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なぜ鎧を持つ生き物は少ないのか? カメが甲羅を背負っている理由【ゆっくり解説】

ゆっくり雑学ちゃんねるEX

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なぜ鎧を持つ生き物は少ないのか? カメが甲羅を背負っている理由【ゆっくり解説】

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カメの甲羅は、かみつかれても割れにくい丈夫な鎧です。4億年前の海には、頭から胸までを骨の板で覆った魚や、殻をかぶったアンモナイトがあふれていました。守りがかたいほど、生き残るのに有利に見えます。 しかし今の海を見渡すと、イカやタコの仲間で外に殻を持つのは、1パーセントにも届きません。魚の多くも、薄く軽いウロコになりました。なぜ生き物は、身を守る鎧を手放していったのでしょうか。そして、なぜカメは今も重い甲羅を背負い続けているのでしょうか。 実際に、アラスカの湖に入りこんだトゲウオの仲間では、鎧の少ないタイプが、わずか11年で0パーセントから75パーセントにまで増えました。その一方で、鎧を捨てて賢くなったと考えられているタコもいれば、一度捨てた鎧をもう一度身につけたトカゲもいます。 では、なぜスッポンの甲羅はやわらかいのか。鎧を持つ動物は、なぜ老いにくいのか。そして、カメの甲羅の形から、暮らしぶりの見当がつくのはなぜか。 鎧は、ただの守りではありません。 ■ 主な参考文献 Young, G. C. (2010) Placoderms (armored fish): dominant vertebrates of the Devonian period. Annual Review of Earth and Planetary Sciences 38: 523-550. Vermeij, G. J. (1977) The Mesozoic marine revolution: evidence from snails, predators and grazers. Paleobiology 3(3): 245-258. Bell, M. A., Aguirre, W. E. & Buck, N. J. (2004) Twelve years of contemporary armor evolution in a threespine stickleback population. Evolution 58(4): 814-824. Barrett, R. D. H., Rogers, S. M. & Schluter, D. (2008) Natural selection on a major armor gene in threespine stickleback. Science 322(5899): 255-257. Tanner, A. R. et al. (2017) Molecular clocks indicate turnover and diversification of modern coleoid cephalopods during the Mesozoic Marine Revolution. Proceedings of the Royal Society B 284(1850): 20162818. Amodio, P. et al. (2019) Grow smart and die young: why did cephalopods evolve intelligence? Trends in Ecology & Evolution 34(1): 45-56. Finn, J. K., Tregenza, T. & Norman, M. D. (2009) Defensive tool use in a coconut-carrying octopus. Current Biology 19(23): R1069-R1070. Reinke, B. A. et al. (2022) Diverse aging rates in ectothermic tetrapods provide insights for the evolution of aging and longevity. Science 376(6600): 1459-1466. da Silva, R. et al. (2022) Slow and negligible senescence among testudines challenges evolutionary theories of senescence. Science 376(6600): 1466-1470. Jackson, D. C. (2002) Hibernating without oxygen: physiological adaptations of the painted turtle. The Journal of Physiology 543(3): 731-737. ■ 補足(議論が続いている点) ・タコが賢くなったことと、殻を失って狙われやすくなったことを結びつける考えは、2019年に出された仮説です。 ・トゲウオの鎧が減った理由として、骨を作るぶんのエネルギーを体の成長に回せることが挙げられていますが、これは理由の1つと考えられているもので、ほかの要因も議論されています。 ・鎧や甲羅を持つ動物の老化がゆっくりだという結果は、野生の爬虫類・両生類77種の調査にもとづきます。カメ52種で老化がほとんど見られなかったという結果は動物園や水族館で暮らすカメのもので、野生ではここまではっきりした結果は見られていません。 ・オーストラリアのオオトカゲが骨の鎧を取り戻した理由(開けた乾いた土地での身の守り、体の水分の保持など)は、まだ確かめられていない説です。 ・北アメリカのホタテで、泳いで逃げるタイプが残った決め手を海の食べ物の減少とする点は、研究者の解釈です。 #ゆっくり解説 #動物 #生物 #進化 #古生物 #カメ #甲羅 #タコ #アンモナイト #スッポン #雑学 ※この動画は東方Projectの二次創作です。