直径16mの鉄の塊がなぜ地下で曲がれる?シールドマシン「4つの仕掛け」
ふしぎなしくみ図鑑
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直径16mの鉄の塊がなぜ地下で曲がれる?シールドマシン「4つの仕掛け」
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シリーズ「東京の地下をつくる人たち」第14回。シーズン4「深い地面を掘る技術」の第1回は、シールドマシンです。
東京のビルや地下鉄のさらに深い場所を掘り進む、直径16メートル(5階建てのビルに匹敵)の巨大な鉄の円筒「シールドマシン」。まっすぐ進むだけでなく、硬い鋼鉄の筒でありながら、地下でビルの基礎や古い杭を避け、なめらかにカーブを曲がっていきます。
19世紀のイギリスでフナクイムシをヒントに生まれ、日本では1939年の関門鉄道トンネルで本格導入されたシールド工法は、いまや都市の地下トンネルに欠かせない技術へと進化しました。
泥土圧式シールドでは、削った土に泡やポリマーを混ぜて「マヨネーズ状の泥」に変え、チャンバー内の泥圧で正面の土圧・水圧をピタリと押し返します。車輪もキャタピラも持たず、後ろで組み上げたばかりのコンクリートの壁(セグメント)を数十本の油圧ジャッキで蹴って、尺取り虫のように約1.5mずつ前進し、外径16.1mのマシンと外径15.8mのセグメントの間にできる約15cmの隙間(テールボイド)へ即時にモルタルを注入して地盤沈下を防ぎます。
そして、硬い鉄の筒が地下でカーブを曲がるための4つの仕掛け——①外側のジャッキを強く伸ばす「片押し」、②胴体を前後に分けて関節のように折る「中折れ機構」(大江戸線の半径100mや洞道の半径30mにも対応)、③外周から飛び出して内側を数センチ広く削る「コピーカッター(余掘り)」、④台形の輪「テーパーセグメント」——と、ジャイロコンパス・自動追尾レーザー測量による数センチ単位の誘導技術を3DCG断面で解説します。
※3DCGの映像はイメージで、実際の機械・施設とは形や細部が異なります。実際の写真はWikimedia Commonsのライセンス写真です。
出典:国土交通省、NEXCO東日本、首都高速道路、東京都交通局、日本建設業連合会(JCCA)、日本トンネル技術協会、鹿島建設、大林組、JIMテクノロジー
写真(Wikimedia Commons):鉄道省(Public domain)、Souka Kinmei(CC0)、TRJN(CC BY-SA 3.0)、Ken OHYAMA(CC BY-SA 3.0)、むじんくん(CC BY-SA 4.0)、KyotenP.KUN(CC BY-SA 4.0)
音声:VOICEVOX:青山龍星
音楽:Google Flow Music(AI生成)
#シールドマシン #トンネル工事 #東京の地下 #インフラ #3DCG