纏向遺跡、大仙古墳は古韓尺(26.7cm)が基準で造られた!
日本及び東アジアの古代史を科学する
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纏向遺跡、大仙古墳は古韓尺(26.7cm)が基準で造られた!
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日本及び東アジアの古代史を科学する
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日本の古墳築造企画および古代度量衡研究においては、長年にわたり「ひとつの古墳にひとつの尺度論」と揶揄される百家争鳴の混乱状態が続いてきた。従来の尺制度論では、漢尺、魏尺、晋尺、高麗尺(約35.6cm)などを恣意的に当てはめるモデルが乱立し、東アジアの計量史に即した整合的な解釈が得られていなかった。
本研究は、大規模な計測データの定量解析および東アジアの計量史・土地制度(代制・結負制)の再検討に基づき、4世紀から8世紀の朝鮮半島および日本で共用された**古韓尺(1尺 ≒ 26.7cm)**の存在を実証し、古墳築造企画論の収斂を図るものである。
本論の主要な結論および成果は以下の通りである。
古韓尺の定義と単位体系の明解化: 古韓尺は1尺=26.7cmを基本とし、1歩=6尺(1.60m)、1量田歩=3歩(4.80m)、**1里=300歩=100量田歩(480m)**とする長さの単位体系を持つ。これは単なる「物差し」にとどまらず、土地面積単位である「代(束代=1量田歩×1量田歩=23.04 m²)」や「結負制」と密接に連動した完全な計量システムを構成している。
纒向遺跡・初期大型建物群による決定証拠: 2009年に発掘された奈良県纒向遺跡の最古段階の大型建物群(建物A〜D)において、漢尺・魏尺・晋尺は全く検出されず、古韓尺(およびその上位単位である歩・量田歩)との完璧な一致が確認された。これにより、日本の古墳時代草創期において朝鮮半島系の古韓尺が使用されていたことが確証された。
大型前方後円墳の築造モジュールの統一性: 日本最大の仁徳陵(大仙古墳)は墳丘長486m(約1里=480m)であり、主要軸長や後円部段丘の径の差(30歩=10量田歩=48m刻み)に至るまで古韓尺の体系で説明される。また、墳丘長288mを示す5基の大型前方後円墳(渋谷向山、仲ツ山、土師ニサンザイ、作山、箸墓)をはじめ、全国の主要な発掘調査古墳において古韓尺に基づくモジュール(30歩、50歩、60歩等)が系統的に検出された。
終末期石室・巨石構造物・建築群への適用: 終末期古墳の切石凝灰岩石室(高松塚古墳、マルコ山古墳、東明神古墳など)や、兵庫県の「石の宝殿」、大阪市法円坂倉庫群の配置設計においても、古韓尺および量田歩単位での明確な寸法規定が存在する。
統計的検証による客観性の立証: 機械的な判定基準に基づく統計分析の結果、古韓尺を用いた場合の適合度「極めて良好(◎)」の割合は55%に達し、ランダムな確率(31%)を圧倒的に上回る一方、不適合(×)は15%(ランダム確率39%)にとどまった。この定量データは、古韓尺の使用が偶然の産物ではなく、当時の意図的な築造企画に基づいていたことを客観的に立証している。