I'm Going Away to Wear You Off My Mind - 1923 April 5 - Louis Armstrong
Masaichi Higuchi
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I'm Going Away to Wear You Off My Mind - 1923 April 5 - Louis Armstrong
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Masaichi Higuchi
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LOUIS ARMSTRONG Collections No.2
I'm Going Away to Wear You Off My Mind
KING OLIVER’S CREOLE JAZZ BAND
Joe "King" Oliver (cnt), Louis Armstrong (cnt), Honoré Dutrey (tb), Johnny Dodds (cl), Lil Hardin (p), Bill Johnson (bj), Baby Dodds (d).
Gennett Recording Session - Richmond, Indiana, U.S.A.
April 5, 1923
Matrix No. : Gennett 11386
Photo Record No. : Brunswick 02201-B
Original Issue : Gennett 5134-B
I'm Going Away to Wear You Off My Mind
「君のことを忘れるために、僕は遠くへ行く」という意味になります。この曲名は、愛していた人を突然忘れるのではなく、距離を置き、時間をかけて心の中からその人への思いを消していこうとする気持ちを表しています。
ストーリー
失恋と旅立ちを題材にしたブルース
この曲は、愛する人との関係が終わり、その思い出から逃れるために旅立とうとする人物の心情を題材としています。恋人との思い出が残る場所にいる限り、相手のことを忘れられません。そこで、遠くへ行くことで気持ちを整理し、新しい生活を始めようとするのです。曲名には寂しさがありますが、演奏は複数の管楽器が生き生きと絡み合い、前向きなエネルギーを感じさせます。
スタイル
New Orleans Jazz / Early Traditional Jazz
この曲は、1920年代初頭のニューオーリンズ・ジャズを代表する演奏様式で録音されています。
最大の特徴は、複数の楽器が同時に異なる旋律を演奏する「集団即興演奏」です。
ニューオーリンズ・ジャズでは、コルネット、クラリネット、トロンボーンが、それぞれ独立した旋律を同時に演奏します。コルネットは曲の中心となる旋律を示し、クラリネットは高い音域で細かい装飾を加え、トロンボーンは低い音域で力強い動きを作ります。これらの旋律が重なり合うことで、一つの楽器だけでは表現できない、豊かで立体的な音楽が生まれます。
ピアノとバンジョーが和音とリズムを支え、ドラムが演奏全体に躍動感を与えています。
演奏の背景
King Oliver と若き Louis Armstrong
1920年代初頭、アメリカのシカゴはジャズの発展において非常に重要な都市でした。
Armstrong は1922年にニューオーリンズからシカゴへ移り、Oliver の楽団に参加しました。
Armstrong は、後年のように世界的な名声を得た独奏家ではありませんでした。しかし、すでに優れた演奏技術を持ち、Oliver の音楽を学びながら自分自身の表現を発展させていました。
1923年4月、King Oliver's Creole Jazz Band はインディアナ州リッチモンドの Gennett 録音施設で商業録音を行いました。当時は電気マイクによる録音が普及する以前で、録音ホーンを使って音を集めるアコースティック録音の時代でした。
聴きどころ
2本のコルネットと集団即興の魅力
聴きどころは、Joe Oliver と Louis Armstrong の2本のコルネットが、他の管楽器とともに作り上げる集団演奏です。Oliver は楽団のリーダーとして、旋律の中心を支える役割を果たしています。一方、Armstrong はもう一人のコルネット奏者として、Oliver の演奏に音を重ね、音楽に厚みを加えています。後年の Armstrong は、長い即興ソロを演奏する革新的なジャズ奏者として知られるようになります。
Johnny Dodds のクラリネット
クラリネットは高い音域で自由に動き、コルネットの旋律に対して、まるで会話を交わすように応答します。その音色には、ブルース特有の哀愁と、ニューオーリンズ・ジャズらしい生き生きとした表情があります。
Honoré Dutrey のトロンボーン
低い音域で旋律を支えながら、音を滑らせるような独特の動きを加えています。