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台風25号で冠水被害…1週間後も水位上昇 被災者「生き地獄」 復旧手つかずの場所も【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年9月28日)

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台風25号で冠水被害…1週間後も水位上昇 被災者「生き地獄」 復旧手つかずの場所も【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年9月28日)

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 非常に強い勢力の台風26号が本州に接近する恐れがあります。一方、台風25号で被害を受けた千葉県では1週間経ちましたが、今も水かさが増して冠水被害が広がっている地域があります。 ■住宅浸水「生き地獄」  台風25号による大雨から約1週間。いまだに冠水被害が拡大している地域があります。 酒々井町馬橋地区 大塚前自治会長 「憔悴(しょうすい)なんてもんじゃないですよ。だってここに家を建てて、そこに愛着を持っているものがなくなってしまうわけですから」  千葉県にある南酒々井駅から数分の住宅地。自治会によると、25軒の半数ほどが今も浸水したままだといいます。  自然が好きでこの地に移り住んだばかりという男性。 浸水地域の住民 「(引っ越してきて)9カ月目なんですよ」 「(Q.ここを買われた?)そうです。気持ち的には生き地獄ですよ。ジワリジワリ(水が)上がっていく姿、怖さを覚えています」  ポンプ車による排水が続いていますが、男性によると、浸水エリアが日ごとに広がっているといいます。  台風通過の翌日、22日夜に撮影された写真を見ると、奥の森から約25メートルの範囲で、道路が冠水しています。それが、23日朝になると、さらに伸びて奥の森から35メートルほどに…。その数時間後の昼間に撮られた写真では、水位が一気に上昇したのが確認できます。  さらに26日は…。 浸水地域の住民 「今、玄関付近がこの状態。土のうが、きのうは全然見えていたんですよ」  横の空き地から板を渡し、橋のようにして玄関に出入りする生活です。 浸水地域の住民 「今、2階に住んでいます。雨が降ってくれば、床上(浸水)になる可能性が高い。切なる願いは何か来てくれる。行政機関とか自衛隊とか、一度でいいから来てほしい。これを見て(街を)見直ししてほしいなと」 ■水位上昇で不安の日々  別の住民は、夜に雨音がすると眠れず、何度も水位を確認するといいます。 浸水地域の住民 「そっち、濃い色をした(のが私の家)」 「(Q.日々水が上がっているというが?)恐怖ですよ。元々あの車も水没していなかった時から、増え続けているので、怖いですね」  この男性のスマートフォンにも、徐々に水かさが増していく状況が記録されていました。28日午前7時に撮影された映像では…。 浸水地域の住民 「水位は昨夜から上昇しました」  「いつかは自分の家もつかるのではないか」。そうした不安な日々が続いています。 ■盛り土崩落 排水路ふさぐ  台風による大雨から1週間経った今も、なぜ水かさが増しているのでしょうか。  住民に案内してもらったのは、住宅地の裏手です。一見、大きな池のように見えますが…。 大塚前自治会長 「土砂の崩落によって埋まってしまっているので、ダム化している。ここに大きな池ができあがった」  本来ここは池ではなく、広大な空き地です。  国土地理院の地図で確認すると、この空き地には排水路が設置されていて、住宅地にたまった雨水は、この排水路を通り、その先の高崎川へ流れる仕組みになっています。  ところが、今回の台風25号で、空き地の周囲にある盛り土が崩落、排水路がふさがってしまったといいます。 大塚前自治会長 「3カ所かな。崩れているのが。1カ所は左側、正面、あれはあんきょ管の上ですね」  本来、高崎川へ流れるはずだった水は行き場を失い、空き地にたまり続けています。さらに山から流れ込む水や、その後も降り続いた雨がせき止められたことで住宅街に流入。水位が日ごとに上昇して浸水エリアが広がっているといいます。  町によると、この崩落した盛り土は、約25年前からさまざまな民間業者によって過剰に投棄されたもので、町はその撤去作業に着手した矢先の出来事だったといいます。  なぜ早めに手を打てなかったのか。長年、この問題を訴えてきた町議会議員は……。 酒々井町 齊藤博町議会議員 「(盛り土をした)業者なりに負担させる、というような方式でも、まずはそういうの(盛り土)を取り除くと私は言った。その辺は進展しなかった。今やっている。その線(盛り土解消)でまわっているんですけど」 「(Q.間に合わなかった?)残念でならない」 ■土砂崩れ、倒木相次ぐ  千葉に色濃く残る、台風25号の爪痕。中でも土砂崩れは広い範囲に及んでいて、いまだ手つかずの場所も。  房総半島のほぼ中央に位置する千葉県長柄町では、土砂や倒木などが残っていて、車では通れない道を徒歩で進んでいくと、押し流されたのか、泥にまみれた2台の車が止まっていました。  