60年、毎日「薬」を飲み続ける川 ― 草津の「死の川」はなぜ手を離せないのか
建造物のウラ側
0:00 / 0:00
60年、毎日「薬」を飲み続ける川 ― 草津の「死の川」はなぜ手を離せないのか
57 738 просмотров · 11 дней назад
建造物のウラ側
1,05 тыс. подписчиков
57 738 просмотров · 11 дней назад
群馬県・草津温泉から流れ出る湯川には、60年以上、一日も休まず白い石灰の粉が流し込まれています。汚しているのではありません。この川を「生かしておく」ための薬です。
上流の草津白根山から湧き出る水は、火山の硫黄を溶かした強い酸性。下流の吾妻川は魚も住めず、田んぼにも飲み水にも使えず、鉄の橋やコンクリートまで溶かす「死の川」と呼ばれていました。1952年に持ち上がった八ッ場ダムの計画も、このままでは造れません。
選んだのは、構造物を酸に強くするのではなく、川の水そのものを変えること。
1964年、草津に世界初の「川を中和する工場」が動き出しました。石灰石を細かい粉にして水と混ぜ、24時間pHを測りながら川に流し込んでいます。
すると今度は、中和でできた白い泥が問題に。1965年、泥をためるための品木ダムが造られ、1988年からは湖の底の泥をさらう浚渫が続いています。掘り出した泥の置き場が足りなくなると、2008年には土砂を手前で止める小さなダムも造られました。
吾妻川のpHは2.4〜4.7から4.8〜8.5へ。魚が戻り、八ッ場ダムは2020年に完成しました。それでも火山は今も酸を出し続け、工場は今日も石灰を入れ、船は今日も泥をすくっています。
※この動画は、建造物やインフラの仕組みを分かりやすく伝えるための教育目的で制作しています。映像はAIで作成したイメージのため、実際の形や大きさとは異なる場合があります。
00:00 白い粉を飲み込み続ける川
00:25 問題は「水そのものが酸」
00:33 酸の出どころ、草津白根山
01:12 八ッ場ダムの計画と、造れないダム
01:30 答え① 石灰石を敷く? 答え② 酸に強いコンクリート?
02:02 発想の逆転
02:09 世界初の中和工場
03:01 中和が生んだ白い泥
03:15 泥をためる品木ダム
03:40 ダムが泥で埋まっていく
04:14 本当の問題は、泥の置き場
04:35 土砂を手前で止める小さなダム
04:53 戻ってきた魚と、八ッ場ダムの完成
05:13 今も続く火山の酸
05:28 まとめ
参考:
・国土交通省 関東地方整備局 品木ダム水質管理所「品木ダムの役割」
・国土交通省 関東地方整備局「品木ダム定期報告書(概要)」
・国土交通省 関東地方整備局 品木ダム水質管理所「中和工場の諸元」
内容の誤りや補足があれば、資料と一緒にコメントで教えていただけると助かります。
VOICEVOX:青山龍星
#草津温泉 #品木ダム #中和 #酸性河川 #八ッ場ダム