同じIQなのに、なぜ「自信を失う人」と「人を見下す人」に分かれるのか【ビッグフィッシュ効果の闇】
人間解像度 │ 人の反応には、裏がある
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同じIQなのに、なぜ「自信を失う人」と「人を見下す人」に分かれるのか【ビッグフィッシュ効果の闇】
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人間解像度 │ 人の反応には、裏がある
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同じIQでも、自信を失う人、気にしない人、人を見下す人がいます。
同じ数字を持っているのに、なぜ見えている世界と反応は真逆になるのでしょうか。
【今回の裏:位置】
同じ数字でも、誰と比べ、どこに置かれるかによって、
その数字が生む自信や劣等感は変わります。
IQは、人を上から下へ並べられる。
けれど、抱えている生きづらさに、上も下もない。
この動画では、社会比較・所属集団・自己評価に関する社会心理学の研究をもとに、その仕組みを、3つの層から読み解きます。
途中では、「同じIQなら、同じ世界が見えている」「頭がいい人ほど、自信がある」という、二つの思い込みも確かめています。
▼この動画で扱うこと
・同じIQでも自信が変わる理由
・周囲の人が自分の見え方を変える仕組み
・数字を優越感や劣等感に変える「位置」の影響
冒頭に登場した3人のうち、あなたは誰に近いと感じましたか。
よければコメントで教えてください。
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▼チャプター
0:00 同じIQの三人
1:24 レベル1 同じ数字でも、周りで見え方が変わる
5:33 レベル2 小さな池の一番上は、降りられない場所
8:47 レベル3 物差しは、人から人へ手渡される
13:49 違う生きづらさ
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▼前回の動画(位置の裏・前編)
なぜ人は「自分のIQ」を確かめずにはいられないのか|数字がくれる安心の正体
• IQというラベルの正体|数字を使って自分の「居場所」を探す心理学
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「人間解像度」は、理解しづらい人の反応を、心理学・社会心理学・愛着・歴史などを手がかりに、3つの層からほどくチャンネルです。
誰かを責めるためではなく、
反応の裏にある事情を見つけるために。
▼参考文献・研究
[1] IQの分布(平均100・標準偏差15)
主な知能検査の標準化に基づく一般的な値。130は上位およそ2%にあたる。
[2] Davis, J. A. (1966). The campus as a frog pond: An application of the theory of relative deprivation to career decisions of college men. American Journal of Sociology, 72(1), 17–31.
同じくらいの力の学生でも、競争の激しい大学にいるほど、自分の力を低く見積もり、挑戦する職業を選ばなくなっていた。
[3] Marsh, H. W., & Hau, K.-T. (2003). Big-Fish–Little-Pond effect on academic self-concept: A cross-cultural (26-country) test of the negative effects of academically selective schools. American Psychologist, 58(5), 364–376.
26か国・15歳約10万人。周りの成績が高い学校ほど、自分の学力を低く感じていた。26か国すべてで同じ向き。
[4] Seaton, M., Marsh, H. W., & Craven, R. G. (2009). Earning its place as a pan-human theory: Universality of the big-fish-little-pond effect across 41 culturally and economically diverse countries. Journal of Educational Psychology, 101(2), 403–419.
Seaton, M., Marsh, H. W., & Craven, R. G. (2010). Big-fish-little-pond effect: Generalizability and moderation—Two sides of the same coin. American Educational Research Journal, 47(2), 390–433.
41か国(PISA2003)、約26万人の調査でも同じ結果。
[5] Fang, J., et al. (2018). The big-fish-little-pond effect on academic self-concept: A meta-analysis. Frontiers in Psychology, 9, 1569.
33研究・約128万人のまとめ。効果は高校生とアジアで強めに出やすい。
[6] Huguet, P., Dumas, F., Marsh, H., et al. (2009). Clarifying the role of social comparison in the big-fish-little-pond effect (BFLPE): An integrative study. Journal of Personality and Social Psychology, 97(1), 156–170.
本人がクラスの中で「自分はこのあたり」と感じている位置を考えに入れると、この効果は消えた。
[7] Alicke, M. D., Zell, E., & Bloom, D. L. (2010). Mere categorization and the frog-pond effect. Psychological Science, 21(2), 174–177.
同じ成績でも、「優れた組の最下位」と言われた人は、「普通の組の一番」と言われた人より、自分を低く評価した。
Zell, E., & Alicke, M. D. (2009). Contextual neglect, self-evaluation, and the frog-pond effect. Journal of Personality and Social Psychology.
人は、全体の順位より、身近な少人数の中での順位で自分を評価しやすい。
[8] Wills, T. A. (1981). Downward comparison principles in social psychology. Psychological Bulletin, 90(2), 245–271.
立場が脅かされたとき、人は自分より下に見える相手と比べて気持ちを立て直す、という説。いつも下と比べるとは限らないという反論もある(Gibbons ほか, 2002)。
[9] Festinger, L. (1950). Informal social communication. Psychological Review, 57(5), 271–282.
集団の中には、考え方をそろえようとする力が働く。
[10] Schachter, S. (1951). Deviation, rejection, and communication. Journal of Abnormal and Social Psychology, 46, 190–207.
一人だけ違う意見の人に、周りはまず話しかけて引き戻そうとし、それでも変わらないと外すようになった。
[11] Antonakis, J., House, R. J., & Simonton, D. K. (2017). Can super smart leaders suffer from too much of a good thing? The curvilinear effect of intelligence on perceived leadership behavior. Journal of Applied Psychology, 102(7), 1003–1021.
前回の動画で紹介した研究。IQが高いほど、上司として評価されるわけではなかった。
[12] Strenze, T. (2007). Intelligence and socioeconomic success: A meta-analytic review of longitudinal research. Intelligence, 35(5), 401–426.
知能と収入の関係は、学歴や職業との関係より弱い(相関0.23前後)。
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※本動画は、研究や資料を手がかりに、IQという数字への反応を考察するものです。「池」「物差し」は仕組みを説明するための比喩として、「二つの単位」はこの動画での表現としての考え方として用いています。IQ検査やIQ診断を否定するものではありません。
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#社会心理学 #IQ #心理学