別の道では土砂崩れで道が寸断されています。長柄町は至る所で土砂崩れが起きています。  長柄町によると、「撤去作業が追いつかず、復旧の見通しは立っていない」といいます。  取材を続けていると、土砂で動けなくなった車に、人の姿が。 「(Q.この車は?)この車は私の友人の車。あと0.1秒遅れたら死んでいたと思う」  車の持ち主は友人で、レッカーを頼まれたといいますが…。 友人にレッカーを頼まれた男性 「自分たちで掘っても、これは車は移動できないですよね」 「(Q.友人は逃げ出せた?)その窓から出て逃げ出したそうです」 「『これ(ガードレール)にぶつかったって、すごい勢いでぶつかって助かった』って」  実際にこの車を運転していた友人に電話をつないでもらうと、後ろにもう1台、車が走っていたことが分かりました。 土砂崩れに巻き込まれた男性 「バックミラーを見たら、後ろにライトが見えたんで、車が1台あるかなと思いました。その時に“なだれ”(土砂崩れ)が起こった。雷みたいにゴーンゴーンという感じで。(後ろの)車に土砂があたって」  後ろを走っていた車は土砂に巻き込まれた恐れがあり、25日時点では、運転していたとみられる70代男性の捜索活動が続けられていました。 ■病院に大量土砂「復旧半年」  土砂の片付けが長期化する恐れのある病院も。  斜面を覆うようにかぶせられたブルーシート。成田市の病院では、この日も土砂の撤去作業に追われていました。  土砂が直撃した壁は室内側へ大きくゆがみ、その向かいの壁にも泥が飛び散っています。 医療法人鳳生会成田病院 小林伸樹事務局長 「ここは事務室。保険請求する部署の部屋だった。傾斜地からの泥が流れ込んで、(泥を)一回全部すくい出して、またそこから流れ込んじゃった状況」  台風25号が接近した21日午後8時20分ごろ、突然、土砂とともに雨水が流れ込んできたといいます。 小林事務局長 「ガラスが割れるようなバキバキ、ドカドカドカみたいな衝撃音。聞いたことのない音だった。(土砂崩れを)初めて見た時はちょっと衝撃的でした」  窓だった場所には、土砂や雨水の流入を防ぐためビニールシートを張りましたが、今なお室内へ流れ込んでいます。  幸い、入院患者や職員にけがはありませんでした。一時休止していた外来診療なども、26日から通常通り行っています。  しかし、土砂の撤去には相当な時間がかかるといいます。 小林事務局長 「業者の方が半年ぐらいで復旧できればと。今は水はこんな状況ですけど、あしたからまた雨が降る予定」 「(Q.気持ちは?)しんどいですけどね」 ■長引く停電  台風25号が去った後、長期化している問題の1つが停電です。  千葉県では、約4010軒で停電が続いていて、今なお復旧のめどは立っていません。  週末、復旧作業が行われたのは、県道172号につながる山道。道中には、倒れた木がもたれかかっている電線や、たるんでガードレールまで落ちてしまったケーブルなど、複数の被害が発生していました。  復旧作業は、県道側から開始。損傷箇所を補修し、電線にかかっている枝や葉を切っていきます。  続いて、奥へ進んでの作業かと思われましたが…。 作業員 「工事業者様は、きょうのところはここら辺で終了ということで。ありがとうございました」  この日午前の作業は、入り口付近のみで終了。奥には多くの被害が残ったままですが…。 作業員 「えぐれちゃっているから、ここまでスカスカなわけですよ。ここを高所作業車が乗ったら落ちちゃうから、生活している方の道が寸断されちゃう」  道路が大きく削られたことで、作業車の立ち入りができない状態に。 作業員 「復電はもうちょっとかかっちゃうかなというところ」 ■台風26号に不安  作業現場から30分ほど歩いたところで、20年暮らしている荒井さん。電気がない状態が続き、生活は困難を極めています。 荒井さん 「かなり暗いと思います」 「(Q.正直、足元も)足元がちょっと見えないぐらい。今ね、(午前)11時で、このぐらいの暗さなんですよ」 「今100時間停電になってから超えちゃっているんで、もう本当にほとんどのものがだいたい溶けてきて、食材によってはもう3分の1ぐらいを廃棄することになるかと」  木工作家として生計を立てている荒井さんですが、仕事にも支障が……。 荒井さん 「作業をしたいんですけど、電気がないと電動工具が使えないし、作業場が暗いんで手元が危ないんで」  日中は庭の手入れなどをして過ごしているそうですが、この日はあいにくの雨模様。家の中で使うポータブル電源を充電しながら、車内で過ごしていました。 荒井さん 「本当はきょう(電気が)復旧するはずだと思って、(充電は)いらないとは思っていたんですけどもね」  荒井さんによると、その後、午後に作業が再開され、27日午後5時半ごろ、ようやく電気が復旧。ただ、次の台風26号にも気をもんでいます。 荒井さん 「(台風26号が)直撃したらまた(電線が)切れますよ。もう本当にエンドレス」 (2026年9月28日放送分より) [テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp