第78回 午前56問|細胞の生存率曲線【診療放射線技師 国家試験 解説】
診療放射線技師 国家試験 解説
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第78回 午前56問|細胞の生存率曲線【診療放射線技師 国家試験 解説】
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第78回 午前56問|細胞の生存率曲線
生存率 = コロニー数 /(まいた細胞数 × PE)。0 Gyの生存率は、かならず1
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総合病院に勤務する現役の診療放射線技師が、診療放射線技師国家試験の過去問を1問ずつ解説します。
答えを覚えるのではなく、なぜそうなるのかまで踏み込んで、合格まで一緒に走ります。
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■ 問題(第78回 午前56問)
ある細胞をシャーレに1,200個ずつ分注し、様々な線量のα線を照射してからしばらく培養したところ、次の表の数のコロニーができた。このデータを使って作成した生存率のグラフで正しいのはどれか。縦軸は生存率、横軸は線量[Gy]を示す。
(表)線量[Gy]とコロニー数: 0 Gy→600個/1 Gy→170個/2 Gy→50個/3 Gy→14個/4 Gy→4個
(選択肢はグラフ。下の説明は、原本のグラフを言葉にしたもの)
1. 0 Gyの生存率が0.1から始まるグラフ
2. 0 Gyの生存率が0.2あたりで、1 Gyまでに急に下がるグラフ
3. 0 Gyの生存率が1で、1 Gyで急に下がり、そのあとほぼ横ばいのグラフ
4. 0 Gyの生存率がほぼ1で、2 Gyまでに大きく下がるグラフ
5. 0 Gyの生存率が1で、ほぼ一直線に下がるグラフ
■ 正解 5
■ 選択肢の解説
1. 0 Gyの生存率が 0.1 から始まるグラフ(誤り)
0 Gyの点が 0.1。計算値(○)は 1。
2. 0 Gyの生存率が 0.2 あたりのグラフ(誤り)
0 Gyの点が 約0.2。1 Gyの点は、計算値(○)よりずっと低い。
3. 0 Gyの生存率が 1 で、1 Gyで急に下がるグラフ(誤り)
0 Gyの点は 1。1 Gyで急に下がり、そのあと横ばい。1 Gy以降は、計算値(○)と大きく違う。
4. 0 Gyの生存率が ほぼ 1 のグラフ(誤り)
0 Gyの点は ほぼ 1。2 Gy以降の点は、計算値(○)よりずっと低い。
5. 0 Gyの生存率が 1 で、ほぼ一直線に下がるグラフ(正しい)
0 Gyの点は 1。どの点も、計算値(○)の近く。ほぼ一直線。
■ 覚えておくこと
・コロニーをつくれた細胞が、生き残り。増殖しなくなった細胞は、細胞死と定義
・生存率 = コロニー数 /(まいた細胞数 × PE)。0 Gyの生存率は、かならず1
・縦軸は対数目盛り(片対数グラフ)。一定の割合で下がる = 直線
・D0 = 平均致死線量(感受性のめやす)。Dq = 準しきい線量(回復能力のめやす)
・多重標的1ヒットは、肩のある曲線。高LET放射線は、直線に近い
・この問題は、生存率を計算して判断。0 Gyで1・ほぼ一直線 = 選択肢5
■ この問題のポイント
・生存率 = コロニー数 /(まいた細胞数 × PE)。0 Gyの生存率は、かならず1
・生存率は、1 Gyごとに、およそ0.28〜0.29倍に下がる。片対数グラフでほぼ一直線 = 選択肢5
■ チャプター
0:00 はじめに
0:12 問題
1:21 正解
1:40 コロニーアッセイ
2:36 プレーティング効率と生存率
3:31 片対数グラフ
4:31 標的理論
7:01 LQモデルと放射線の種類
9:35 一緒に計算してみる
12:03 ここまでの要点
13:10 選択肢をひとつずつ
15:23 この問題のポイント
15:58 おわりに
出典:「第78回診療放射線技師国家試験問題および正答」(厚生労働省)を加工して作成 / 参考文献:診療放射線技師 国家試験出題基準
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