気仙沼にフカヒレ専門店をオープンした男性 食で支える復興と賑わいづくり 宮城・気仙沼市
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気仙沼にフカヒレ専門店をオープンした男性 食で支える復興と賑わいづくり 宮城・気仙沼市
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震災を機に宮城に移住した料理人の男性が今年9月、拠点を気仙沼市に移しフカヒレ料理の専門店をオープンさせました。食の力で復興を支えようと新たな挑戦が始まっています。
気仙沼にオープンしたフカヒレ専門店
フカヒレから生み出される料理の数々。
サメの水揚げ日本一を誇る気仙沼港
港の近くに立つホテル「一景閣」にその店はあります。フカヒレ料理専門店KUROMORI。オーナーシェフを務めるのは、料理人の黒森洋司さん49歳です。オーナーシェフ黒森洋司さん:「東北は中国料理の食材の産地。特に宮城県は有数の観物を作っている場所。そこが被災して、中国料理をやっている人間として何かお手伝いできることはないかという思い」
震災を機に仙台へ 腕を磨き続ける
28歳で有名店の料理長を経験。2011年、震災を機に仙台に移住し、コンクールにも参加するなど腕を磨いてきました。去年、食文化の発展に貢献した人を国が表彰する「料理マスターズ」で県内初の「シルバー賞」にも輝きました。そんな黒森さんは今年9月、仙台から津波被災地・気仙沼に拠点を移しました。気仙沼は中華の代表食材・フカヒレの産地です。
「気仙沼でフカヒレを食べるという流れができるのでは」移転を決意
KUROMORIオーナーシェフ黒森洋司さん:「フカヒレを生産地で食べさせたい。自分が震災がきっかけで宮城にきたこともあり、今の状況ならうちが移転することで気仙沼でフカヒレを食べるという流れができるのでは」フカヒレと一言で言っても背びれや尾びれなど様々な種類があります。サメの希少な部位であることに加え、下ごしらえに時間と高い技術を要することが高級食材と言われる所以です。KUROMORIオーナーシェフ黒森洋司さん:「食べられるようになるまでものすごく時間がかかるので、色々なお店で食べられるわけではないし、どうしても高いお店になるというのはそれなりの経験と技術が必要だから誰でも使える食材ではない」
フカヒレ加工業者の男性も後押しに...
黒森さんが扱うのはもちろん気仙沼産のフカヒレ。市内のフカヒレ加工業者石渡商店から仕入れています。石渡商店も震災の津波で本社工場が被災し従業員にも犠牲が出ました。石渡商店 石渡久師社長:「これは濃縮スープ。震災後に1番最初に工場で作った商品」2012年に工場を再建させると、新商品の開発にも力を入れ、20種類以上の商品を揃えています。石渡商店 石渡久師社長:「震災で一度ダメージを受けて、うちの会社以外も悩みぬいた実感がある。経験した人、企業でないとわからないことをばねに変えて事業を進めている」社長の石渡さんと黒森さんは10年前、食の復興に携わる縁で県の紹介で知り合いました。この出会いが、黒森さんが気仙沼に店を出す後押しとなりました。石渡商店 石渡久師社長:「気仙沼のブランドを世界に届けるという思いが一致しているので、一緒にやろうということでオープンを迎えた。覚悟を感じたので人生かけて応援したいし、町をあげて応援したいし黒森さんを核に気仙沼全体の食のレベルアップができれば」震災発生から来年で15年。ハード面の復興はほぼ完了する中、街の賑わいを維持できるかが今後の大きな課題です。
海外からの観光客も
この日、黒森さんの店にやってきたのはタイからの観光客です。料理つくる見せる目の前で披露される黒森さんの技術に、興味津々な様子。KUROMORIオーナーシェフ黒森洋司さん:「中にはフカヒレとトリュフだけ。綺麗なスープを使いたかったから肉を入れてない」フカヒレを中心としたコース料理が振る舞われました。国内はもちろん、黒森さんの料理を目当てにした海外からの来店にも期待が高まっています。タイからの観光客:「タイにはサメのスープしかない。新しい食感や味を知ることができて素晴らしかった」タイからの観光客:「とても素晴らしかった。フカヒレについて新しい経験に目を開かされた。」KUROMORIオーナーシェフ黒森洋司さん:「世界的にも日本のフカヒレはすごく価値があるという評価もあるので、ここでみなさんにフカヒレを食べていただけて幸せ」KUROMORIオーナーシェフ黒森洋司さん:「本当に宮城を知ってほしいと思う。どこでも食べられる乾物だと思わないでこんな場所で作っているんだということを見てほしい」宮城に移住して14年。黒森さんの挑戦はこれからが本番です。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...