【心理学】大人になった子どもに、この7つは言わないでください|言った親は忘れ、子どもは覚えている言葉
ユウリの優しい心理学
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【心理学】大人になった子どもに、この7つは言わないでください|言った親は忘れ、子どもは覚えている言葉
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「次はいつ来るの?」六十代の彼女は、電話の最後にいつもそう聞いていました。ある年の暮れ、娘からの電話はこう終わりました。「お正月は、今年も帰れそうにないの」。何か悪いことを言ったかしら。いくら思い返しても、彼女には心当たりがありません。でも娘の手帳には、母に言われた一言が、何年も前の日付のまま書き留めてありました。
言った人は忘れていて、言われた人は覚えている。親子のあいだでは、こうしたすれ違いがよく起きます。
大人になった子どもに言わないでほしい七つの言葉を、日本と海外の研究・調査をもとにランキングでお話しします。最後に、もう言ってしまったときにできることもお伝えします。
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【目次】
0:00 はじめに
3:24 第7位「次はいつ来るの?」
4:39 第6位「あなたのためを思って言ってるのよ」
6:00 第5位「私たちの頃はね」
7:16 第4位「いい人はいないの?」「老後はどうするの?」
8:34 第3位「どうせ私なんて」
9:50 第2位 子どもの結婚相手についての言葉
11:19 第1位「お兄ちゃんは、ちゃんとしてるのにね」
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【この動画でわかること】
■ まず知っておきたいこと:言った親は忘れ、子どもは覚えている
・アメリカで、関係が途切れてしまった親と子ども900人近くに理由を書いてもらった研究(親546人・子352人、別々の家族)。「理由が分からない」と答えた親は6.1%で、子ども(0.9%)の約7倍。子どもの多くは、はっきりとした理由を挙げていた
・内閣府の国際比較調査(60歳以上)。子どもや孫と「いつも一緒に暮らすのがいい」は1980年の59.4%から2025年は14.0%に。代わりに「ときどき会って食事や会話をするのがいい」が59.6%
・同じ調査で、日本の高齢者が生きがいを感じるときの1位は「子どもや孫など家族との団らん」(53.1%・女性は60.6%)。会う回数は減っても、子どもの存在は大きいまま
・アメリカで三つの世代を調べた研究では、上の世代ほど親子の関係をよいものと感じていた。日本でも、孫の世話を手伝った祖父母は、自分の手助けを子ども夫婦の受け止めより少なく見積もっていた
■ 第7位:「次はいつ来るの?」
・内閣府の2025年の調査で、離れて暮らす子どもと週に1回以上会うか連絡している日本の高齢者は32.5%。アメリカ(59.5%)やスウェーデン(61.4%)の半分ほど。ただし、多くの人は「ときどき会うのがいい」と答えている
・十年あまり前の民間調査(首都圏・親と別居の500人)。親からの連絡が多いと感じる人に負担の理由を聞くと、半数以上(54.7%)が「話すことがない」
・言い換えの例:「来られるときでいいからね。顔を見られたら、うれしい」
■ 第6位:「あなたのためを思って言ってるのよ」
・アメリカの研究。18〜30歳の子ども152人に1週間毎日記録してもらうと、親の助言を「望んでいない」と感じた日は気分が沈みがち。一方で、お母さんの助言そのものは気分が少し上向く日とも結びついていた
・頼まれていない助言が受け入れられにくいのは、内容より「自分で決める自由を奪われそう」と感じるため、という研究がある
・助言の伝え方を比べた実験では、断られたのに言った助言がいちばん受け入れられにくく、「言ってもいい?」と許可を得てからの助言がいちばん好意的に受け止められた(親子ではなく一般の助言場面の実験)
・言い換えの例:「ひとつ思ったことがあるけど、言ってもいい?」
■ 第5位:「私たちの頃はね」
・アメリカで母と大人の子ども2,000組あまりを調べた研究。母と子が疎遠になるかどうかは、子どもの大きな問題行動より、価値観の違いのほうと強く結びついていた
・冒頭の研究で、子どもの側が2番目に多く挙げた理由は「認めてもらえない・支えてもらえない」(子14.8%・親5.7%)
・日本の研究(首都圏の60代813人)。若い世代と接する機会が少ない人ほど、若い人に否定的になりやすい傾向
・言い換えの例:「今は、どんなふうに考えているの?」
■ 第4位:「いい人はいないの?」「老後はどうするの?」
・50代で独身の550人に聞いた民間のネット調査。帰省で言われて傷ついた話題の1位は「結婚」(24.6%)ではなく「自身の老後」(32.9%)
・婚活中の人に聞いた民間の調査では、親や親戚の言動でいちばんしんどかったのは、遠回しの「いい人はいないの?」
・アメリカの研究では、子どもの仕事や人間関係がうまくいっていないと感じる親ほど、心配や失望を強く抱いていた。心配が問いの形になると、子どもには答えを迫られる言葉になる
・言い換えの例:「あなたが元気でいてくれたら、それでいいのよ。困ったときは、いつでも言ってね」
■ 第3位:「どうせ私なんて」
・オランダで平均43歳の子ども2,450人に聞いた研究。5人に1人がお母さんに罪悪感を抱いていて、好きな気持ちと苦しい気持ちが入り混じった関係で強くなる傾向
・ベルギーの若い世代の研究。子どもが離れていくのが不安な親ほど、罪悪感や愛情の出し入れでそばにとどめようとしやすく、それが子どもの自立のつまずきと結びついていた(若い世代の研究で、中年の親子で確かめたものではない)
・言い換えの例:「会えないのは寂しいけど、あなたが元気ならうれしいよ」
■ 第2位:子どもの結婚相手についての言葉
・冒頭の研究で、親の側がいちばん多く挙げた疎遠の理由は「子どもの結婚相手や付き合う人」(親28.6%)。子どもの側でこの理由を挙げた人は親の3分の1ほど(10.2%)。親は「相手の影響で子どもが変わった」、子どもは「親が自分のパートナーを受け入れてくれなかった」と受け止めていた
