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定年した夫が食器を重い陶器に替えた。六十七歳の私は棚から皿を下ろして話した。選ぶのは夫でも、毎日運ぶのは誰なのか

Wascom Loforte

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定年した夫が食器を重い陶器に替えた。六十七歳の私は棚から皿を下ろして話した。選ぶのは夫でも、毎日運ぶのは誰なのか

29 просмотров · 19 часов назад
Wascom Loforte
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夫が買い替えた重い陶器の皿を棚から下ろすと、右手首に鈍い痛みが走りました。六十七歳の私が選んで使ってきた軽い皿は、もう段ボールの中。きれいな器を選ぶのは夫でも、毎日出して、洗って、しまうのは誰なのでしょう。 定年後、修一さんは三度の食事を楽しみにするようになりました。一緒にゆっくり食べられることを、私もうれしく思っていたのです。けれど、買い物も洗濯も食事の間に挟まれ、私の一日は細かく切れていきました。 新しい皿を使うなら、片付けまで自分でしてほしい。そう伝えた夕食の席で、夫が元同僚三人を土曜日の昼に招いていたと知ります。その日は、私が栄子さんとの昼食を先に約束していた日でした。料理を取れば済む話ではありません。出迎えもお茶も、帰宅後の片付けも、私がするつもりだったのです。 私は約束どおり出かけると伝えました。それでも、困っている夫を見ると、つい手を出したくなる。娘の真帆にも頼ろうとする夫を前に、私の代わりに娘の予定まで後回しにしてほしくないと思いました。 やがて私は、一人で借りられる部屋を見に行くことにします。家計簿を開けば、年金だけでは足りない生活費がある。慣れた家を離れる不安も、一人の夜の寂しさもあります。夫を困らせたいのではなく、誰の支度も考えずに朝を迎えてみたい。その願いを、どう伝えればいいのでしょう。 棚の高さを変え、昼食を作り始めた夫。その変化はうれしい。それでも、自分の暮らしを考えることまでやめるべきなのか、私は迷います。重い皿から始まった話し合いが、二人の老後をどう動かしていくのか。私がためらいながら選ぶ、その続きを聞いていただけたらと思います。 #熟年夫婦 #定年後の暮らし #家事分担 #老後の住まい