なぜカセットテープはどの機械にもはまったのか【ゆっくり解説】
手でさわったデジタル史
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なぜカセットテープはどの機械にもはまったのか【ゆっくり解説】
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手でさわったデジタル史
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#カセットテープ #ゆっくり解説 #昭和レトロ
どの会社のラジカセに、どの会社のカセットテープを入れても、必ずカチッとはまった。あれが当たり前ではなかったと知っていますか。
カセットテープ(コンパクトカセット)は1963年、オランダのフィリップスがベルリンの見本市で発表した「しゃべり声のメモ用」の小箱でした。テープ幅3.81ミリ、速さは秒速4.76センチ。音を書きこむ面積が狭く、当時は音楽用として満足のいくものではないとされていました。
フィリップスは当初、1個当たり25円のロイヤリティ(通行料)を日本各社に提示していました。ところがソニーがかたくなに拒み、フィリップスは無料という線まで折れ、独占禁止法や信頼性の観点から1社限定にもできず、1965年に全世界のメーカーへ基本特許を無償公開します。条件はただひとつ、「厳密に規格を守り互換性を厳守する」こと。形をタダで配り、形を変えることを禁じたから、世界中の機械とテープが全部はまったのです(出典は国立科学博物館の技術の系統化調査報告)。
規格が凍結されたため、日本のメーカーは磁石の粉(磁性体)で勝負するしかなく、1968年のTDK「SD」を口火に、メモ用の箱は音楽の箱に化けました。ツメを折る、鉛筆で巻く、A面B面をひっくり返す。あなたの指が覚えている感触は、1965年の契約の上にあった世界共通の動作です。カセットは最終的に、世界で1,000億本以上売れました。
ツメを折って守った録音があった方、テープを食べられた思い出のある方は、コメントで教えてください。
▼目次
00:08 押し入れの靴箱いっぱいのカセットテープ
01:37 正式名コンパクトカセット「小さな小箱」
02:19 オープンリールの糸掛け
03:20 1963年ベルリン、オランダのフィリップス
04:15 上着のポケットに入る木のブロック
05:04 音楽のためではなかった
06:12 対抗馬はDCインターナショナル
07:11 例え話 — 単3乾電池
08:18 通行料は1個25円
09:14 ソニーが値切り倒した
10:18 1965年、全世界にタダで開放
11:29 タダの条件 — 規格と互換性の厳守
12:37 なぜタダが最強なのか
13:34 1965年5月、三越百貨店で27,000円
14:38 1966年、日本勢が一斉に参入
15:56 音の悪さと、変えられない規格
17:00 1968年「SD」で音楽用に化けた
18:18 ラジカセ、エアチェック、生録ブーム
19:19 指の記憶① ツメを折る
20:27 指の記憶② 鉛筆で巻く
21:34 指の記憶③ A面とB面
22:42 60分と90分、薄さとの戦い
23:48 世界で1,000億本
24:55 カセットに挑んで敗れた規格たち
26:15 いまも売っている — マクセルUR
27:07 なぜ、どの機械にもはまったのか
このチャンネルでは、かつて自分の手で触った機械の「なぜ」を技術の裏側から解説しています。
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音声: VOICEVOX(ずんだもん / 四国めたん)
BGM:「2:23 AM」/ しゃろう(DOVA-SYNDROME)
立ち絵: こぎの式ずんだもん立ち絵ver2 / 大淀久明・四国めたん立ち絵素材(ガイドライン準拠のフリー素材)
図解は当チャンネルで作成。実物写真はPD/CC0のみ。東方Projectの素材は不使用。
#コンパクトカセット #フィリップス #レトロ家電 #ラジカセ #ずんだもん