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その首は、どこまで伸びる?見世物小屋で人気を博した妖怪「ろくろ首」の正体

百物語研究所

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その首は、どこまで伸びる?見世物小屋で人気を博した妖怪「ろくろ首」の正体

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0:00 導入 0:49 具体例(抜け首型の初出・名称の成立・見世物興行との関係) 6:12 諸説・背景(起源をめぐる二説・抜け首型から伸び首型への転換をめぐる二説) 8:44 まとめ ろくろ首は首が異常な動きを見せる妖怪ですが、その正体は一つではありません。夜の間に首が胴体から離れて宙を浮遊する「抜け首型」と、首だけが異常に長く伸びる「伸び首型」という、二つの系統が存在します。 抜け首型は近世前期の仮名草子(『曾呂利物語』『諸国百物語』)にすでに記録されていましたが、伸び首型のイメージが大衆化していったのは江戸後期、見世物興行が盛んになった時期でした。なぜ二つの型が生まれ、なぜ伸び首型が広まっていったのでしょうか。 起源をめぐる中国伝来説(飛頭蛮)と国内語源説(轆轤細工の比喩)、そして抜け首型から伸び首型への転換をめぐる図像解釈変化説と見世物興行上の実演制約説を、史料に基づいて両論併記で辿ります。 参考文献 『曾呂利物語』(寛文3年/1663年刊、仮名草子):Wikipedia「ろくろ首」項目経由で確認(「女の妄念迷ひ歩く事」の話型)。一次資料本文は未読。 『諸国百物語』(延宝5年/1677年刊):Wikipedia「ろくろ首」項目経由で確認(「ゑちぜんの国府中ろくろ首の事」)。一次資料本文は未読。 『古今百物語評判』(貞享3年/1686年刊、山岡元隣著・没後に息子元恕が補筆):早稲田大学古典籍総合データベース(wul.waseda.ac.jp)で書誌・原本画像の存在を確認。ろくろ首の名称に関する記述内容は下記香川論文経由で把握。 香川雅信「鬼魅の名は――近世前期における妖怪の名づけ」『日本民俗学』302号、2020年、1〜35頁:CiNii Research・J-STAGEで書誌・要旨を確認(論文本文は未読、要旨レベルの把握)。同氏は著書『妖怪を名づける:鬼魅の名は』(歴史文化ライブラリー607、吉川弘文館)でも同テーマを扱っている(書誌確認のみ)。 鳥山石燕『画図百鬼夜行』(安永5年/1776年刊):国文学研究資料館「国書データベース」で書誌確認。ろくろ首(飛頭蛮表記)収録の事実は複数の解説記事・Wikipedia「画図百鬼夜行」項目経由で確認。石燕自筆の賛文原文は今回未確認(要注意事項参照)。 十返舎一九『怪物輿論』(享和3年/1803年刊):Web検索結果(複数の記事)で書誌情報を確認。巻四のろくろ首説話の存在とラフカディオ・ハーン「ろくろ首」との関係は二次資料経由。一次資料本文は未読。 松浦静山『甲子夜話』(文政4年〜天保12年/1821〜1841年執筆):Wikipedia「甲子夜話」「ろくろ首」項目経由で内容を確認。ろくろ首に関する具体的な話(下女の話、白犬の肝の話)は二次資料経由で、原本には未アクセス。 根岸鎮衛『耳嚢』(天明4年頃〜文化11年/1784年頃〜1814年成立):Web検索結果経由で該当話の存在を確認。原文は岩波文庫版(根岸鎮衛著・長谷川強校注、上巻ほか)で読めるとされるが、今回は未参照。 横山泰子「妖怪と比較文化研究――轆轤首を中心に」講演要旨、国際基督教大学(ICU)社会科学研究所(PDF):URLと存在は確認したが、PDFがバイナリのため全文読解できず、検索結果の要約レベルでの把握に留まる。 前坂英樹「轆轤首考――怪異と女性――」『近畿民俗』162・163号、2001年、6〜7頁:国際日本文化研究センター「怪異・妖怪伝承データベース」で書誌確認のみ。論文本文は未読。 岡市二洲「怪談茨木附近」『郷土研究上方』3巻33号、上方郷土研究会、1933年、34頁:同データベースで書誌確認のみ。論文本文は未読。 「生人形」Wikipedia項目:見世物興行での生人形の歴史、松本喜三郎・安本亀八・泉屋吉兵衛(2代目)に関する記述の確認に利用。本文の直接引用はしていない。 「飛頭蛮」Wikipedia項目:中国側の典拠(『捜神記』『南方異物志』『太平広記』『三才図会』等)の書名確認に利用。各中国古典の原文には未アクセス。 YOKAI.JP「ろくろ首」項目:一次資料・研究書の名前を確認するための地図として利用。本文の直接コピーはしていない。