【物語】母に「つらかった」と伝えたら、泣いたのは母のほうだった…|毒親|アダルトチルドレン
ほんとの心理学
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【物語】母に「つらかった」と伝えたら、泣いたのは母のほうだった…|毒親|アダルトチルドレン
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30年かけて準備した言葉でした。「お母さん。私、子どもの頃、すごくつらかった」――やっと言えた。そう思った瞬間、泣きだしたのは母のほうでした。「ひどい。私がそんなに悪い母親だったっていうの」。気がつくと私は、母の背中をさすりながら「ごめんね。言い方が悪かった」と言っていました。謝らせたかったのは、私のほうだったのに。この物語は、親の謝罪を待ちつづけた一人の女性が、待つのをやめるまでの記録です。毒親、アダルトチルドレン、親との関係に苦しむすべての人へ。
「お母さん。私、子どもの頃、すごくつらかった」
30年、準備してきた言葉でした。
でも、泣きだしたのは母のほうでした。
そして最後に謝っていたのは、私でした。
私の中には、ずっと終わっていない部屋があります。
その部屋では、十歳の私が母に何かを言おうとしている。
うまく言えない。母は聞いていない。
その場面を、私は30年間、頭の中で再生しつづけてきました。
「謝ってもらえたら、私は楽になれる」
ずっと、そう信じていました。
▼ この物語で描かれること
・なぜ、傷つけた側は謝れないことがあるのか
・子どもには一生の傷でも、親にはただの一日だったということ
・母が泣いた瞬間に起きる「立場の逆転」
・謝罪を待つことは、回復の鍵を相手に預けたままにすること
・「自分自身の証人になる」という選択
親からの「ごめんね」は、来ないかもしれません。
でも、それはあなたの傷が本物ではなかったという意味ではありません。
謝ってもらえないことと、あなたが傷ついたことは、別のことです。
「あれは、つらかった」
「私は、悪くなかった」
その言葉に、誰の許可もいりません。
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🎧 「ほんとの心理学」では、親子・家族・心の「ほんとうの物語」をお届けしています。
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※この物語は、心理学の一般的な知見をもとにしたフィクションであり、特定の個人を描いたものではありません。また、専門的な診断・治療に代わるものではありません。もし、親との関係があまりにつらく、心が限界に近いと感じる場合は、ひとりで抱え込まず、専門のカウンセラーや相談窓口に話してみることも、どうか考えてみてください。
📌 章立て(目次)
00:00 30年、準備してきた言葉
00:14 泣きだしたのは、母のほうだった
00:31 なぜか、私が謝っていた
01:07 私の中の、終わっていない部屋
01:40 台所で言われた、あの一言
01:58 何事もなかった、翌朝
02:41 「あんたにも原因があるんじゃないの」
03:25 走ってきた母の、肩で息をする姿
04:20 41歳、ついに口にした日
04:53 布団の中で、声を殺して泣いた
05:04 中村先生との面談
06:55 母の涙は、何を守っていたのか
08:04 「今、何か言いかけましたね」
09:00 母は、あの言葉を覚えていない
09:36 母の事情と、私の傷は、分けていい
10:38 回復の鍵を、母に預けたままだった
11:02 「あなた自身の証人になること」
11:44 出さない手紙を書いた夜
12:54 それでも、すぐには楽にならなかった
14:31 理解することと、許すことは別
14:49 「あんた、最近落ち着いたわね」
15:26 扉は、内側から開くようになった
16:00 昔の私と同じ、あなたへ