・日本の調査(1990年・福岡市と大分市の既婚女性428人)。お嫁さんの立場の人の7割が今の関係を変えたいと思っていた一方、義理のお母さんの立場の人ではおよそ半分。同じ関係でも、見えている景色が違う
・言い換えの例:「いい人と一緒になったね。あなたたちのやり方でいいのよ」
■ 第1位:比べる言葉「お兄ちゃんは、ちゃんとしてるのにね」
・アメリカで平均49歳の子ども725人(母は平均78歳)に聞いた研究。きょうだいの中で「母がいちばん失望しているのは自分だ」と感じている人ほど、気分の落ち込みが強い傾向
・同じ研究チームの別の調査では、70歳前後のお母さんの7割が「いちばん気持ちが近い子」を挙げた。子どもの側は、親が思う以上に差をつけられていると感じていた
・子どものころに比べられた記憶は、50歳近くになっても気分の落ち込みと結びついていた
・言い換えの例:「あなたは、あなたのやり方でよくやってるね」
■ よくある疑問
・もう言ってしまった:家族の和解を調べた研究では、関係を取り戻した人たちは、過去にどちらが正しかったかを決着させるより、これからの関係に目を向けていた。謝り方を比べた実験では、いちばん効いたのは「自分の責任だと認めること」で、「許してほしいと頼むこと」はいちばん効き目が小さかった(親子に限らない大人の実験)。言い訳をせず短く伝え、許すかどうかは相手に任せる
・それでは何も言えなくなる:親が子どもを支えること自体は、子どもの暮らしの満足度の高さと結びついていた。大切なのは言葉の量を減らすことではなく、相手が望む形かどうか
・アメリカの全国調査では、お母さんと疎遠になった時期がある人は6%で、その多くはのちに関係が戻っていた。一度離れかけても、それで終わりとは限らない
■ まとめ
・七つは、どれも言った側にとっては愛情や心配から出た言葉。でも言われた側には、責められた、測られた、と聞こえていた
・だから言った人は忘れ、言われた人は覚えている
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【今日やってみてほしいこと】
親の立場の方は、次に子どもと話すとき、問いかけを一つだけ、気持ちの言葉に言い換えてみてください。
子どもの立場の方は、親の言葉の奥にある心配や寂しさを、一度だけ思い浮かべてみてください。
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【相談窓口】
暴力やひどい言葉が続いている関係は、この動画の話とは別です。一人で抱えず、相談してください。
・DV相談ナビ #8008(全国共通・最寄りの相談支援センターにつながります)
・DV相談プラス 0120-279-889(電話は24時間・チャット相談あり)
・よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・暮らしや家族の悩み全般)
https://www.gender.go.jp/policy/no_vi...
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※この動画は心理学の研究や調査をもとにした一般的な情報提供で、医療や法律の助言ではありません。親子の縁を切ることをすすめるものでも、我慢をすすめるものでもありません。
※疎遠の研究の多くは、関係がこじれた人を集めて調べたもので、すべての親子に当てはまるわけではありません。海外の研究も多く含みます。民間の調査はインターネットでの任意回答で、日本全体の割合を示すものではありません。
※順位は、研究の裏づけと、子どもが距離を置く理由への近さをもとにした目安です。
※動画に出てくる母と娘・息子の話は、内容を分かりやすくお伝えするための例えです。
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【参考にした研究・資料】
・Carr et al. (2015) Journal of Family Communication 15(2)
・内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(第10回・2025年度調査)
・Birditt et al. (2012) J Gerontol B 67(5)
・佐々木尚之ほか (2017) 発達心理学研究 28(1)
・ALSOK「親との連絡頻度に関する調査」(2014年)
・Wang et al. (2021) J Gerontol B 76(9)
・Paik (2020) Communication Monographs 87(1)
・Van Swol et al. (2017) Communication Studies 68(4)
・Gilligan et al. (2015) J Marriage Fam 77(4)
・原田謙ほか (2019) 老年社会科学 41(1)
・Goens「50代独身 帰省で傷つく言葉」調査(2025年12月)
・IBJ「GW帰省と婚活に関する調査」(2026年)
・Cichy et al. (2013) J Gerontol B 68(6)
・Kalmijn (2020) J Gerontol B 75(4)
・Kins et al. (2011) Journal of Clinical Psychology 67(7)
・根笈美代子 (1993) 日本家政学会誌 44(9)
・Suitor et al. (2017) J Gerontol B 72(6)
・Pillemer et al. (2010) J Marriage Fam 72(2)
・Peng et al. (2018) J Gerontol B 73(6)
・Pillemer (2020) Fault Lines. Avery
・Lewicki et al. (2016) Negotiation and Conflict Management Research 9(2)
・Fingerman et al. (2012) J Marriage Fam 74(4)
・Reczek et al. (2023) J Marriage Fam 85(2)
#心理学 #親子関係 #人間関係