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定年した夫に残り物の責任を問われた六十一歳の私。メモを出して「食べないと決めた分まで私の無駄にしないで」と伝えた。では明日の食事はどうする

Wascom Loforte

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定年した夫に残り物の責任を問われた六十一歳の私。メモを出して「食べないと決めた分まで私の無駄にしないで」と伝えた。では明日の食事はどうする

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Wascom Loforte
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夕飯がいらないという電話が来た時には、魚はもう煮えていました。それなのに、定年した夫は残った煮魚を私の無駄だと言うのです。翌日の仕事へ持っていく弁当箱を置き、私は買い物メモを指しました。「食べないと決めた分まで私の無駄にしないで」 私は六十一歳の澄江。市民センターで週四日、午前中の清掃をしています。夫が退職して家で昼を食べる日が増えた一方で、食費と日用品に使うお金は減らしたいと言われました。年金暮らしへの不安は私にもあります。でも、買い物も献立も、予定変更の後始末も、私の工夫だけで済ませていいのでしょうか。 仕事帰りに図書館で本を選びたい。そんな用事さえ、夫の昼食に間に合うよう後回しにしていました。明日は自分の昼を用意してほしいと伝えると、夫は娘に連絡します。娘からも二人分の弁当を詰めれば済むと言われ、私は夫に言われた時より答えに詰まりました。 長年働いてくれた夫への感謝は、本心です。退職後に二人で出かけることも楽しみにしていました。それでも、私の勤務や友人との時間まで減らす話になると、うなずけません。私は友人に、一人で暮らすには月にどれくらいかかるのか尋ねました。 家賃だけ払えば暮らせるわけではありません。保険、通院、更新の費用。まだ自分の年金を受け取っていない私には、働けなくなる怖さもあります。慣れた家を離れる費用と、そこに残って自分の予定を引っ込め続けるつらさ。どちらも簡単には片づけられませんでした。 夫と予定表を共有し、暮らし方を試し直すことにした私。ところが退職祝いの食事で、また私の返事より先に手料理の話が進んでしまいます。皆と同じ時に座って食べたい。その願いを引っ込めずに、私は次に何を選ぶのか。残り物のメモから始まった話を、どうぞ最後まで聞いてください。 #熟年夫婦 #定年後の暮らし #家計 #家事と尊厳