその三つは、ハトにも、サルにも、人間にも、同じように効いてしまいます。いつ出るかわからないエサを、休まずつつき続けたハト。ジュースがもらえる確率が「半々」の時に、期待の信号が最も強くなったサルの脳。暴力のある関係から離れた後も、ひどい時期と優しい時期の「波」が強いほど気持ちが残り続けた女性たち。そして、満足しているからではなく、注いできたものの大きさと、逃げ道のなさで関係にとどまってしまう心の仕組み。
この動画では、行動心理学と社会心理学の研究をもとに、依存が生まれる三つの仕組みを一つずつ分解します。さらに、振られた人の脳で起きていること、そして依存させる方法とはまったく逆の方向で、人が「この人と離れたくない」と感じる理由もお話しします。
最後に、今の関係を確かめる三つの問いを置いています。相手の優しさは「当たり」になっていないか。一番ほっとするのは、冷たくされた直後ではないか。その人と出会ってから、あなたの世界は広がったのか、狭くなったのか。
心の仕掛けを、研究で一つずつ種明かししています。次の動画も見たい方は、チャンネル登録をお願いします。
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/ @kokoro_taneakashi
▼目次
00:00 プロローグ
01:58 Chapter 1 ごほうびを気まぐれにする
05:35 Chapter 2 冷たさのあとに優しくする
08:08 Chapter 3 時間を使わせ、逃げ道を減らす
11:05 Chapter 4 脳に残る渇き
14:17 Epilogue 広がる世界
▼参考文献
1. Ferster, C. B., & Skinner, B. F. (1957). Schedules of reinforcement. Appleton-Century-Crofts.
ハトの実験。何回つつけばエサが出るかが毎回変わる条件では、速く休まずつつき続け、エサが止まってもやめにくかった。
2. Humphreys, L. G. (1939). The effect of random alternation of reinforcement on the acquisition and extinction of conditioned eyelid reactions. Journal of Experimental Psychology, 25(2), 141–158.
人のまばたきの条件づけ。でたらめに半分の回だけ空気を吹きつけた人の方が、吹きつけをやめた後もまばたきが消えにくかった。
3. Fiorillo, C. D., Tobler, P. N., & Schultz, W. (2003). Discrete coding of reward probability and uncertainty by dopamine neurons. Science, 299(5614), 1898–1902.
サルの実験。ジュースを待つ間のドーパミン神経の持続的な活動は、もらえる確率が半々(不確かさが最大)の時に最も強かった。
4. Dutton, D. G., & Painter, S. L. (1981). Traumatic bonding: The development of emotional attachments in battered women and other relationships of intermittent abuse. Victimology, 6, 139–155.
ひどい扱いと優しさが交互に来る関係で強い絆が生まれる「トラウマ・ボンド」の考え。力の差が大きいほど、弱い立場の側は自分を低く見て、相手への依存を深める。
5. Dutton, D. G., & Painter, S. (1993). Emotional attachments in abusive relationships: A test of traumatic bonding theory. Violence and Victims, 8(2), 105–120.
暴力のある関係から離れた75人の女性への聞き取りと半年後の追跡。離れた後の気持ちを最もよく予測したのは、ひどい時期と優しい時期のくり返しと、力関係の揺れだった。気持ちは半年で約27%弱まっただけだった。
6. Rusbult, C. E. (1980). Commitment and satisfaction in romantic associations: A test of the investment model. Journal of Experimental Social Psychology, 16(2), 172–186.
関係を続けるかどうかは、満足度・注いできたもの・ほかの選択肢の三つで決まるという「投資モデル」。
7. Rusbult, C. E. (1983). A longitudinal test of the investment model: The development (and deterioration) of satisfaction and commitment in heterosexual involvements. Journal of Personality and Social Psychology, 45(1), 101–117.
付き合っている大学生を追跡。関係への気持ちは、満足度に加えて、注いできたものが多く、ほかの相手が魅力的でないほど強まった。
8. Rusbult, C. E., & Martz, J. M. (1995). Remaining in an abusive relationship: An investment model analysis of nonvoluntary dependence. Personality and Social Psychology Bulletin, 21(6), 558–571.
シェルターに来た女性たちへの聞き取り。結婚しているなど多くを注いできた人、経済的な選択肢が乏しい人ほど関係にとどまる気持ちが強く、その気持ちが、シェルターを出てすぐ相手のもとへ戻るかどうかを分けた。
9. Arkes, H. R., & Blumer, C. (1985). The psychology of sunk cost. Organizational Behavior and Human Decision Processes, 35(1), 124–140.
劇場の年間チケットを、くじで定価・小さな割引・大きな割引に分けて販売。定価で買った人の方が、シーズン前半に多く観劇した(後半は差がはっきりしなかった)。
10. Fisher, H. E., Brown, L. L., Aron, A., Strong, G., & Mashek, D. (2010). Reward, addiction, and emotion regulation systems associated with rejection in love. Journal of Neurophysiology, 104(1), 51–60.
最近振られたのに今も相手を強く愛している15人(女性10人・男性5人)の脳画像。振った相手の写真で、報酬や意欲に関わる領域が強く働いた。人数が少なく、脳の活動と気持ちの関係には解釈の幅がある。
11. Aron, A., Norman, C. C., Aron, E. N., McKenna, C., & Heyman, R. E. (2000). Couples' shared participation in novel and arousing activities and experienced relationship quality. Journal of Personality and Social Psychology, 78(2), 273–284.
手首と足首をつないで障害物を越える、新しく少しドキドキする作業を一緒にしたカップルは、ありふれた作業をしたカップルより、関係への満足度が高まった。
▼この動画について
依存の仕組みを知り、自分や身近な人の関係を見直すための動画です。人を操ることを勧めるものではありません。
暴力や脅し、つらい関係に悩んでいる方は、一人で抱えずに「DV相談ナビ #8008」などの相談窓口にご相談ください。
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#恋愛心理 #心理学 #心の種明かし