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なぜ富士山は今も崩れ続けているのか?山頂から伸びる巨大な傷を標高データで追う【大沢崩れ】

地図のタイムマシン

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なぜ富士山は今も崩れ続けているのか?山頂から伸びる巨大な傷を標高データで追う【大沢崩れ】

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富士山の西側には、山頂のすぐ下から長さ約2km、幅最大500m、深さ最大150mの谷が刻まれています。日本最大級の崩れた地形「大沢崩れ」です。この谷は今も毎年10万m³以上の土砂を生み出し、2021年には過去最大の土石流が起きました。なぜ富士山は今も崩れ続けているのか。国土地理院の標高データと、砂防の記録から追います。 ▼目次 00:00 はじめに 01:00 西側の大きな傷 01:59 崩れるしくみ 03:22 崩れた土砂のゆくえ 05:20 土砂を受け止める 06:54 崩れてきた富士山 07:55 まとめ ▼参考文献 [1] 国土交通省 中部地方整備局 富士砂防事務所(2007)「富士山大沢崩れの堆積土砂量調査の結果について」 https://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/db/db-... [2] 中村稜也(2022)「令和3年の富士山大沢における土砂移動について」中部地方整備局 管内技術研究発表会 https://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/2022kann... [3] 森尻理恵・中川充・斎藤眞(2013)「シームレス地質図でたどる幸田文『崩れ』(第4回)」GSJ地質ニュース Vol.2 No.1 https://www.gsj.jp/data/gcn/gsj_cn_vol2.no... [4] 静岡県富士山世界遺産センター(2024)「富士山世界遺産コラム」2024年2月1日《vol.21》 https://mtfuji-whc.jp/wp/wp-content/upload... [5] 光永健男ほか(2026)「大沢扇状地における発生土利活用の検討」令和8年度砂防学会研究発表会概要集 https://www.jsece.or.jp/event/conf/abstrac... [6] 国土交通省 富士砂防事務所「令和8年度 事業概要」 https://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/toriku... [7] 国土地理院「標高タイル(基盤地図情報 数値標高モデル)」 https://maps.gsi.go.jp/development/demtile... (閲覧日:2026-10-21) ▼注釈 ・大沢崩れの大きさ(延長2.1km・最大幅500m・最大深さ150m・面積1km²)は[1]、「長さ約2,000m・年間平均10万m³以上」は[2]によります。毎年の崩れる量を約15万m³とする資料もあります[3][4]。 ・谷の深さ「約140m」は、国土地理院の5mメッシュの標高データで東経138.715度の線(標高約2900m付近)を南北に切って計算した値です(谷底2884m・南の尾根3019m・北の尾根3032m)。断面の図は縦を強調しています。 ・スコリアと溶岩が互い違いに重なり、スコリアが先に流れ出して溶岩が崩れるという説明は、静岡大学防災総合センターの解説を紹介した[3]によります。地層の図は模式図です。 ・「約千年前から活発な崩壊が続き、大沢扇状地ができた」は、富士砂防事務所の資料を紹介した[3]によります。 ・2021年の土石流の量(3月:約41.6万m³、1972年の約30万m³を上回る過去最大/遊砂地に約48.2万m³流入・約39.5万m³堆積/1年で約72.0万m³流出・約25mの侵食)は[2]、遊砂地から掘り出す土砂の年平均約13万m³は[5]によります。 ・国の直轄砂防事業の開始年は資料により昭和43年度[5]・昭和44年度[6]とあるため、「1960年代の終わり」としました。 ・山体崩壊(過去2万年に3回・最も新しいのは約2900年前の御殿場岩屑なだれ)は[4]によります。流れた方向の矢印・扇状地の範囲・年表の間隔は模式です。 ・3Dの地形は高さを2倍に強調しています。大沢崩れの赤い範囲は、標高データから「両側より35m以上低い谷」として自動で描いたおよその範囲です。 ▼データ・地図 ・標高:国土地理院(標高タイル)を加工して作成 ・海の底の地形:NOAA National Centers for Environmental Information, ETOPO1 Global Relief Model ・声:音声合成(Gemini TTS)/BGM・効果音:Mixkit #富士山 #大沢崩れ #地理 #地形 #土石流