【MV】祓戸姫大神祭文/清めの姫神が全てを祓う
Oneone Shinto Music Japan
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◎祓戸の姫大神(はらえどのひめおおかみ)は、罪や穢れを祓い清める働きを担う神々です。『大祓詞(おおはらえのことば)』では、瀬織津比売神・速開都比売神・気吹戸主神(その慈悲の姿からここでは敢えて女神様としていますが、他にも主神表記の女神様は多数存在しています)・速佐須良比売神が、罪穢れを次々に受け渡し、最終的に祓い去る一連の働きとして語られます。
この姫神たちを単に「悪いものを取り除く神々」と捉えるのではなく、水による浄化、海による受容、風による解放、遠き巡りによる消滅という、自然界の大きな循環を象徴する存在として考えると、それぞれの個性と御神意が見えてくると考えます。
これらの神々の一霊四魂の顕れとして四柱の姫神に加え天照大神をお招きしました。
① 瀬織津比売神(せおりつひめのかみ)流す・洗い清める ☆象徴:清流・急流・浄化
・御神徳: 人や世に積もった罪穢れを、速川の瀬から大海原へ流し去る。 ・性格の象徴的解釈: 清廉、慈愛、決断力、停滞を許さない力。 ・願いとして表現するなら: 人々が過去の過ちや心のわだかまりに囚われず、清らかな本来の姿へ戻ること。
・清らかな流れの女神=急流や滝のそばに立ち、白や淡い水色の衣をまとった女性神として表現すると、その清冽な御神徳が伝わります。優美でありながら、岩をも洗い流す水のように強い意志を持つ御姿です。
② 速開都比売神(はやあきつひめのかみ)受け容れる・呑み込む ☆象徴:大海原・潮流・包容
・御神徳: 海原の潮の集まるところで、流れ着いた罪穢れを呑み込む。 ・性格の象徴的解釈: 包容力、度量の大きさ、動じない強さ。 ・願いとして表現するなら: 人々の抱える重荷を受け容れ、罪穢れをいつまでも人の世に留めず、浄化の次の段階へと送り出すこと。
・大海原の包容する女神=深い藍色の海と渦巻く潮流を背景に、ゆったりとした衣をまとった威厳ある女神として表現できます。すべてを受け容れる広大さと、呑み込むほどの圧倒的な力を併せ持つ御姿です。
③ 気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)吹き放つ・解き放つ ☆象徴:息吹・風・転換
・御神徳: 速開都比売神が呑み込んだ罪穢れを、根の国・底の国へと吹き放つ。 ・願いとして表現するなら: 人々を過去の重荷や停滞から解き放ち、新たな生命の息吹と前進する力を取り戻させること。 ・息吹と風の神=「主」という神名から山の峠や雲の切れ間に立ち、衣や髪が風になびく男性神として想像できますが、あえてここではギリシャ神話のニケのように凛々しく美しい女神として、その御姿を捉えています。
④ 速佐須良比売神(はやさすらひめのかみ)さすらわせる・失わせる ☆象徴:遠き世界・巡り・消滅
・御神徳: 根の国・底の国において、送られてきた罪穢れをさすらわせ、失わせる。 ・性格の象徴的解釈: 執着からの自由、自在さ、静かな徹底性。 ・願いとして表現するなら: 罪穢れがいつまでも人々を縛ることなく、跡を残さず消え去り、新たな始まりが訪れること。 ・遠き世界を巡る女神=霧深い異界の山野や、遠くへ続く道の彼方に佇む女性神として表現できます。罪穢れを抱え込むのではなく、それを人の世界から遠ざけ、最後には失わせる、静かで捉えどころのない御姿です。
⑤そして最後は全てを統べる天照大神の存在がありがたいですね。
◎神道の祓いを人間の生き方に重ねると、それぞれ異なる「清めの知恵」があると考えられます。
① 瀬織津比売神 — 真実を見つめ、清める
水が濁っているのに、濁っていないふりをしても清らかにはなりません。
人間に置き換えれば、自分の過ち、他者への怒り、後悔、生活の乱れなどを認め、必要な修正を始める段階です。
瀬織津比売神の働きは、単なる優しさだけではなく、滞りをそのままにしない清廉さとして読むことができます。
・願いは人々が罪穢れに気づき、清らかな本来の姿へと立ち返ることですね。
② 速開都比売神 — 受け容れて、処理する
海は川から流れ込む水を受け容れます。
人間も、過去の出来事を否認したり、罪悪感だけを抱き続けたりするのではなく、その事実を認め、適切に向き合うことが必要です。
ここで重要なのは、受容は無条件の容認ではないということです。他者を傷つけた行為については責任を果たしつつ、その出来事を際限なく抱え続けないことです。
速開都比売神の働きには、大きく受け容れながら、次の段階へと送り出す包容力を見いだせます。
・願いは重荷が適切に受け止められ、人の世に滞留することなく、浄化の流れへと委ねられることでしょう。
③ 気吹戸主神 — 停滞を破り、解き放つ
風は、淀んだ空気を動かし、景色を一変させます。
人間に置き換えれば、謝罪する、関係を修復する、悪習慣を改める、環境を変える、新しい行動を始めるといった具体的な転換です。
祈るだけではなく、清められた自分にふさわしい行動を起こす。この段階には、変化を実現する実行力という知恵があります。
・願いは停滞や禍事から解き放たれ、人々が新しい生命の働きを取り戻すことではないかなと思います。
④ 速佐須良比売神 — 過去を手放し、再出発する
最後に、罪穢れはさすらい失われます。
これは、過去の過ちをなかったことにするという意味ではありません。責任を果たし、必要な償いや修復を行ったうえで、過去にいつまでも自分を支配させないことです。
速佐須良比売神の働きには、執着を終わらせ、次の巡りへと進む自由を見いだせます。
・願いは過去の罪穢れが消え去り、人々が執着から自由になって、新たな巡りを始めることです。
◎これら姫神たちの願いは、人も国も、罪穢れをいつまでも抱え続けることなく、清め、整え、再び本来の生命の働きを発揮し、天地と共に栄えてゆくことではないでしょうか。
◎このチャンネルは日本の歴史的な祈りの言葉(祝詞・祭文・壽歌・真言・神咒など)をミュージックビデオで紹介しています。
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