念写の正体|『リング』のモデルと言われる、明治の千里眼事件
ヨミトキ怪奇録
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念写の正体|『リング』のモデルと言われる、明治の千里眼事件
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ヨミトキ怪奇録
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封をした箱の中の文字を、ひとりの女性が読み当てたとされる。
写真の乾板に、念じただけで文字を写した、という女性もいた。
1910年、明治の終わり。東京帝国大学の心理学者・福来友吉は、熊本の御船千鶴子と、香川県丸亀の長尾郁子の「千里眼」を本気で実験しました。新聞は連日書き立て、乾板に像を写す力は「念写」と名づけられます。
物理学者の鉛の管、9月17日の封をした箱、丸亀で「消えた」乾板、そして念写の文字のまわりに残っていた跡。福来の『透視と念写』と、物理学者側の『千里眼実験録』、当時の新聞から確かめます。
▼チャプター
0:00 オープニング
0:59 第1章 熊本の少女と催眠術
2:00 第2章 帝大の心理学者
2:54 第3章 鉛の管
4:05 第4章 念写の誕生
5:06 第5章 消えた乾板
5:58 第6章 文字のまわりの跡
6:37 第7章 二人の死
7:21 第8章 月の裏側の念写
8:22 第9章 わかっていること
▼この動画について
・確かめられない点は「〜とされる」「〜と伝えられる」として紹介しています。常陸丸の透視や病気を治したという話は、当時そう伝えられた逸話です。
・御船千鶴子の死については、事実だけを短く伝えています。
・小説『リング』の登場人物のモデルだという説は広く知られていますが、作者自身がそう明かした資料は、今回の調査では確認できませんでした。
・鉛の管、乾板、型紙、新聞の見出し、地図、月の図などの場面は、記録をもとにこの動画のために作った再現イメージです。新聞の見出しの文字は当時の東京朝日新聞によりますが、紙面の写真ではありません。
・念写の図版・見取り図・肖像などは、国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)と Wikimedia Commons(パブリックドメイン)の資料です。月の写真は NASA(LRO)とルナ3号の画像です。三田光一の念写の写真(1931年、パブリックドメイン)は、飛騨福来心理学研究所のウェブサイトに掲載のものです。
▼画像の所蔵・出典
国立国会図書館デジタルコレクション(福来友吉『透視と念写』1913年、藤教篤・藤原咲平『千里眼実験録』1911年 ほか)/NASA/GSFC/Arizona State University /Wikimedia Commons(パブリックドメイン)/三田光一の念写:飛騨福来心理学研究所ウェブサイト(https://fukurai.net/nen/)
▼主な参考資料
・福来友吉『透視と念写』(宝文館、1913年)
・藤教篤・藤原咲平『千里眼実験録』(大日本図書、1911年)
・東京朝日新聞(1909年8月14日、1910年9月15日・18日・12月26日、1911年1月11日〜30日)
・中谷宇吉郎「千里眼其の他」(『文藝春秋』1943年5月号)
・国立国会図書館「本の万華鏡 第13回 千里眼事件とその時代」
・寺沢龍『透視も念写も事実である ― 福来友吉と千里眼事件』(草思社、2004年)
・一柳廣孝『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉― 日本近代と心霊学』(講談社、1994年)
▼音声
ナレーション:Gemini TTS(Google)
BGM:オリジナル(楽器音色:GeneralUser GS)
効果音:オリジナル
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