無口な常連が、パン屋の娘にこぼした一言。「ミミが、ぴんと立ってるな」その言葉は人から人へ渡り、一年ぶりに父の口を開かせた…
心の向こう側
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無口な常連が、パン屋の娘にこぼした一言。「ミミが、ぴんと立ってるな」その言葉は人から人へ渡り、一年ぶりに父の口を開かせた…
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心の向こう側
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あなたは最近、どんなことを、誰かに話しましたか。
腹の立ったこと。疲れたこと。そういう話も、もちろん大切です。話すことで、軽くなる日もあります。
けれど、うれしかったことは、不思議なほど、話した人の手を離れて、遠くまで歩いていきます。
「今日ね、ちょっといいことがあってさ」
たったそれだけの言葉が、聞いた人の肩を、ふっと軽くする。その人が、また別の誰かに話す。気がつけば、小さなあたたかさが、思いがけない場所まで届いています。
あなたのうれしかったことは、あなた一人のものではありません。誰かの一日を、そっと照らす、小さな灯りになるかもしれません。
今日は、うれしかったことを、ひとつだけ、話してみませんか。
その一言が、誰かの笑顔の、はじまりになりますように。