【鍼灸ASMR・鍼灸学生】「思ってたより、普通で」頑張って目標を叶えた27歳、その先で立ち止まった日【木漏れ日の診療室 第14話】
五つの扉の鍼灸院 〜心と体をほどく場所〜
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【鍼灸ASMR・鍼灸学生】「思ってたより、普通で」頑張って目標を叶えた27歳、その先で立ち止まった日【木漏れ日の診療室 第14話】
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五つの扉の鍼灸院 〜心と体をほどく場所〜
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ずっと目指していた場所に、ようやくたどり着いた。
もっと嬉しいと思っていた。
もっと何かが変わると思っていた。
でも、実際にそこに立ってみると——
「思ってたより、普通で。」
27歳の会社員・相沢 航は、右ふくらはぎの張りを感じ、白木先生の診療室を訪れます。
仕事では長く目標にしていたものを、ようやく手に入れたばかり。
周囲からは「よかったね」「すごいね」と言われる。
航自身も、嬉しくないわけではありません。
ただ、長い間ずっと目印にしていたものがなくなって、
次にどこを見ればいいのか、まだ分からない。
治療を終え、温かい黒豆と陳皮のお茶を飲みながら、航はぽつりと言います。
「目印がなくなった感じなのかな。」
答えを急いで見つけなくても、
たどり着いた場所から見える景色を、しばらく眺める時間があってもいい。
秋の木漏れ日の中で描く、小さな診療室の物語です。
【今回の東洋医学・鍼灸】
今回の証立ては 肝虚寒証。
身体所見や四診を踏まえながら、冷えと下肢の緊張をみて治療を組み立てています。
本治・使用穴
太谿(KI3)
太衝(LR3)
丘墟(GB40)
背部
肝兪(BL18)
腎兪(BL23)
灸
中脘(CV12)
太谿(KI3)
太衝(LR3)
肝兪(BL18)
腎兪(BL23)
右ふくらはぎには、状態を確認しながらごく軽い表層刺激を行っています。
※本作の鍼灸治療は物語上の表現を含みます。実際の治療では、患者さん一人ひとりの状態を診察したうえで施術内容を判断します。
今回のお茶:黒豆+陳皮
香ばしい黒豆に、陳皮のやさしい香りを合わせた秋の一杯です。
『白木先生の木漏れ日の診療室』
身体の小さな不調を入り口に、若い人たちの日常と心の揺れを、東洋医学とともに静かに描くシリーズです。
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